海外で働くと直面する文化の違い。日本とは違うな…と、つい比べて戸惑い驚きますが、お互いの良いところにもたくさん気付かされます。
今回はライター・ストウがASEAN諸国の人々との交流で感じた、ほっこり日常エピソードを紹介します。
■産休〜復帰のスピード感がすごい(ベトナム)
ベトナムでは産休が4か月〜半年程あるのですが(企業や個人にもよる)、本当に出産ギリギリまで働く人が多いです。
予定日にもオフィスに出勤をして、「生まれそうなので病院行ってきます!」とそのまま産休に入る同僚もいました。
また、職場への復帰も早い人はとても早い!
というのも、こちらでは復帰後のポジションを会社が必ず整えることになっている上、親や親戚と同居している家族形態が多く、子供の面倒をみてくれる人がいるから、安心して仕事に戻っていくのです。
家族と離れている住んでいる人は近所の人やベビーシッターに預けることができ、女性が仕事をしながら子供を育てる環境が整っているんですね。
■混んでいたら当たり前、お互い様(タイ)
タイで感激したのは、電車やバスが混んでいる時は、座っている人が立っている人の荷物を持ってあげるのが当たり前ということ。
一度バスに乗っていた時に、お母さんが無言で私の膝に子供を乗せて来た時はびっくりしましたけど(笑)。
困っている時はお互い様! この感覚、現代の日本だと、なかなかないことで、ちょっぴり寂しい気もしますね。
■メイク顔よりすっぴんが大多数(カンボジア)
日本だと、女性は常にメイクしている方が多いのではないでしょうか?
カンボジアでは、会社のパーティーや結婚式等の時にのみメイクする人が大多数。気候が暑いせいか、すぐに顔を洗える、スッピンの人が多いです。
びっくりしたのは、吹き出物ができると、薬を顔面に塗ったまま仕事をしている人もいること。白いクリーム状の軟膏をベトっと塗っているので、突然見るとびっくりします(驚)。
女性たちの話を聞いても、とにかく肌の健康に気を使っている感覚が強いです。
■誕生日パーティーは主役がお金を払う(インドネシア)
他のASEAN圏にも共通している文化ですが、誕生日パーティーは主役が費用を払うんです。
日本だと、誕生日の主役は無料! という文化が強い気がしますが、ASEANでは「日頃お世話になっている人に感謝する日」でもあるので、主役自らゲストの分もお金を払います。
オフィス等では、コーヒーや紅茶やジュース等を誕生日の人がおごってくれ、皆もそれを当然の様に貰います。勿論、自分の誕生日にはお返ししますよ!
初出:しごとなでしこ