「夢うつつ」の意味わかる?
「今朝、夢うつつで、死んだ犬の声を聞いたような気がするの」と同僚から話しかけられたら、どんな状態で犬の声を聞いたような気がするのか、意味わかる?
「夢うつつ」は、ちょっとした会話でも使われる表現だけに、社会人ならば正しい意味を覚えておきたい。
【問題】
「夢うつつ」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.夢と現実
2.夢か現実かわからない
正解は?
どちらを選んでも正解!
多くは「夢うつつで母の声を聞いた」など、眠っているのか起きているのかわからない状態をいいます。
しかし「夢うつつとも定めがたい」のように、「夢と現実」を表すのも間違いではありません。
会話で使われる場合は、紛らわしい表現でもあり、文脈から意味を判断します。冒頭の会話では、眠っているのか起きているのかわからない状態を表現している用法です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では75%が「夢か現実かわからない」を選択していました(2018年8月30日現在)。
ゆめ‐うつつ【夢現】
(1)夢と現実。
(2)夢とも現実とも区別がつかない状態。また、ぼんやりしている状態。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ