洗濯機は汚れやカビの宝庫。放っておくと大変なことに!
お洋服の汚れをキレイに落としてくれる洗濯機。生活に欠かせない電化製品ですが、洗剤で落とした汚れは、どこに行っているか知っていますか?
実は、洗濯機の見えない部分に溜まっている!? しかも洗濯機は、蓋を閉めると通気性が悪く、置いてある場所もお風呂の近くと、湿気の多い環境の場合が多く、カビが発生しやすい。
洗濯機の中に溜まった汚れやカビを取ってあげないと、洗濯しているはずの洋服に汚れやニオイがついてしまいます。洗濯機から嫌なニオイや汚れ浮きを感じたら、カビや汚れが溜まっているサインです。
そこで登場するのがオキシクリーン。
先日、オキシクリーンのスゴさについて、記事をアップしましたが、洗濯機洗いにも使えます!
洗剤は洗うものによって種類が変わることが今までのベーシックでしたが、オキシクリーンは洗濯、掃除問わずピカピカにでき、節約にもなる万能洗剤。早速、洗濯機洗いの方法を見ていきましょう!
オキシクリーンのより詳しい記事はこちら
家中がピカピカに!「#オキシ漬け」まだやってないの!?
お風呂の残り湯を使うと便利。洗濯機洗いもお湯の温度が重要です!
オキシクリーンで洗濯機を洗うにあたり、用意するものがいくつかあります。
【準備するもの】
◆オキシクリーン
◆ゴム手袋
◆ゴミすくいネット(100均にもあり、ストッキングとハンガーで作ることも可能)
◆40〜60℃のお湯(洗濯機の満水ラインまで入る量)
【1_洗濯槽は空にし、ホコリ取りネットをはずす】
洗濯槽の中に設置してあるほこりネットをはずすと、奥の汚れに驚くはず! この部分まで洗剤を行き渡らせるために、ほこりネットもはずします。
【2_洗濯機の満水位置まで、40〜60℃のお湯を入れる】
オキシクリーンの効果が最大限に発揮されるのは、活性酵素の働きが一番活発になる40〜60℃の温度。この温度を守ることで、洗浄力が飛躍的にアップします。
お湯の量が多いので、お風呂の残り湯を使うのが便利。追い炊き機能がついているお風呂なら、設定できる温度を40〜60℃に設定して追い炊きし、そのお湯を使えば楽チンです! 入浴剤の入ったお湯は、汚れが落ちにくくなるので避けたほうがベター。
洗濯機によって満水の量が違うので、確認してください。
【3_オキシクリーンを洗濯機に入れて、洗いコースで5〜10分洗濯機を回します】
ここで気をつけたいのが、入れるオキシクリーンの分量。オキシクリーンはアメリカ版と日本版がありますが、付属されている軽量スプーン1杯の量が違うので、洗濯槽を掃除する場合の使用量が異なります。
アメリカ版の軽量スプーン1杯は約113g、日本版は約28gです。水10L対して、オキシクリーンは約100gが目安。
ということは、5kg(50L)の洗濯機の場合、アメリカ版は5杯、日本版は20杯となります。
オキシクリーンがきちんと溶けていないと効果が発揮されないので、洗濯機に入れる前に、別の容器であらかじめオキシクリーンを溶かしておくのも◎。お湯の温度がきちんと40〜60℃あれば、そのままオキシクリーンを投入しても溶けます。
▲@zubora.mamaさんは、50Lに対して日本版オキシクリーンを16杯使用し、オキシ漬けにトライ。前回、洗濯機を洗ったのが1年以上前なのだとか。どれだけよごれが溜まっているのか、ドキドキです!
オキシクリーンを入れたら、「洗いコース」のみに設定し、5〜10分ほど洗濯機を回し撹拌します。排水されると困るので、必ず「洗いコース」のみに設定し、洗濯機を回して下さい。
「槽洗浄コース」がある洗濯機は、専用のコースでスタート!
アメリカ版は泡立ちがとてもよいですが、日本版はあまり泡立ちません。洗浄力を強めたい方は、アメリカ版がオススメです!
【4_ゴミすくいネットで浮いてきた汚れを取り除く】
5〜10分撹拌するだけで、お湯が濁り、汚れがどんどん浮き出てきます。1年以上ぶりに洗濯槽洗いをした@zubora.mamaさんの洗濯機の様子はというと…。
▲驚きの汚れ浮き!!!!!
@zubora.mamaさんも言っていますが、お洋服をキレイにするための洗濯機なのに、これだけ汚れている洗濯機で洗っていたと思うと、ゾッとしますね。
浮き上がってきた汚れは、ゴミすくいネットですくいます。このネットは、大きめのほうがすくいやすくて時間短縮にも! 全部取るのは不可能なので、ある程度のところでやめてもOKです(後ほど、またすくいます)。
浮き出る汚れの量は様々ですが、定期的に洗っていると汚れは少なくなるようです。
【5_そのまま20分〜6時間漬け置き】
汚れをすくい取ったら、そのまま20分から6時間漬け置きます。これが「#オキシ漬け」。
オキシクリーンは20分以上の漬け置きが有効で、6時間後には有効性が無くなります。この時間内でオキシ漬けしましょう。
【6_浮かんだ汚れをすくい、再度「洗いコース」で5分撹拌】
漬け置きしている間に浮かんだ汚れを、ゴミすくいネットですくい取ります。すくったら、再度「洗いコース」のみで洗濯機を回し撹拌。
撹拌すると、また汚れがでてくるので、再度ゴミ取りネットですくいあげ取り除きます。
出てくる汚れが減るまで、この行程を何度か繰り返してください。水も透き通ってくるので、ゴミも見つけやすくなります。
ゴミを完璧に取り除くのは難しいので、自分の中で納得できるレベルまできたら、良しとしてくださいね!
【7_漬け置いた水を脱水し、仕上げは通常の「洗濯コース」で洗い→すすぎ→脱水!】
オキシクリーンを入れて漬け置いた水をすべて脱水します。脱水が完了すると、洗濯機の底に汚れが残っているので、それをティッシュやキッチンペーパーなどで拭き取ります。ここ、重要です!
そして最後は通常の「洗濯コース」で、洗い、すすぎ、脱水を行ないます。このとき使用する水は、お湯でなくても大丈夫。
一通り、通常の洗濯コース運転が終わったら、洗濯槽の中を再度きちんと拭き取ります。このとき、アルコールスプレーを使って拭きとると、なお良いです!
▲あんなに汚れが浮き出てきていた@zubora.mamaさんの洗濯機も、こんなにピカピカに♡
拭き取ったら、蓋を開けっ放しにして、洗濯槽を乾燥させて完了です!
洗濯機のオキシ漬けは、1〜2か月に1度の割合でやると効果的! カビが発生しやすく、湿度の高い梅雨時期などは、1か月に1度の割合で行なうのがオススメです。
そして洗濯機の蓋は、使用後すぐ閉じてしまいがちですが、カビを発生させないために、使用後の洗濯機の蓋は開けておき、きちんと乾燥をさせることが、カビ防止になります。
いくつかの行程があるので、洗濯機のオキシ漬けは時間がかかります。お休みの日など、余裕のある日に行なってみてください。漬け置きは、寝る前に行なうと、翌朝起きてすぐに次の作業に取りかかれて時短になりますよ♪
文/伊藤江梨
※洗濯機の構造によって、記事の通りの行程にはならない場合があります。
初出:しごとなでしこ