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2018.05.02

【スーパーで買った安い肉】をおいしく! BBQ時の量、選び方、焼き方のコツまとめ

和牛にこだわらなくても、ちょっとしたコツで輸入肉や国産の等級が低い安い肉でも、十分おいしく食べれるんですよ!

【目次】
【スーパーの肉】ステーキ用にするなら、選ぶべき部位は?
【スーパーの肉】海外産牛肉を選ぶの場合、おすすめなのはどこ産?
【スーパーの肉】肉の旨みを最大限に引き出す安い牛肉のおいしい焼き方
【スーパーの肉】バーベキュー時に用意する肉、人数別の適量(グラム)って?

【スーパーの肉】ステーキ用にするなら、選ぶべき部位は?

シャトーブリアン…それは夢のまた夢…。

次に、まだ手が出る範囲で選ぶなら…ヒレやロースが理想的。とはいえこれも、予算に多少余裕がないと…ね。

でもご安心を!
価格の安い、肩ロース、モモ、ランプでも十分おいしく食べることができるんです!

ステーキ
(c)Shutterstock.com

お肉のプロである木更津食肉協同組合理事の藤嵜義典さんにお話を伺いました。

「美味しい肉=やわらかい肉」という固定概念を捨てる

「そもそも牛肉というのは、動物性繊維により歯ごたえがある食べ物です。旨みにはその食感も含まれます。

よく、高い肉=柔らかい。安い肉=硬い、と思い込んでいる方がいますが、例えばモモであっても、下準備、焼き方がしっかりしていれば、硬くて食べにくいなどということにはならないんです。

お肉はパワーの源でもありますし、みんな大好きですよね。だから頻度高く食べられるのに、越したことはありません。もし、“高級焼き肉を月1回の贅沢に食べる”という人がいたなら、是非安い肉の上手な焼き方を知ってください。きっと、今まで以上に頻度高くお肉を楽しめる様になるはずですよ!」(木更津食肉協同組合理事の藤嵜義典さん

安い部位(肩ロース、モモなど)のおいしい焼き方は後述しますが…。
さて。安い肉のおいしい焼き方について説明する前に問題です。

A3のシャトーブリアンとA5のランプならどっちを選ぶ?

どうしても高いランクの肉が食べたいとき。A3のシャトーブリアンと、A5のランプがありました。
さぁ、どちらを選びますか?

ランク
(c)Shutterstock.com

おすすめはA3のシャトーブリアン。

「肉のランクがシャトーブリアンより高いのだから、当然、A5のランプでしょ?」というのは間違いなんです。

前出の藤嵜さんによると、「ランクの差以上に、ロースとモモに格差があるので、同じ価格ならランクが高いモモ(A5のランプ)よりも、ランクが低いロース(A3のシャトーブリアン)を選んだ方がいいでしょう」とのこと。

つまり…

プロの結論!
・ランクの高いモモよりランクが低いロースを選ぶこと

【スーパーの肉】海外産牛肉を選ぶの場合、おすすめなのはどこ産?

国産の和牛に比べて価格が安く、家計にやさしいのが、アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど海外産の輸入肉。牛肉が輸入自由化されてから、これらはスーパーの売り場で目立っています。

このうち、よく見かけるのがオージービーフと呼ばれるオーストラリア産の牛肉です。

オージービーフ
(c)Shutterstock.com

少し前まで、オーストラリア産は、肉の臭みが強いなど、評判は芳しくありませんでした。しかし、現在は格段にレベルがアップ。和牛と比べても遜色ないものも。

木更津食肉協同組合理事の藤嵜さんも「サシ(霜降り)が適度に入っていて、これがオージーなのかとビックリするような肉もあります」と言います。

輸入肉には和牛のような等級はないですが、プライムとグラスという区分けがあり、旨みや味わいが異なるそうで…。

【プライム】和牛を持ち込んで生産した交雑種。
たとえば生育中にワインを飲ませるなど、手間隙をかけて育成。

【グラス】草だけ食べて生育した牛

肉質に大きな差がある両者を食べ比べて、好みを見つけてみて。

失敗しない選び方という点では、海外産でも和牛との交雑種【プライム】がオススメです。

【スーパーの肉】肉の旨みを最大限に引き出す安い牛肉のおいしい焼き方

値段の高いA5和牛など高級肉が美味しいのは当たり前。

知りたいのは、安い肉の美味しい食べ方! ですよね。

大事なのは、肉の旨みを引き出し方
それには下準備と焼き方の2つのポイントを押さえること。特に重要なのは焼き方で、これで肉の味は大きく変わってしまうのです。

BBQ
(c)Shutterstock.com

逆に言えば、高い肉でも、焼き方を間違えると、せっかくの良さが台無しになってしまうことも…。

ちなみに高級レストランは別として、チェーン店では特別な肉を提供しているところは多くありません。実はスーパーで売っている肉と大差がないと言います。

それでも家で食べるよりも美味しく感じるのは何故か──

それは、プロがテクニックを駆使して焼いているからなんです。

ホットプレートやフライパンでも出来る、お肉の美味しい焼き方

お待たせしました!
それでは、一般の家庭で出来る美味しい焼き方を伝授します。

フライパン
(c)Shutterstock.com

いちばんのベターは直接火が通る炭火を使い、網の上で焼くのが理想。つまり、バーベキュー!

ですが、毎日バーベーキューというわけにもいきませんよね。そこで、最も使用率の高いホットプレートやフライパンを使用する場合の方法をみていきましょう。

ポイントは4つ。

1.ホットプレートやフライパンを十分加熱させる

2.まず片面を強火で焦げ目がついて煙が出る程度まで焼く

3.ひっくり返して蓋をする。頻繁にひっくり返したりしない

4.焼き過ぎない。中は赤くても(レア)火が通れば大丈夫

これはステーキの例ですが、たとえば、薄い焼き肉の場合は、炙る程度で良いでしょう。大切なのは焼き過ぎないことです。

肉の旨みは、脂身にあり!

脂が溶け出す融点は、一般的な牛肉で40~50℃。高級なA5和牛ですと、20℃弱と言われています。ちょっぴり高い和牛をスライスしたものを手でしばらく持っていると、柔らかくなりますよね。これは、和牛の脂の融点が低く、脂の部分が体温で融解するからなのです。

ステーキ
(c)Shutterstock.com

焼いた肉に旨みが感じられるのは、この脂が赤身の部分が焼ける前に溶けて染み入るため

霜降りの和牛が美味しいのは、ここが大きなポイントになります。でも、どんなに高級肉でも焼き過ぎると、肉全体が硬くなってしまいます。脂が溶け出した段階で引き上げる、のがコツです(焼き過ぎの目安は、内部温度が70℃以上になった時とされています)。

前出の藤嵜さんによると「肉が焼ける際の温度調節など手間隙をかけることが重要。それさえ守ると、和牛であればA3以下の安い肉でも、おいしく食べることができます」とのこと。また、

「安い輸入肉と思われるファミレスのカットステーキでも、上手に焼いているお店なら、結構イケますよ」とも。

自宅で焼くと、なぜか、おいしくない──そう感じている人は、手間を惜しまずに焼いてみてはどうでしょうか?

手間と言えば、もうひとつ。下準備もおいしく焼く重要なポイントです。

下準備で押さえておくポイントは2つ!

ステーキ用牛肉
(c)Shutterstock.com

1.焼く30分程度前に冷蔵庫から出し室温に戻す

2.保水性を保つため、塩をひとつまみ程度、肉の両面に降る

冷凍の状態で焼くと、内部温度が十分に上がらなくなり、旨みを引き出すことができません。焼く前に常温に戻すことが、美味しく食べるためのコツです。また、塩と胡椒は、焼く前に肉に塗しておきましょう。

料理の下準備としてマリネ液を使用するものもありますが、焼き肉の場合、マリネ液はあまり使いません。マリネ液は肉を柔らかくするため、もともと、柔らかい和牛は、繊維質がほつれてくたくたになってしまうことから不要です。

ただ、輸入肉など安い硬めの肉を柔らかくしたいときは、マリネ液を使うのも手です。

【スーパーの肉】バーベキュー時に用意する肉、人数別の適量(グラム)って?

みんなでワイワイ楽しむバーベキュー(BBQ)。

その主役は、何と言ってもお肉!
豚肉や鶏肉もいいですが、やはりメインは牛肉ですよね。

バーベキュー
(c)Shutterstock.com

でも用意する肉の量が悩みどころ。

人数で変わるのは当然として、とにかく食べる若い男子が中心、年配者や子どもが多数、女子会など、参加者のメンバー構成でも異なってきます。さらに、予算とも相談しなければなりません。

主役である肉が少なければシラけてしまうもの。しっかり、用意しておきましょう!

1人あたりの肉の量は、成年男子で300g、成年女子で250gが目安

一般的な適量がこれくらいで、子どもの場合は150g〜250g。

小学校低学年・・150~200g
小学校低学年・・200~250g

中学生なら成年並みでOKです。ただし、食べ盛りの高校生男子は、お酒を飲まない分、少し多めで350~400gくらい用意した方がいいかもしれません。

成年男女でも、年配者は量を減らすとともに、肉の種類も脂身が多いカルビなどを少なめにするほか、野菜を多めに用意した方がいいでしょう。反対に、運動部系の若い男子なら400gは欲しいところです。

メンバー構成でオススメの量を挙げると…

大人4人、子供(小学生)4人の場合・・2000g

大人10人(男女5人ずつ)の場合・・・2750g

予算が気になる時は、玉ねぎ、ポテトなどの野菜、豚肉や鶏肉、フランクフルトやソーセージ、または〆に焼きそばを用意するなどしてバランスを。


これからのシーズン、バーベキューをはじめ家で焼き肉パーティが増えてきますよね。スーパーで買ったお肉でもおいしく召し上がってくださいね!

取材協力/木更津食肉協同組合
取材・文/水野文也

初出:しごとなでしこ


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