「マツコの知らない世界」に出演したカレーおじさん\(^o^)/
“間借りカレー”について、しごとなでしこにてさらに詳しくご紹介!
こんにちは、カレーおじさん\(^o^)/こと、縫田曉言です。
大人気テレビ番組「マツコの知らない世界」(TBS系/2018年2月27日放送)に出演させていただきました。
カレー業界でも近年盛り上がりを見せている、“間借りカレー”の世界をプレゼンしたのですが、まずは番組を見ていない方の為に説明します。
“間借りカレー”というのは通常は別の店である場所を時間帯限定で借りてカレー屋を営業している業態のお店のことです。夜はバーだったりする場所の昼の間借りが多いのですが、間借りだからこその面白いお店が沢山あるんです。
今回のカレーなでしこでは、番組でご紹介したお店に関してはより詳しく、そして時間の都合でご紹介しきれなかった他のおすすめ間借りカレー店についてもいくつかご紹介していきたいと思います!
「マツコの知らない世界」で紹介したお店の魅力をもっと詳しく!
■マツコさんのように、パクチー嫌いでも好きになってしまう美味
「渋谷 ケニックカレー」
まずは東京における“間借りカレー”の先駆者「ケニックカレー」。
最近カレー業界で流行している魯肉飯とカレーを合わせる先駆者でもあります。
渋谷の雑居ビルの5階にあるバーの間借りなのですが、入り口は重い扉。中は見えずに入りにくい雰囲気かもしれません。しかし入ってみれば明るく落ち着いたおしゃれな雰囲気。店員さんもお客さんも不思議と美女揃いのお店なのもポイント。
パクチーが苦手なマツコさんが「悔しいけどパクチー克服しちゃった!」と、自らパクチーをどんどん入れて食べてしまった程の美味しさ! パクチーが最高に合うカレーなので、苦手な方も是非!
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★☆
雰囲気:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
美女率:★★★★★
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今、カレー×魯肉飯が熱い!「マツコの知らない世界」に出演も決定したカレーおじさん\(^o^)/(縫田曉言)が、超人気店主との熱血対談
■進化が止まらないオリエンタル独創的カレー
「横濱中華街 シャリランカカレー」
中華出身のシェフが寿司屋の若大将とタッグを組んで生み出した独創的すぎるシャリカレーがいただけるお店です。
基本はシャリに鯖味噌ドライカレー。それにヅケだったり鰹出汁のカレーあんや鮪の唐揚げやメカジキのフライなどをつけていくスタイル。
副菜もそれぞれこだわっていて美味しく、唯一無二の美味しさです。春節の時期にはより中華に寄せたカレーを出していてこれまた最高に美味しくて。他にも色々とアイディアがあるそうで、今後の新メニューや限定メニューにも期待大。進化が止まらない「シャリランカカレー」。
個性的すぎて違和感覚える方もいるかもしれませんが、カレーの新たな可能性を知ることができる最高に楽しいお店です。
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★★
雰囲気:★★★★★
コスパ:★★★★☆
期待度:★★★★★
■骨董品屋の中でいただく出汁カレー
「東高円寺 平日昼だけ」
日本のインドとも呼ばれる高円寺の近くですが、東高円寺となると基本的には住宅街。高円寺駅周辺のカオスさは薄れます。と、油断してはいけません! 住宅街の中にあるとてつもないカオス。それがこちら「平日昼だけ」。店名とは思えない名前ながら、これ以上わかりやすく説明できないであろうお店の営業時間!
さらに、場所が骨董品屋の間借りであり、カレーも和の出汁を組み合わせた独創的カレーと、個性しかないと言って差し支えないお店です。それでいてキワモノではなく味は確か。
様々なジャンルの料理を経験してカレーにたどり着いたシェフの味。堪能してください。
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
雰囲気:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
異空間度:★★★★★
■“間借りカレー”の本場大阪の異端児
「大阪 阿倍野 堕天使かっき〜(青空食堂)」
“間借りカレー”の本場大阪。東京よりも大阪の方が間借り文化が成熟しており、さらにいえばカレー文化的にも独自の進化を遂げていて最もカレーが熱い街でもあるのですが、その中においても異端児中の異端児が「堕天使かっき〜」。「カレーにせんほうがええのに」をコンセプトに、これがカレーになるの? と思うような食材をカレーにし、さらにそれが毎回美味しいという奇跡!
不定期営業の間借りなので詳細はツイッターをチェックして行ってください。奇才かっき〜にしか思いつかないカレーと、出せない美味しさ。ここでしか食べられない逸品です。
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
コスパ:★★★★★
意外性:★★★★★
■間借りから実店舗へデビューした人気店
「高円寺 青藍」
間借りから独立して成功した例として番組で紹介させていただいたのがこちら。
というわけで現在は間借りではないのですが、まだオープンしてそれほどたっておらず、前店舗の形をほぼそのまま使っているので、間借りではないのに間借り感があるのが面白いです。
注文してから一皿一皿スパイスをテンパリングして作る手の込んだカレーは、中国のスパイスである花椒が印象的な痺れる美味しさ。
野菜もたっぷりで健康にも良く、見た目も最高に美しいのでインスタ映えも間違いなし! 基本的にマスター一人で切り盛りしているので少し時間はかかりますが、待ってでも食べたい美味しさです。
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★★
雰囲気:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
ヘルシー度:★★★★★
と、ここまでは番組でご紹介したお店。
そしてここからは紹介したかったんですが時間的に紹介しきれなかったとっておきのお店をいくつかご紹介いたしましょう\(^o^)/
「マツコの知らない世界」で紹介できなかったとっておきのお店をご紹介!
■様々なマニア、オタクが集まるお店
「新宿ゴールデン街 エピタフカレー」
一時期は徒歩1分圏内に三軒もの間借りカレー屋が密集していた新宿ゴールデン街。
その中で2018年2月現在も営業中なのはこちら「エピタフカレー」のみです。
ハロプロヲタクでDJでもあるマスターは、カレー好きが高じてインドまで修行しに行った本物のマニア。カレーはインド的でありながらも日本人の舌にも合うようにバランス取って作られたものなので、初心者にもマニアにも嬉しい美味しさです。
基本的に昼営業なのですが、週に一度月曜のみ夜も営業しております。夜はマスターのマニアックヲタクトークも炸裂! 様々なヲタクが集まり楽しいです。
比較的女性率も高いお店なので女性一人でも安心ですよ。
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
ヲタク度:★★★★★
■女性店主の作る濃厚美味なオリジナルグリーンカレー
「銀座 グリーンカレーめぇ」
銀座にあるカントリーバーのランチ間借りでオリジナルのグリーンカレーがいただけるお店です。
タイ料理のグリーンカレーをベースとしながらもそのままではなく、そこにフレンチ的な独自のアレンジを加えた、ここでしか食べられない濃厚な美味しさです。
こちらの女性店主であるめぇさんは中目黒の人気カフェ「リロンデル」の方なのですが、とにかく料理に対するこだわりが尋常じゃないお方。
メニューはグリーンカレー一本勝負ながら、副菜が週替わりなので通っても飽きません。
女性客も多く、女子受けもバッチリのオリジナルグリーンカレー。是非一度食べてみてください!
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
雰囲気:★★★★★
コスパ:★★★★☆
女子受け度:★★★★★
■平日はサラリーマンのカレーマニアによる不定期間借りカレー
「高田馬場、渋谷等 ショウカリー」
サラリーマンが趣味で不定期営業している幻の“間借りカレー”です。
こういうスタイルの間借りカレーも少なからずあるんですが、その中でも僕が好きなのがこちら。
営業日も不定期なら場所も不特定なのですが、最近は高田馬場にある「やえ」という居酒屋で落ち着いている様子。詳しくはインスタグラム#shocurryで検索するか、Facebookのページで確認しましょう。
マニアが集まるお店なので、色々なカレー情報もゲットできるかもしれません。ちなみに次回は3月25日、高田馬場「やえ」で営業予定だそうです!
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
雰囲気:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
マニア率:★★★★★
「今度行こう…」では、味わえない可能性も。
“間借りカレー”は、気になった瞬間行くべし!
昨今、”間借りカレー”は不定期営業のお店も含めるとかなりの数になってきていて、その全てを確認することが難しい状況です。
番組で取り上げた店舗数は定期的に営業していて、尚且つお店に連絡が取れたもののみの数なので、実際はどんどん増えてきているのが現状です。
しかし、同時にどんどん無くなっていってしまうのも“間借りカレー”の現実。
誰にも気づかれないまま寂しく終わってしまうお店も少なくありません。
もし気になったら、いずれ行こうではなく、気になった瞬間に行くべきです。
大阪では間借りから超人気店となって行列の絶えないお店になったお店も多々ありますし、ちょっと行かないうちにどんどん味が進化していくお店もあります。
気になったその瞬間じゃないと味わえない美味しさ、楽しさがそこにあるのが“間借りカレー”の魅力。
気になったお店があったら次の休日にでも行ってみてください!
初出:しごとなでしこ
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/