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2018.08.25

次世代通信5Gが照らし出す未来の生活を考えてみた

2020年の東京オリンピック開催までに利用が開始されることが発表されている第五世代超高速無線通信(5G)。私たちの生活がどんなふうに変わっていくのかをわかりやすく解説します。

10年ごとに急速な進化を遂げてきた携帯電話

昔は、「台風が来るので登校時間をずらしましょう」など、学校からの緊急の連絡は、家の固定電話にかかってきましたよね。連絡網はまるで個人の家を繋ぐバケツリレーのようでした。

当時はそれが当たり前で、不便さすら感じませんでしたが、今はどうでしょう? 電話番号は個人情報で守られ、学校からの緊急な連絡もメールやアプリなどの通信手段を使って、直接一斉配信されるようになりました。

長かったような、あっという間だったような…、働きざかりの私たちの暮らしは、携帯電話の黎明期にも重なります。

第一世代(1G)に位置付けられるアナログ方式の携帯電話が使われていたのは、1980年代のこと。自動車電話が重宝されていました。バッグのように肩から下げるショルダーフォンと呼ばれていた大きな携帯電話も今ではすっかりお笑いのネタですよね。

初期の携帯電話
(c)Shutterstock.com

そして1990年代に入るとデジタル方式の携帯電話が登場しました。第二世代(2G)に位置付けられています。誰でももてる携帯電話は、ビジネスマンにとっては欠かせないアイテムになり、当初は本体価格も利用料金も高額でしたが徐々に普及していきました。

それが2000年代になると3Gがはじまり、モバイルデータ通信が脚光を浴びました。価格も学生が利用できるほどリーズナブルになり、インターネットが普及しメールのやりとりが一気に拡大。mixiやGREEなどのSNSも誕生しました。コミュニケーションをとる上でだけでなく、生活の中で携帯は欠かせない存在となっていきます。

スマートフォン
(c)Shutterstock.com

そして現在、2010年代に登場しているのが4Gです。LTEやその改良規格による高速通信のおかげで、人々はスマートフォンを片手に動画をはじめとする多彩なコンテンツを楽しめるようになったのです。

5G
(c)Shutterstock.com

こんな風に登場から10年ごとに革新的な変化を遂げてきた携帯電話。もはや電話としての役割を大きく飛び越えた存在になっているわけですが、東京オリンピックが開催される2020年には第五世代超高速無線通信・5Gの利用がはじまることが決定しています。気になる次世代通信5G。いったいどのようなものなのかをご紹介します。

高速・大容量、低遅延、多数端末とつながる 5Gの特徴

5Gがもたらす次世代通信の特徴は、大きく3つ「高速・大容量」「低遅延」、そして「多数の機器との接続」です。

「高速・大容量」と言われる5Gの通信は、今の4Gに対して1秒間で通過できる容量が約1000倍になるのだそう。時速90キロで走行する自動車や電車などでも、電波が切れることなく追いかけられるくらいの速度を目指しているそうです。

高速・大容量
(c)Shutterstock.com

動画の画像は4Kや8Kなどの高精細で情報量の多い映像の配信ができるようになり、ARやVRはさらにリアルに近づくことでしょう。たとえばコンサートやスポーツの映像は、その一瞬を会場でみるよりも近くに、鮮明に感じることができるようになり、テレビの世界自体も、さらに先進的なものへと進化してくと考えられています。

「多数の機器との接続」ができるという点では、ネットがモノを繋ぐIoTが私たちの生活により密着したものに。現在のLTE方式では、100台程度の端末でも一斉に接続すると不具合がでることがあるそうのですが、5Gでは約2万台の同時無線通信も可能になるそう。家電がつながるスマートホームはもちろん、もっと広範囲でのスマートシティが身近になっていきます。

今、日本が抱えている問題を5Gが解決してくれるかも!?

筆者が思い浮かべたのは映画スターウォーズにでてくるC-3POとか、R2-D2。5Gの未来には、ロボットが大活躍するようになります。

ロボット
(c)Shutterstock.com

ソフトバンクが提供している「5G×IoT Studio」のお台場ラボでは、5G実験機器で技術検証ができるトライアル環境を体験できます。たとえば5Gの低遅延の特長を活かしたリアルハプティクス(力触覚技術)のコーナーでは、Pepperがつけているグローブで触ったものの固さなどがわかる触覚情報が、離れた場所にいてもグローブを通して感じることができます。

2018年5月に開催された「ワイヤレスジャパン2018」では、NTTドコモが各企業と開発している遠隔操作ロボットが登場。遠隔で重機の操作が可能になりました。たとえば災害現場で人が立ち入れないような事態に陥った場合などは、人間と同じ複雑な動きができてブルドーザーなみのパワーを持っているロボットがいれば助かる命があるかもしれません。

オペレーターとシンクロ
(c)Shutterstock.com

人間のオペレーターの動きに指先までシンクロする高い機能を備えたロボットは、ポテトチップスを割らずにつまめるほどの繊細な作業もできます。ゴットハンドと言われる凄腕のお医者さんの病院へいかなくても、遠隔操作でお医者さんと同じ動きをするロボットによってハイクオリティな手術が受けられるような未来が期待されているのです。

KDDIは、2018年6月、国内ではじめて5Gドローンを用いた4K映像のリアルタイム伝送に成功しました。4K高精細カメラからの空撮映像が、5Gに対応したタブレットを通じてリアルタイムにアップリンク伝送ができるようになったのです。この技術は、警備や建物などの点検作業などに応用されていくだけでなく、災害や事故が起こった場合にも、現場へドローンがいち早く急行し、空撮映像で現場の状況を的確に届けてくれることができるようになります。ネット通販などの配送シーンでもドローンの活躍が期待されます。

日本は地震が多い国ですし、近年は異常気象による災害も多発しています。人口減少がすすみ、高齢化する社会では人手不足も深刻な問題になっています。

高速・大容量、低遅延、多数端末とつながる 5Gがもたらす未来は、携帯電話の進化を飛び越えて、映画に出てきたようなロボットたちが、私たちの生活を支えてくれる予感です。

初出:しごとなでしこ

ライター 朝岡真梨

50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。


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