ここ数年の世界的な抹茶ブームに伴い、“matcha”という言葉もすっかり世界に定着しつつあります。抹茶ラテに抹茶スムージー、ケーキにアイスクリームなど、ヘルシーでおいしいというイメージが人気の理由です。
今や北米やヨーロッパ、オーストラリアなど、世界中のあらゆる場所で抹茶テーマのカフェも増えています。そんな中、今話題を集めているのが“青い抹茶”。
▲photo/@matcha.blue
抹茶はそもそもお茶の葉から作られるので、青いわけはないと思ってしまうのですが、“blue matcha”(ブルー抹茶)というものがインスタグラムなどのSNSで話題になっています。
さて、その“青い抹茶”とはどんなものなのでしょうか?
■“青い抹茶”気になるブルーの原料とは?
“青い抹茶”の原料は、茶葉ではありません。なので、厳密に言うと“抹茶”とは言えないのですが、海外での“抹茶”の最先端のスーパーフード的な位置づけと親しみから、馴染み深い“matcha”という言葉が付けられたのではないかと思います。
その気になる原料は、バタフライピーのお花。バタフライピーとは、タイで一般的なハーブで、“アンチャン”と呼ばれ親しまれています。日本でも、温暖な気候である竹富島で栽培されています。
■“青い抹茶”がスーパーフードとして注目されている理由
バタフライピーには健康、美容効果が期待できるとして、世界で活躍するセレブやモデルも注目しています。
その注目の成分は、バタフライピーに豊富に含まれるアントシアニンというポリフェノールの一種。このブルーはアントシアニンの色で、紫キャベツやブルーベリーにも含まれています。
▲photo/@matcha.blue
バタフライピーにはブルーベリーの約4倍ものアントシアニンが含まれており、酸化しにくいことでより大きな効果が期待できます。
ブルーベリー同様、目に良いことはもちろん、抗酸化作用があることでアンチエイジングにも効果があるとされています。
女性に嬉しい効果がいっぱいのハーブティー! ただし、バタフライピーには子宮収縮作用があるので、妊娠中、生理中の摂取はおすすめできません。
■“青い抹茶”気になる飲み方は?
バタフライピーはクセが少なく、そのまま冷やして飲んだり、ソーダで割ったりして飲むのが一般的です。少し甘みが欲しいという人は、はちみつやメープルシロップを入れてもおいしく飲むことができます。
今回取材に協力いただいたMatcha.Blue(マッチャブルー)さんでは、さまざまなバタフライピードリンクのアイデアレシピを展開しています。
▲photo/@matcha.blue
こちらはバタフライピーを使ったユニコーンラテ。材料は以下の通りで、ブレンダーで混ぜて作ります。おうちで作るには手の込んだ印象がありますが、これをヒントにもう少し簡単にアレンジできそうですね。
◆材料とつくりかた
1と1/2カップの生のカシューナッツを4時間ほど水につけておく。水3と1/2カップ、バニラビーンズ、コールドプレスしたショウガを2オンス、レモンジュースを2オンス、ブルーマッチャを小さじ1杯、マカの根を小さじ1杯。以上をブレンダーでまぜる。
仕上げにナツメ、ブルーマッチャパウダー、バタフライピーの花をお好みでトッピング。
▲photo/@matcha.blue
いかがでしたか? これから暖かくなるにつれて、さわやかなブルーのドリンクを楽しめる季節がやってきます。オリジナルのバタフライピードリンクを作ってみてはいかがでしょう?
初出:しごとなでしこ