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LIFESTYLE

2018.07.24

マカオのキラキラの源「IR」って何? いずれ日本にもできるであろう話題のIRの楽しみ方【マカオ旅の醍醐味#3】

まだマカオを未体験? 東京都世田谷区の半分程度の広さながら驚くほどさまざな顔をもつマカオの魅力をマカオ好き編集が紹介! 今回は近年日本でもよく話題になる「統合型リゾート=IR(アイアール)」について紹介!

近年はカジノホテルとは言わず「IR(アイアール)」という呼称が一般的!

マカオと聞いて、カジノがいっぱいあるところ! とイメージする人も多いのでは? 確かにカジノを併設したホテルも多いけれど、今はカジノだけではなく様々な魅力を備えたIR=統合型リゾートがたくさんあるんです。

この統合型リゾートのことを「IR(アイアール)」と言います。IRとは、Integrated Resortを略したもので、ホテルなどの宿泊施設、国際会議場、テーマパーク、商業施設、ショッピングモール、レストラン、フードコート、劇場・映画館、プール・スポーツ施設などを一体的に整備したリゾート施設を指します。

ラスベガスにずらりとIRが!

ラスベガスのIR群
ラスベガスのIR群。(c)Shutterstock.com

日本でも近年「IR推進法案」について何かとニュースになりますが、実際にIRがオープンするまでにはまだ時間がかかりそうですよね。

マカオも、ラスベガスと同様にずらりとIRが立ち並ぶエリアがあります。建設がどんどんと進み、華やかにきらめくコタイ地区です。

マカオ地図
(c)Shutterstock.com

マカオは大きく分けると橋でつながっているふたつのエリアに分かれています。上の地図でいうと、橋の上に位置するマカオ半島と、埋め立てにより面積が毎年拡張されているコタイ地区を含む離島。

実はもともとタイパ島とコロアン島もそれぞれ島だったのですが、コタイ部分が埋め立てられ現在は繋がっているのです。その埋め立てたエリア・コタイに、今IRがどんどん建設されています。

エリア・コタイ
(c)Shutterstock.com

これがマカオのコタイ地区です。上のラスベガスの景色と似ていませんか? もともとマカオにはカジノ施設やカジノを備えた地元ホテルがあったのですが、2002年から海外資本にカジノのライセンスを開放したことから、新たなIRが急増しています。

豪華な最新IR「MGM コタイ」に泊まってみた

もともとマカオには2007年にマカオ半島側にオープンした「MGMマカオ」があります。ラスベガスに本社を構えるMGMリゾーツ・インターナショナルの系列IR。そして2018年2月、新たに「MGMコタイ」がオープン。

「MGMコタイ」は一般客室とスイートを合わせ1,390室を超える客室、高級スパ、最大で2,000人を収容するアジア初のダイナミックシアター、レストラン、ショッピングエリア、プールなどを有しています。

中央ロビーも1枚の写真にはおさめることができないくらい広い!

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「MGMコタイ」
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「MGMコタイ」
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「MGMコタイ」

レストランの椅子やテーブルの大きさや、下にいる人のサイズで、いかにこのロビーが広いか伝わりますか?

表にでてホテルの外観を撮影しようと思ったのですが、大きすぎて全景はうまく撮れませんでした。

ホテルの外観
「MGMコタイ」

エントランスにはMGMを象徴するライオン像があるのですが、これも大きくて遠くからでないと全景が撮れません。このライオン24金メッキ仕上げです。リアルゴールドですよ! 贅沢!

ライオン24金メッキ仕上げ
「MGMコタイ」

ライオン像は光り輝くイエローゴールド! ちなみにマカオ半島にある「MGMマカオ」のライオン像はややブロンズ寄りで、少し色が違います。

イエローゴールド
「MGMマカオ」

「MGMコタイ」のフロントも豪華!

フロント

装飾品や絵画も一流のアーティストによるものばかり。歴史的な清朝時代の絨毯などを含む300 点以上のアートコレクションがホテル内のいたるところに配されています。

スイートルーム専用のフロント

スイートルーム専用のフロントもシック&ゴージャス。思わずため息がでちゃいます。

至れり尽くせりの客室で快適ステイ

私が宿泊したのは一般的なモデレートルーム。ひとりには広過ぎるくらいでした。

モデレートルーム

そして何もかもが金ピカ!

金ピカ

シャンプー、コンディショナーのパッケージまで金ピカ。

シャンプー、コンディショナーのパッケージ

ルームスリッパには金のライオン刺繍入り。

ルームスリッパ

写真にはうまく撮れなかったのですが、部屋のトイレの壁も金ピカ。

ゴールドカラーに囲まれていると、気分が高揚してきて、本当はお金持ちじゃないんだけど、お金持ちになった気分♡

これまでにもいくつかのマカオのホテルに滞在したことがありますが、一般的にIRはどこも豪華でサービスが行き届いています。

カジノによる収益が大きいので、とっても気前がいい感じ? 客室だけじゃなく、施設全体にケチケチしたところがないのが快適なのです。

部屋の冷蔵庫にはMGMオリジナルラベルの水やビールも。これ全部無料でいただけます。

冷蔵庫

お茶も湯沸しポットもあります。

お茶と湯沸しポット

冷蔵庫に入っていたミネラルウォーターが枕元にも。照明やドアサインを調節できるパネルや、無料貸し出しのモバイルも。

ミネラルウォーター 調節パネル

とにかく快適です。

IR側のサービスがやや過剰に見えるかもしれませんが、カジノを有するホテルの考え方も理解できます。金ピカの施設やたっぷりとしたサービスでゲストにリッチな気分になってほしい。そしてカジノでたくさんお金を使ってほしいと考えているんでしょうね。

客室フロアのエレベーターホールも金ピカでした。

エレベーターホール

どこもIRのカジノエリアは撮影禁止なので、紹介できないのが残念ですがとっても広くて、きれいです。以前は喫煙可能だったのですが、今は全面的に禁煙になり、とっても快適空間に。カジノエリアは施設全体の10%程度です。

カジノは、新しくてゴミゴミしていないクリーンなゲームセンターという感じでしょうか? 見学も自由にできるので、一度のぞいてみるといいですよ。

カジノエリア入り口

1Fの金ピカのライオンの向こう側はカジノエリア。

金属探知機のゲートをくぐるだけで入場できます。定額から遊べるスロットマシーンもあるので、ゲームセンター感覚で少し挑戦してみるのも楽しいです。

近年、マカオには、興味深いのはカジノを有さないIRもできはじめていること。ショーなどのエンターテインメントやショッピング、グルメを楽しむのが目的だったらば、カジノのないIRステイもいいですね。

今回の取材では、「MGMコタイ」のコンフィギュレーションシアターも見学。

2800万画素、900平米の超高画質4K大型スクリーンのあるコンフィギュレーションシアターでは、今後様々なライブやショーなどが行われる予定!

「MGMコタイ」ステイでは、朝食や夕食で訪れたダイニングも素晴らしかったし、お買い物も不自由なくでき、外にでなくても快適。さらに私が気に入ったのは、プール。

プールエリア

気持ちいいプールエリアには、かわいいチェアが点在。無料のお水もたっぷり。イエローのタオルもかわいいのです。

イエローのタオルインスタジェニック

とってもインスタジェニックなプールでした。

ちょっとお高いお部屋も見させていただきました。

高いお部屋ベッドルーム

写真にはありませんが、ロビー、ベッドルーム、広いバス、トイレのほかに、6畳くらいのウォークインクローゼットも。ゴージャスでした。

窓からのビューはこちら。

ウィン パレス

左手に見えるのは、噴水ショーとスカイ・キャブが有名な「ウィン パレス」。

右の建設中の建物は、2019年にオープン予定の「グランド・リスボア・パレス」。ここには「グランド・リスボア・パレス・ホテル」、「パラッツォ・ヴェルサーチ・ホテル」、「カール・ラガーフェルド・ホテル」の3つのホテルとレストランが建設されています。施設の中でカジノエリアは10%以下になるそう。健全な感じです。

ほかのIRあれこれ

マカオの多彩な「IR」。では他のところはどんな感じなのでしょう?

ウィン パレス コタイ

こちらが「ウィン パレス コタイ」。噴水ショーとスカイ・キャブが有名です。中はどんなイメージでしょう。

ロビー装飾

生花をたっぷり使った鮮やかな装飾に視線を奪われます。

たくさんのブランドショップのほか、噴水ショーを眺めながらお食事がいただけるチャイニーズレストランや、20分おきにシアター体験ができる高級ステーキハウスなども。

チャイニーズレストランステーキハウス

IRは写真映えも抜群! 夜景もきれい

ザ・パリジャン・マカオ

こちらはエッフェル塔のあるホテル「ザ・パリジャン・マカオ」。

内装もフランス・パリを摸しているので女性に人気! エッフェル塔はパリの1/2サイズです。

スタジオ・シティ

世界初の8の字型観覧車があるのは「スタジオ・シティ」。

こちらもダイニングやショッピングなど盛りだくさん! 世代、性別問わず楽しめるIR。

ザ・ヴェネチアン・マカオ

IRの敷地内をゴンドラで優雅に楽しめるのは「ザ・ヴェネチアン・マカオ」。

私も宿泊したことがありますが、とにかく敷地が広くて、迷子になりそうでした。

ショッピングエリアも広大! ステイはとても快適でしたよ。

夜景

この夜景はマカオ半島側の高層ビルやIR郡。華やかにキラキラ毎晩輝いています。

中央の球体の上のハスの花を摸したデザインのビルは「グランド・リスボア」。マカオのランドマーク的な存在のIRです。

キラキラが半端ないですよね。

夜景を眺めるだけでも楽しいマカオのIR。一度は泊まってみたい! と思いませんか?

協力/マカオ航空マカオ政府観光局

初出:しごとなでしこ

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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