日常会話で使われる「逆鱗に触れる」の意味を正しく理解してる?
「昨日、妹と話していたら、彼女の逆鱗(げきりん)に触れちゃって…」と同期から話しかけられたら、会話に違和感を抱く?
「逆鱗に触れる」は、日常会話でも使われるけれど、言葉の意味を正しく理解している自信はある?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「妹の逆鱗(げきりん)に触れてしまった」この文章は正しい? 誤り?
1.正しい
2.誤り
正解は?
2.誤り
「逆鱗に触れる」は、自分より下の地位・年齢の人が怒ることに用いると、日本語として誤りです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、40%が正解していました(2018年7月10日現在)。
げき‐りん【逆鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
※ ※
この言葉は本来、天子(国の統治者)を怒らせることをいいました。そのため、自分より下の地位・年齢の人が怒ることには用いません。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ