■1:「息子の家に泊まりに行ったら連日、自炊とは言い難い料理が…」(57歳)
▲「手作りっぽく見えるハンバーグも、一口食べれば出来合いのものだとすぐわかりました」(姑S子)
姑S子「うちの息子は結婚7年目ですが、嫁がちゃんとした料理を作らないので、どうしたものかと思っています」
編集部「お料理が苦手なお嫁さんなんでしょうか?」
姑S子「息子いわく『私の料理はプロ級の腕前だけど、共働きで料理に時間とれない』が口癖らしいのですが…先日、都心に用事があって息子の家に行ったときは、カット野菜のサラダにレトルトのハンバーグ、電子レンジでチンするご飯という献立で、唖然としました。ちょっと指摘したら泣き出して寝室から出てこなくなり、私が息子に叱られて…」
編集部「まぁ、食事の内容は家庭によってまちまちなので…お嫁さん、仕事で疲れているのかもしれませんね…」
■2:「私が行くと、嫁は“出張”って聞いてましたが実は…」(59歳)
▲「わざわざホテルに泊まるお金を無駄遣いだと思わない嫁の神経も疑います」(姑M子)
姑M子「私は千葉に住んでいるので、東京にいる息子の家は近いんですが、あんまり息子夫婦を邪魔しても悪いので、数ヶ月に1度だけ様子を見に行くようにしているんです。子どもはなく共働きをしているので、少しでもお嫁さんの家事が楽になればいいなと思って、家政婦をするつもりで行っていたんです」
編集部「お母さんとしては、息子さんの顔も見たくなりますものね」
姑M子「はい。でも、いつも私が遊びに行くとお嫁さんは“出張”で、息子とふたりで過ごすことが多く、この前ついに息子に『ミカさん(仮名)は働きすぎじゃない?』って言ってみたんですよ。そうしたら…、“出張”というのは嘘で、私が来ると知ると都内のホテルにひとりで泊まりに行ってしまうらしいんです。もともとお嫁さんとは相性が悪いものの、そこまで嫌われているのかと愕然としました」
編集部「……。まぁ、最近は、リフレッシュ目的でホテルにおこもりする女性も増えていますし……(以下、しどろもどろ)」
■3:「『お義母さんとは、価値観が違いすぎます』って、ハッキリ言われてしまって…」(68歳)
姑K代「去年、息子夫婦が私たちの家から徒歩15分にマンションを買って引っ越してきたんです。1歳の孫と会えるし、おやつやおもちゃを持って週末に遊びに行っていたんですが、ある時、嫁から『お義母さんとは、価値観が違いすぎます』ってハッキリ言われて、行きにくくなってしまいました」
編集部「あらら。お嫁さんも、働いていらっしゃるんでしたよね? 週末ごとに義母が訪れてくるのは、気疲れしちゃうなどの理由があるのかもしれませんよ」
姑K代「いえ、うちの嫁は働いているって言ってもパートなんですよ。そんなに疲れるようなことはないと思いますし、私は嫁にかなり気を使っているので、気疲れすることもないと思います。嫁は気が強いのが欠点なんですよねぇ」
編集部「……(絶句)」
巷には、嫁に対して憤りを抱いているお姑さんも。嫁&姑は、女同士ゆえにいろんな感情も渦巻くのは仕方ない!?
もしも姑から理不尽だと感じる文句を言われたとしても、お嫁さん、負けないで♡
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。