奥井麻矢さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、LINE ゲーム事業本部 副事業本部長・奥井麻矢さん。
日本人の2人に1人は使っているという、みなさんお馴染みのコミュニケーションアプリLINE。
奥井さんは、そのLINEが展開するサービスの一つ、LINEゲームの副事業本部長として、「LINE ポコパン」や「LINE:ディズニー ツムツム」など、数々のヒットゲームを世に送り出してきた女性。
■実は、ゲームをほとんどやったことがない素人だった…
学生時代から生徒会長、部活のキャプテンと、リーダーを引き受けることが多かった奥井さん。何をやっても器用にこなす万能タイプでした。
しかし、「何でもできるのではなく、何か特別にできるものはない」と感じていたそう。
大学生になっても好きなことは見つからず、卒業後は広告代理店に入社し、営業職を2年経験。
その後、LINEに転職。ゲーム初心者の意見がほしいとLINEゲームの立ち上げに誘われ、それまでまったく興味のなかったゲームの業界へ飛び込むことに。
本人曰く「ゲームは苦手」。ですが、現在では数々のゲームのプロデューサー業もこなしつつ、100人以上の部下を牽引しています。
奥井麻矢さんの「7つのルール」
さて、そんな奥井さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.ゲームは課金しない
奥井さんには、ゲームをする際に決めていることが。それは、課金しないこと。どんどん課金していくより娯楽として遊ぶ人が多いというLINEゲーム。そのユーザーと同じ目線でいるためにゲームは課金しないのがポリシー。
■2.会議が終わる10分前に要点をまとめる
朝から夜までスケジュールが会議で埋まっている奥井さん。なんと1日に10件もこなすことも。そんな奥井さんならではのルールが、会議終了10分前に要点をまとめ共有化すること。これが、会議をうまく回すためのコツ。
■3.興味がないこともやる
LINEゲームの立ち上げに誘われたときも魅力的と感じて入ったわけではないという奥井さん。「好きなものを選ぶ」というのは裏を返せば「好きなもの以外を排除して生きる」というように思え、その「排除」をしないように、興味がないことでもやってみることに。
■4.家事はリーダー制
同じ会社で働く夫と2人で暮らす奥井さんの家事のルールは、各家事のパートでリーダー制をとること。それぞれが同じ量の家事を分担し、責任を持ってやるのが奥井さん流。
■5.服は店員さんに選んでもらう
奥井さんが洋服を買うときは、積極的に店員さんにおすすめを聞くスタイル。全身コーディネートしてもらいそのまま買うことも。普段、考えたり選択したりすることが多いので、重要ではないことの範囲では自分のこだわりはなくして人に委ねるという考えの持ち主。
■6.人と人を繋ぐゲームを作る
奥井さんが手掛けるLINEゲームの最大の特徴は、LINEの「友だち」同士でランキングを競ったりアイテムの交換やプレゼントができること。このゲームを通じてコミュニケーションができることが大ヒットの一つの要因。
■7.過去の成功体験は捨てる
ヒットゲームの創出で成功を掴んだ奥井さん。しかし、その成功が足かせになったりフィルターになったりすることに危機感を感じることも。ゲームは再現性のビジネスなので、成功体験に固執し始めたらいまの仕事は辞めたほうがいいと思っているという。
「好きなこと」や「明確な目標」がなくても、進んでいく過程が熱中していて楽しければいいと話す奥井さん。そんなふうに、選り好みせずただひたすら前を向いて歩く生き方も素敵です!
次回の「7ルール」の放送は、9月18日(火)よる11時~11時30分です。主人公は、ウエディングプランナー・野上ゆうこさん。ぺこ&りゅうちぇる、石田純一&東尾理子など、数々の披露宴の演出を手がけたウェディングプランナーです!
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初出:しごとなでしこ