ペットと一緒に暮らしたいけれど、仕事や住まいの都合で難しい……そんなみなさんに贈るのが、この“疑似飼い主体験”シリーズ。ストーリーの主人公「私」になって楽しんでくださいね。
今回幸せな体験をさせてくれるのは、思わず触れたくなるふくよかボディーと、困ったような愛らしい表情が魅力の猫、ぐっぴーちゃん。Instagramのフォロワー数はなんと14万人超えです!
土曜出勤を乗り切り、ぐっぴーと寝坊する日曜の朝
気が重い土曜出勤をなんとかやり過ごし、今日はお休み。いつもよりさらに貴重な日曜日だ。
もうちょっと寝坊したい気もするけど、天気がいいからシーツも洗いたいし、気になっているカフェにも行きたい……そろそろ起きようかなと思ったら、ぐっぴーが顔のすぐそばにやってきた。
“まだ起きないほうがいいですよ”というかのように「にゃー」と一鳴きし、喉を鳴らしながら私の腕を枕にして横になる。
すると、ついさっきしたばかりの決意はどこへやら。ぐっぴーの喉から聞こえるゴロゴロという音を聴きながら、もう一眠りしてしまう。
意識が遠のく中「今日は家に引きこもるか」と考える。ぐっぴーの「にゃー」という返事が聞こえた気がした。
ぐっぴーとべったりして過ごす幸せな昼下がり
ぐっぴーの誘惑を振り切り、何とかベッドから這い出したのはお昼過ぎ。ぐっぴーと一緒にごはんを食べ、後片付けをと思って立ち上がると、足元から「にゃー」という声が。お気に入りのねずみのおもちゃを持ってきて、“さぁ遊んでくれ”と言っている。
頭では後片付けを済ませたらと思っていても、手にはすでにおもちゃを持っている自分がいた。甘えん坊なぐっぴーのかまって攻撃は、私には「こうかはばつぐんだ!」なのである。
ぐっぴーが満足いくまで遊んだら、さすがに少しだけ家事をする。ぐっぴーの大嫌いな掃除機をかけるのだ。その気配を感じとったぐっぴーは、一瞬で警戒モードに。
何度も猫パンチをくらいながら、なんとか掃除を終えた。ぐっぴーはというと、片付けられた掃除機にそろそろと近づき、動かないことを確認している。毎回のことなのだけれど、必ず笑ってしまう。うちのぐっぴーは、世界一かわいい。
来週に備えて……ぐっぴーと早めの就寝
ぐっぴーを甘やかすことに集中していたら、あっという間に夜がきてしまった。今日一日を振り返ると、ほとんどぐっぴーと遊ぶことしかしていない。うん、とっても幸せな一日だった。
ジャンプできないのか、その気がないのかわからない(多分前者だろう)ぐっぴーを抱き上げ、いつもより早めにベッドに入る。ふと、ぐっぴーを抱き上げ「私といて幸せ?」と聞いてみた。
思えばぐっぴーには、さまざまな道があった。野良として生きる道も、私の家族と住む道も。でも、今こうして私と一緒にいる。私はこれ以上ないくらいの幸せをもらっているけれど、はたしてぐっぴーはどうなのだろう。
大きなあくびをしたぐっぴーを降ろし、ぐっぴーをもっと幸せにしてあげようと改めて決意し、眠りにつく。意識が遠のく中、今度は確かに、ぐっぴーの「にゃー」という返事を聞いた。
今回みんなのペットになってくれたのは……
猫 ぐっぴーちゃん
Instagramアカウント:@gupitaro
Twitterアカウント:@Gupitaro1102
ブログ:ぐぴログ。
ぐっぴーの愛らしい表情や仕草を存分に堪能できる写真集も発売中。ぐっぴーがスター猫になるまでのエピソードなど、SNSにはない情報も盛りだくさん。ぐっぴーファンなら要チェックです!
写真集:「ぐぴ本」
初出:しごとなでしこ
中島香菜
歯科や眼科をはじめとした医療系記事を数多く執筆するフリーランスライター。医師へのインタビュー実績が豊富で、訪問した歯科医院の数は100軒近くに上る。また、美容系記事も精力的に執筆。中でもメイクアップを得意としており、毎シーズン新作はくまなくチェックしている。日本化粧品検定1級取得。