「ご注進に及ぶ」の正しい意味って?
「同期の山本くん、とうとうご注進に及んだらしいよ!」と同僚から話しかけられたら、山本くんが何をしたのか意味はわかる?
「ご注進に及ぶ」はビジネス会話でも使われるだけに、この機会に正しい意味を知っておきたい!
【問題】
「ご注進に及ぶ」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.上司に報告
2.部下に忠告
正解は?
1.上司に報告
事件の経緯などを、目上の人に報告することを表現する言葉です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では90%が正解していました(2018年9月30日現在)。
ちゅう‐しん【注進】
《「注」は、しるす意》事件を書き記して上申すること。転じて、事件を急いで目上の人に報告すること。
※ ※
もともとは中世の言葉で、事件の経緯などを文書にして報告することをいいました。現代では、「告げ口する」というニュアンスで用いられることもあります。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ