1:「不倫の末にドロ沼に至った友人を意識的に思い出した」
■「うちの職場のオーナーに淡い恋心を抱いちゃったんですけど、彼は既婚者。何度か食事に誘われ、いい雰囲気にもなり、実は一晩を過ごしてしまったんです。でもその1回だけなら、お互いに酔っていたし、忘れたことにしちゃえるかなと。
ただ私はその日以来、彼に対して気持ちが募ってしまって…。でも家庭がある人だから私が会いたいときには会えないし、勢いで会ってしまえば“不倫”交際がはじまってしまうはず。だから既婚男性と不倫してドロ沼に至っていた友達のことを意識的に思い出し、自分の気持ちにブレーキをかけました。あの晩以来、ふたりきりにならないようにしています」(29歳/飲食)
身近な友人で不倫のドロ沼を経験している人がいれば、その子のことを思い出しながら、自分を律するのも不倫を避けるための術に。感情を理性でコントロールするためには、有効な方法です。
2:「SNSをわざとチェックして家族愛を確認」
■「同期入社の既婚者と、プロジェクトが一緒になったのを機に急接近した時期があったんですが、不倫はしたくなかったんです。でも、気持ちはどんどん募るばかりで『会いたいけど、会えない』って不安になってばかりいました。
自分の気持ちに歯止めがかからなくなる前に、一線を越えてしまう前に、自分で荒療治をするしかない!と、一念発起!それまでは見ないようにしていた彼のSNSをくまなくチェックし、彼の家族への愛を再確認して自分の気持ちを抑えました。意外と冷静に投稿を眺めている自分もいて、可愛いお子さんの写真を見ているうちに、自然と気持ちが冷めました」(32歳/建設)
既婚者を好きになると、ツラくなるのがイヤでSNSを見ないようにする人もいるけれど、あえて現実を自分につきつけることで、不倫に足を踏み入れないよう律するのも方法です。
3:「真正面からぶつかり、すっきり」
「ふたりで食事に行く仲になっていた会社の上司と、不倫寸前のところで目が覚めました。すでにキスまではしていたので、当時の私の気持ちはすっかり盛り上がっていたのですが、相手は既婚者だけに会いたいけど会えない日が続き、悶々としていたんです。
あるとき『このままじゃ、私がダメになる』と気づいて、素直な気持ちを彼にぶつけました。すると、彼から『そんな気持ちにさせて、ごめん。離婚する気はないし、あなたのことは好きだけど、愛しているのは妻だ』ってはっきりと言われて。自分でも驚くほどすっきりしたんです。真正面からぶつかって、本当のことを言ってもらったからこそ、不倫にハマらないで済んだと思っています」(31歳/鉄鋼会社)
ズルズルと不倫関係に至る前に、当人同士できちんとした話し合いの場をもつことは、気持ちを整理する上でも効果的な方法。「会いたいけど、会えない」で苦しむくらいなら、スパッとケジメをつけたほうが、互いのためでもあります。
既婚者を好きになってしまった場合「会いたいけど、会えない」で苦しむ女子は多いです。ドロ沼の不倫関係に至る前に、潔く気持ちを整理することも、大事ですよね。
初出:しごとなでしこ