どんなに揚げもの好きでも、自分で揚げるとなるとなかなかにハードルが高いもの。でも今回使ってみた鍋なら、自宅で「ちょい揚げ」がラクラクなんです。
ドイツの老舗キッチンウエアブランド「フィスラー」の“プロコレクション コニカルパン16cm”は、手頃なサイズとすり鉢状のフォルムでとにかく使いやすい! その魅力と今の時期におすすめ春野菜レシピをご紹介。
油が1cmあれば十分! 底面積の小ささが「ちょい揚げ」にちょうどいい!
思いつきレシピを紹介している編集Aです。何を隠そう私はかなりの揚げものラバー。ポテトフライはもちろん、唐揚げ、天ぷら、フリットまで、外食メニューにあったら100%頼みますね。
でも自宅でとなると、なかなかトライする気にならないのが正直なところでした。油をたくさん使わなくっちゃとか、カリッと揚がらなかったらとか、油がハネて汚れそうとかとか。
でも「フィスラー」の鍋を手に入れてからは、どんどんじゃんじゃん揚げてます。何より底面積が小さいから油が少しで大丈夫。そしてすり鉢状で深さがたっぷりあるので、油が全然外に跳ねない!! コレ大事!
まずは5分で仕上がる、カリッカリのオクラの素揚げの作り方
使う道具はこれだけ。
鍋に加えて、揚げたものを入れるバット&網、網じゃくしは揃えましょう。揚げた物の油を切ってカリッとさせておくにはこの網は欠かせないんです。ちなみにこれは私たちの味方、ダイソーで購入。
「ちょい揚げ」ならこのくらいの大きさで十分なので、ダイソーのサイズはとっても使いやすいのです。
ではまずオクラの素揚げからご紹介。
1.オクラを軽く洗ったら竹串(もしくは楊枝)でいくつか穴を開ける。これは揚げてる途中に爆発するのを防ぐためです。
2.ガクの部分は口当たりが気になるので私はカットしちゃいます。(気にならない人はそのままでもOK)
3.オクラの水分をキッチンペーパーでしっかりきる。これで油の跳ねはだいぶ防げます。
4. 鍋にオクラを入れたら常温のオリーブオイルをオクラの高さの6分 目くらいまで注いで火をつけます。火は中火くらいで大丈夫。
5.少したつと油全体から細かい泡が立ってくるので、網じゃくしでオクラを転がして空気に触れさせながら周りがカリッ とするまで(2~3分)揚げます。
6.周りがカリっとしてきたものからバットに揚げれば完成。
7.このまま塩を振っても十分美味しいのですけれどスパイスラバーでもある私はここでひと工夫。
花椒塩で食べることにします。花椒(ホアジャオ)というのは中国山椒とも言われていて本格的な麻婆豆腐なんかによく入っている香辛料です。この花椒パウダーと塩を混ぜたものをつけて食べると、シンプルな素揚げがたちまち本格的な味になってお酒がススムススム!
調理時間は正味5分程度で、カリッカリのオクラスナックが出来上がります!
茄子も素揚げにするとカリカリジュワーっとボリュームアップしてメインの1品に
茄子も、一人で食べるなら1本くらいで十分ですよね。その量を簡単に調理できるのがこの鍋のサイズのいいところ。
1.茄子はストライプ状に皮を向いたら輪切りに。断面の中央にも×マークに包丁で切り込みを入れると揚げやすくなる。切った茄子は塩水につけてアク抜きを。
2.オリーブ油を鍋に1cm弱ほど入れて火をつける。菜箸を入れて周りがジュワーっとなるくらいの温度に温まったら(割とすぐです。1分くらい?)、よく水気をふいた茄子を入れていく。
3.これも時々裏返しながら、表面がカリっとしてきたら完成です。先ほどと同じようにバットにとって油をよく切ってからいただきます。
4.茄子もオクラと同様に、花椒塩がめちゃくちゃ好相性。もちろん塩胡椒だけでも十分美味しいし、レモンをキュっと絞ればさっぱりしてさらに美味ですね。
面倒くさい…揚げた後の油の処理はどうすれば?
揚げ物の面倒ポイントのひとつが、その後の油の処理ですよね。でも今回の「ちょい揚げ」なら、油の量が本当に少ないんです。
なので、固めるタイプの油処理剤を使うまでもなく処理できます。
私はビニール袋の底に使用済みのキッチンペーパー(オクラとか茄子の水切りで使ったものとか)を丸めて何枚か入れ、それに吸わせるようにして入れます。
これでビニールをしっかり閉じて念のため2重にして、ゴミとして出します。あ、オイルは冷めてから処理してくださいね。もちろん油の量にもよりますがちょい揚げの気軽さはこんなところにも!
ということで。揚げ物ラバーの皆さまも自宅で「ちょい揚げ」生活をお送りください! 私が自宅で「ちょい揚げ」を楽しむ生活のきっかけになった鍋は「フィスラー プロコレクション コニカルパン 16cm」28,080円(税込)です。
フィスラー独自の3層の底面構造だから、一度中身の温度が上がったら一定に保ってくれてなかなか温度が落ちないんです。だから揚げ物の時に具材を入れても油の温度が下がらすにカリっと仕上がるところが優秀! もちろん揚げ物以外の調理にも便利に使っています。焦げにくいので、ホワイトソースなどを作る時もいいですよ!
初出:しごとなでしこ
編集A:佐藤明美
社内外での打ち合わせで残業が多く、ときには深夜になることも。それでも家に帰ってからのお酒一杯、おつまみ一皿料理は欠かせない食いしんぼうでお酒好き♡ 料理上手と評判の腕前!