■1:「なんでも『やばーい』と返してくる後輩にイラつきます」(34歳・IT)
T子「ウチの会社にいる後輩なんですけど、どんな指導にも『やばーい』で返してくるから、ゲンナリなんです」
編集部「あー、いますよね。その子はどんな感じで『やばーい』を使うんですか?」
T子「なんでもかんでもです。『表計算の式が違う』って指導すると『やばーい。ありえないですねー』とか、『部署の飲み会、19時からだから遅刻しないで』に『やばーい。わかってます』とか…とにかく『やばーい』を付けないと気が済まないみたい。薄笑いで返してくるから、指導しているのに後輩にバカにされている気分になります」
編集部「……その子にとっては、“やばーい”が、“はい”みたいなものなのかしら?」
■2:「『ウケるんですけどー』って、返事じゃないですよね?」(35歳・マスコミ)
M穂「社内の20代女子なんですけど、先輩に向かって『ウケるんですけどー』を多用するので、モヤモヤします」
編集部「あー、いますよねぇ。どんな感じで使うんですか?」
M穂「この前なんて、遅刻が多いので指導したら『先輩、ウケるんですけどー』って言われました。そのほかにも、仕事中にふらっとどこかに行ってしまうので理由を尋ねたら『ウケるんですけどー』で返されるとか、そんな感じです」
編集部「それはかなり重症…その子は、何にそんなにウケているんでしょうか…」
■3:「仏頂ヅラで『あ、すいません』を多用する後輩にモヤつきます」(33歳・映像)
K絵「今、後輩の指導をする立場にいるんですが、私が担当している20代の子が、私が指導するたびにふてくされた顔で『あ、すいません』しか言わないのにモヤモヤします」
編集部「ん? 『すいません』で、謝っているつもりでいるとかそんな感じ?」
K絵「いえ、謝っている感じじゃないんです。例えば『なんで電話があったことを伝えないの?』や『期日までに作業ができなかった理由は何?』って、こっち理由を尋ねているのに、斜め横を向きながら『あ、すいません』って言うだけって感じです。指導したくとも話が進みません」
編集部「うわ…確かに話が進まなくなっちゃいますよね。とりあえず『すいません』さえ言っておけばいいって思っているのかしら」
K絵「そんな感じですね。ついに私もこの前『すいません、じゃ話が進まないでしょう』って言ったら、それにも『あ、すいません』って返してきました」
編集部「最初に必ず言う“あ”も、モヤっとしますしね……ご苦労お察しします」
先輩女子としては親身になって優しく(?)指導をしたくとも、後輩の態度のせいでモヤモヤを抱いてしまうことが。みなさんの会社にも、個性的な態度で先輩をモヤつかせる後輩がいますか?
取材・文/しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ