あるある1:イベント感ゼロな日常生活の投稿が延々と続く
▲1枚だけの回転ずし写真。写真の色調も悪く、これを見せられなんて反応すればいいか悩む。
「今日のランチでした」と唐突に回転寿司のお皿が投稿されていたり「おやつタイム」というやや古めな表現とともに、コンビニお菓子の画像が投稿されていたり。
おじさんインスタでは、ややもすると「いいね」を押すのすらためらってしまうような、“どこがいいのかわかりにくい写真”が唐突に、でも断続的にお披露目されているのも「あるある」。
イベント感がゼロの写真をためらいもなく投稿している姿には、潔さや男気も感じますけどね。憎めないけれど「これって、インスタに投稿する必要ある?」と、ちょっとした疑問が私たちの頭に浮かんでいるのは、彼らにはナイショです。
あるある2:タグが極端に少なく意味がわからない投稿が目立つ
▲コメントもハッシュタグもない道路写真。これが何を意味するのか?個人的な記録なのか?まったくもって不明な投稿。
Instagramはタグを駆使して投稿するのも醍醐味だけれど、おじさんインスタでは、タグが極端に少ない投稿も「あるある」。
なにかしらの人間関係で繋がっているおじさんに「インスタ始めたんで、フォローしてよ!」などと言われ、とりあえずフォローするも、投稿した目的がわかりにくい地味めな写真ばかりを見せられ、タグも少ないからなにが言いたいのかよくわからない……なんてこともよく起こります。そんなおじさんの投稿は、タイムライン上できらびやかなインスタグラマーたちの投稿に混ざっているから、その地味っぷりがかえって目を引いてしまうのも、関連した「あるある」。
なんの変哲もない道路の写真とか、駅名の看板とか投稿されても、どんなリアクションすればいいのかよくわからない!
あるある3:グループ写真で半目や視線なしの意味不明写真多数
▲何を撮った? 前のふたり? 目線もないし、目も閉じてるけど、この人たちにとっても迷惑なのでは?
おじさん世代は、インスタを日記や備忘録として活用したいものなのか、同世代で集まっているグループ写真の投稿も多め。
飲み会の写真などでは、タグなしで「飲んでます!」などの説明が添えられていることも多く「タグを使わないなら、インスタである必要なさそうだけど……」と感じさせる投稿も「あるある」です。
しかもなぜか、おじさん世代のグループ写真って、人数が多いほどだれかが半目写真になっていたり横を向いていたりするのも多いけれど、そんなのもお構いなし。それでトラブルにならないのは、おじさん世代がおおらかな人ばかりだからなのでしょう。
インスタグラムは、もはや国民的SNS♡ おじさん世代も続々参入して楽しんでいる模様です。
しかしかなり個性的な投稿が目立ってしまうのは、やはり“世代”のせいでしょうか。みなさんのまわりのおじさんインスタは、いかがですか?
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。