人気の違いは「切り込み」にあり? 東は“腹割り”西は“背割り”が好き♡
ヤマザキパンの「コッペパン」は、地域によって売り上げに大きな差があります。なんと、7割が東日本、3割が西日本だそう!
その境界線は静岡県浜松市あたりとされ、売り上げの違いは、パンの切り込みの入れ方が関係しているそうです。
まず、東日本地域に好む人が多い「コッペパン」は、具材を挟むためにパンの側面に横に切り込みをいれる腹割りタイプ。
パッと見は何もサンドされていないかのようにシンプルですが、薄めの焼き色のやわらかなパンをひと口ほおばれば、「ジャム&マーガリン」味なら甘酸っぱい自家製イチゴジャムの香りが広がり、噛むごとにジャムとマーガリンが心地よいハーモニーを奏でます。
この“見た目を裏切る重層的な味わい”が腹割りタイプの魅力とも言えるでしょう。

一方、西日本地域の人が好むパンは…?

それは、パンの上面に縦に切り込みを入れる背割りタイプの「ロールパン」。
ジャムやマーガリンをサンドする食べ方はコッペパンと同じながら、パンの焼き色はやや濃いめで、艶があるのが特徴。
背割りしたパンの上面から中身が見えるため、特にお惣菜系などは見た目が食欲をそそり、西日本で好まれる傾向があるそうです。
実はこんなにある! 地域限定のロールパンシリーズ
西日本エリアで人気の「ロールパン」は、地域によって違う味を楽しめます。今回は、地域ごとのロールパンの味をご紹介。
■スペシャルサンド
関東地区で高い人気を誇るスペシャルサンド。パンの真ん中に見えるピンク色のゼリー。
巷では「ハッピーチェリー」なんて呼ばれているそうですが、発売当初はゼリーではなく、本当にチェリーが入っていたそうです。
こちらは関東地区だけでなく、関西より西の地区(九州地区除く)でも販売中。
■ソフトフレッシュ
関東では販売していない関西限定の商品。
パンの間にたっぷり詰まったマーガリンの塩気が、ふっくらとしたロールパンに合っておいしい!
どこか懐かしい味がします。そのまま食べてもおいしいですが、オーブントースターで焼くことで中のマーガリンがトロッと溶けてまた違った雰囲気を楽しめるかも。
■ミルクコーヒーサンド
中国地方限定で販売中のミルクコーヒーサンド。
ほんのりビターなミルクコーヒー味のクリームがギュッと詰まっています。ビターといっても苦味はほとんどないため、子供から大人までおいしく食べられるはず。
■バナナクリームサンド
岡山県より西の地区のみで販売しているバナナクリームサンド。
口に入れた瞬間、しっかりとしたバナナの味が広がります。バナナクリームの下にはあんずジャムが入っているため、バナナの甘みとあんずの爽やかさを両方楽しめるのもポイント。
■メロンクリームサンド
メロンクリームサンドは、主に関西地区で販売中。
ロールパンの間から鮮やかなグリーンのメロンクリームが目を引きます。
メロンの果肉がしゃりっとしているのが魅力。メロンクリームは、食べてみると甘すぎず、爽やかな味わいです。
地域ごとに色々なロールパンがあるのですね! 出張や旅行に行った際に、ヤマザキパンのロールパンを買って食べてみると、新しい美味しさに出会えるかも♡
情報提供/ヤマザキパン
初出:しごとなでしこ