【商品企画】前田 はるかさん(33歳)の手帳活用法
「1つの仕事を細分化し、それぞれ項目ごとに期限が一行で管理できる朝日新聞出版の手帳『yPad half X』を、5年ほど愛用しています。
もともと入社した際は『営業職』で、その日のうちにこなす仕事がメインだったためバーチカルタイプの手帳をTODOリストのように使用していました。
『企画職』に異動したことで、新商品を企画して発売する、という長期的な目標に向けての仕事が多くなり、それまでの手帳では管理が難しくなったため、今はこの手帳ひとつに仕事での目標やスケジュールをまとめるようになりました」
■予定や目標がひと目で分かる「ジョブタスクチャート」を活用!
朝から夜まで、30分刻みで書き込めるスケジュール表には、外出や会議、展示会などの予定を書き込んでいます。『ジョブタスクチャート』(写真上)にはやるべき仕事を書き出し、さらに細かい項目に分けて締め切りを管理できるので、とても役に立っています。
済んだ仕事をチェックしていくことで、やったかどうかを気にしてしまう不安から解放され、仕事に優先順位をつけやすくなり、効率的に仕事ができるようになりました。
また、『ジョブタスクチャート』では、新商品を企画して発売するという長期的な目標を達成させるのに、1週間ごとにここまで進めるという計画を細かくたてることができ、一つ一つ着実に進んでいることが見てわかるので、自分のモチベーションの維持につながっていると感じます。
次週ページとの間には『フリーページ』(写真上)があり、もやもやしていることを書き出したり打ち合わせのメモやアイディアを書き留め、頭をすっきりさせるのに役立っています」
■こだわりポイント1.貼って剥がせるフセンで、書き直しの手間を省く
「私が企画したフセン紙『CHIGIRU(チギル)』や新商品の『Chigiru seal(チギルシール)』という製品を、自分の手帳にもリアルに愛用しています。
好きな形やサイズに5mm方眼でちぎれるフセン紙『CHIGIRU(チギル)』は、主にスケジュール欄のサイズに合わせて時間を表すのに使っています。
展示会等の期間を表したいときは、『Chigiru seal』の六角形タイプをちぎって三角形にして矢印のように使っています」
「『Chigiru seal』の円形タイプはタイムスケジュールのように使ったり、期限に余裕はあるが忘れたくない仕事を、バイカラーを生かして『題名』と『内容』のように色別に書いて貼っています。
『CHIGIRU』も『Chigiru seal』もフセンなので、仕事が持ち越しになってもはがして次週ページに貼りなおすことができ、書き直しの手間がなくなり便利です!」
■こだわりポイント2.フリーページで使うペンは、決まったものに統一
「フリーページでは主に、ぺんてるの『ENERGEL』や、パイロットの『VCORN』などの太いペンを使い、色付けはぺんてるの『Multi8』を使用しています。
スケジュールやジョブページは、パイロットの『フリクション』やLAMYのシャープペンシル、フセンの上に書くときは三菱鉛筆の『ジェットストリーム』を使い、終了したジョブにはパイロットの『フリクションスタンプ』を捺しています。
付箋と同じで、修正や変更に対応できる筆記具をメインで使っています」
ペンが収納できるポケットがついたオリジナル品の手帳カバーもお気に入りで、同じ手帳を長く使う理由にもなっています、と前田さん。
愛用の手帳カバーや気分の上がるかわいいフセンを活用することで、「書き込む」ことも楽しみのひとつになりそうですね♡
取材・文/サワダユキコ
初出:しごとなでしこ