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LIFESTYLE

2018.03.13

2人にひとりが「友人・家族にも相談できない悩み」があると回答。どうすれば解決に導ける?

日本弁護士連合会が、20〜60代の男女に抱えている悩みと弁護士相談に関する意識調査を実施。20代~30代女性が抱える悩みもわかりました。

日本弁護士連合会は、なかなか他人には相談できない身近な悩みに、その地域の弁護士が応える法律相談センターの取り組みを推進しています。そのなかで、弁護士相談に関する意識調査を実施しました。

なかでも20~30代の女性が抱える悩みは、「職場でのセクハラ・パワハラ」や「賃金・残業代の不払い」といった働き方に関するものと、「夫婦間・恋人間のDV」、「両親からの虐待」、「いじめ」などの「暴力やいじめの悩み」の悩みも目立つ結果に。

■1.『「友人・家族にも相談できない悩み」はありますか?』

「友人・家族にも相談できない悩み」法的な悩みを抱えている人は約5割(n=1029,単回答)

20〜69歳の男女で、何らかの悩みを回答した人に対して、『「友人・家族にも相談できない悩み」はありますか?』と質問したところ、「ある」と回答した人は52.4%という結果になりました。

「友人・家族にも相談できない悩み」はありますか? 結果グラフ

■2.『「誰かに相談するのは気が進まなかった」「誰かに相談するのは気が重かった」ということはありますか?』

法的な悩みを個人で抱え込んでしまっている(あるいはいた)人は約7割(n=1029,単回答)

1.で、何らかの悩みがあると回答した人に対して、『「誰かに相談するのは気が進まなかった」「誰かに相談するのは気が重かった」ということはありますか?』と質問したところ、「ある」と回答した人は69.3%という結果になりました。

「誰かに相談するのは気が進まなかった」「誰かに相談するのは気が重かった」ということはありますか? 結果グラフ

■3.『弁護士に相談したことはありますか?』

法的な問題を抱えつつも、弁護士に相談していない人が約8割(n=1029,単回答)

1.で、何らかの悩みを回答した人に対して、それについて『弁護士に相談したことはありますか?』と質問をしたところ、81.7%の人が「ない」と回答しました。

弁護士に相談したことはありますか? 結果グラフ

■4.『最も大きな悩みは何ですか?』全体

法的な悩みのうち最も大きな悩みのうち「借金」が約4割と最も多く、次いで、「職場でのセクハラ・パワハラ」「賃金・残業代の不払い」など働き方関連が2割(n=1029,単回答)

1.で、何らかの悩みを回答した人に対して、『最も大きな悩みは何ですか?』と質問をしたところ、1位は「借金」で36.9%次に多いのは、「職場でのセクハラ・パワハラ」で15.2%「賃金・残業代の不払い」も合わせた「労働」に関する悩みは、22.8%を占めました。

最も大きな悩みは何ですか? 結果グラフ

■5.『最も大きな悩みは何ですか?』年代別

年代別では、「賃金・残業代の不払い」の悩みは20代に多く、「隣人トラブル」は年齢が上がるにつれ増加傾向(n=1029,単回答)

1.で、何らかの悩みを回答した人に対しての『最も大きな悩みは何ですか?』という質問の回答を年代別にパネル集計したところ、「賃金・残業代の不払い」は20代が最も多く17.0%となり、平均である7.6%を大きく上回りました。

それに対し、「隣人トラブル」は50~59歳が18.1%、60~69歳が18.9%と、平均である14.2%を大きく上回る結果になりました。

しごとなでしこのユーザーに多い20代、30代では、「賃金・残業代の不払い」のほか、夫婦間・恋人間のDVや、職場でのセクハラ・パワハラに関する悩みも顕著です。

最も大きな悩みは何ですか? 結果グラフ

■6.『最も大きな悩みは何ですか?』男女別

「職場でのセクハラ・パワハラ」は男女ともに約5割、女性では「夫婦間・恋人間のDV」が56.8%、「両親からの虐待」、「いじめ」が53.1%と、「暴力やいじめの悩み」が男性を上回る結果に。(n=1029,単回答)

1.で、何らかの悩みを回答した人に対しての『最も大きな悩みは何ですか?』という質問の回答を男女比で見たところ、男性は「借金」が66.1%、「賃金・残業代の不払い」が65.4%、「架空請求や詐欺被害」も男性64.9%と「お金の悩み」が女性を上回る結果となりました。

それに対し、女性は「夫婦間・恋人間のDV」が56.8%、「両親からの虐待」、「いじめ」が53.1%と、「暴力やいじめの悩み」が男性を上回る結果となりました。

「職場でのセクハラ・パワハラ」については、男女ともに50%という結果になりました。

最も大きい悩みは何ですか? 結果グラフ

■7.『弁護士に相談しなかったのは、なぜですか?』『どのような条件が揃えば、弁護士に相談しやすいですか?』

弁護士に相談しなかった理由のうち約7割が「相談料が高そう」、約5割が「気軽に相談できない」(n=1029,複数回答)

2.で、何らかの悩みを回答した人で、「弁護士に相談しなかった」と回答した人に対しての『弁護士に相談しなかったのは、なぜですか?』『どのような条件が揃えば、弁護士に相談しやすいですか?』という質問の回答を見たところ、相談しなかった理由の第1位は「相談料が高そう」で66.7%、第2位は「気軽に相談できないから」で47.8%となりました。

また相談しやすい条件については、「安く相談できる」が74.2%、「気軽に相談できる」が65.4%となり、弁護士の経験や自宅からのアクセスの2倍以上の結果となりました。

弁護士に相談しなかったのは、なぜですか?

■8.『弁護士への相談費用は、1回当たりどのくらいかかると思いますか?』

弁護士の1回あたりの相談費用は、4割以上が「1万円以上」とイメージ(n=1029,単回答)

意識調査に回答した男女で、『弁護士への相談費用は、1回当たりどのくらいかかると思いますか?』という質問に対して、「5,000円未満」が29.8%、「5,000円~1万円未満」が29.7%と最も多かった一方で、「1万~3万円未満」も23.6%にのぼり、1万円以上かかるとイメージする人は合計で40.4%にのぼりました。

弁護士への相談費用は、1回当たりどのくらいかかると思いますか? 結果グラフ


しごとなでしこユーザーのみなさんの中にも、職場やプライベートにまつわる誰にも言えない悩みを抱えている女性もいらっしゃることでしょう。

では、どうすればいいのか? どうやって解決に導けるのか?

せんげん台法律事務所の弁護士の廣部俊介(ひろべ しゅんすけ)下記のようにコメントしています。

弁護士会が運営する「法律相談センター」に気軽に相談を

「今回の調査では、悩み事の内容については、あえて離婚、相続、交通事故といった弁護士への相談が多いものを選択肢から外したわけですが、隣人とのトラブルやいじめといった「人間関係」の悩み、パワハラ・セクハラや賃金・残業代の不払いといった「働き方」にも関わる悩みを抱えている方が実際には多いことが分かりました。

普段、こうした問題の法律相談を受けることは多くはありませんので、こうした悩みを持つ方が世の中にたくさんいるけれど、弁護士には相談できていないという実態が浮かんできます。

やはり弁護士への相談というのは、まだまだ敷居が高いと感じました。その原因としては、費用の心配が大きいと思います。

今回の調査結果では、弁護士に相談する費用が1万円以上かかると考えている方が40%以上いましたが、弁護士会の運営する全国の「法律相談センター」では、相談料を30分 5,400円としているところが多いです。

悩みを抱えたまま日々を過ごすのはとても辛いものです。弁護士からのちょっとしたアドバイスで悩みが解消されるということもあります。

全国には、弁護士会が運営する「法律相談センター」が300か所以上ありますので、悩みを抱えられた方には、お近くの「法律相談センター」で相談することをお勧めいたします」(廣部俊介 弁護士)

相談
(c)Shutterstock.com

もし、今つらい状況にあるならば、廣瀬先生のいうように、弁護士会が運営する法律相談センターに相談してみるのもひとつの方法ですね!

法律相談センターとは

法律相談センターは、生活者が抱えている問題の相談に対応する目的で、全国各地約300か所に設置されています。法律相談センターでの法律相談は、「ひまわり相談ネット」から予約できます。

<調査概要>
調査の方法:インターネットリサーチ
調査の対象:全国 20〜69歳の男女
有効回答数:10,010人(年代ごとの人口構成比に従う)
調査実施日:2018年2月7日(水)

初出:しごとなでしこ

せんげん台法律事務所 弁護士 廣部俊介

平成10年、早稲田大学を卒業し、平成17年に弁護士登録。弁護士過疎地に赴任後,平成21年12月に現在の法律事務所を開所。

これまでの相談件数は5,000件にのぼる。離婚や交通事故など市民事件を幅広く多数扱う。

2015年より、日本弁護士連合会 公設事務所・法律相談センター委員会 副委員長を務めている。


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