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2018.02.18

世界5カ国を徹底比較! 世界の共働き最新事情&仕事と家事を両立させるポイント

女性の社会進出が当たり前になり、増え続ける「共働き世帯」。今回、リンナイ株式会社が世界5カ国を対象に行なった「共働き」に関する意識調査から、世界の共働き最新事情が判明! さらに「仕事と家事を両立させるポイント」を立命館大学教授の筒井先生が教えてくれました。

現在、「女性活躍」は日本の成長戦略の中核ともなっていますが、女性の活躍から共働き夫婦も多くなり、男性の家事への参画にも注目が高まってきています。しかし、日本だけじゃなく、世界に目を向けるとどうなのでしょうか?

そこで、リンナイ株式会社が、世界の共働き夫婦の家事事情を探るべく、日本(東京)、共働き夫婦が少ない韓国(ソウル)、ナニー文化が浸透しているアメリカ(ニューヨーク)、共働きが主流のドイツ、ワーク・ライフ・バランス先進国であるデンマーク、計5カ国の30〜49歳の男女計500名を対象に「共働き」に関する意識調査を実施。

その結果、日本は、他国に比べ家事と夫婦の時間が少ない傾向にあり、仕事と家事の両立が上手くできていないことが判明しました! その詳しい結果をみていきましょう。

家事時間が最も長いのは「アメリカ」、「日本」との差は1週間で約5時間で、日本は仕事が多い国1位に

家事時間 各国別結果 家事 仕事家事時間 各国別結果 睡眠 夫婦の時間

まずはじめに、共働き夫婦の平日の時間配分を調査したところ、家事時間が最も短いのは「ドイツ」、長いのは「アメリカ」という結果に。

また、仕事に関しては「日本」が最も長く1日9.19時間。夫婦の時間に関しても他国に比べ、1.31時間と日本が最も短いことが判明しました。

リビング 夫婦

世界5カ国の約80%が「夫婦で家事を分担している」と回答。しかし、家事を分担していない国1位は「日本」

夫婦で家事を分担 各国別結果

次に、共働き夫婦の家事分担の実態を調べたところ、世界5カ国の平均で約8割が「夫婦で家事を分担している」ことがわかりました。各国別で結果をみると、家事を分担している人が最も多い国は「アメリカ」となり、家事を分担していない人が最も多い国は「日本」であることが明らかになりました

今回の調査で、日本は他の国と比べて仕事に追われている時間が長く、その分どうしても家事に当てる時間や夫婦の時間が少なくなってしまう、という傾向がみられました。

では、どうしたら仕事と家事を少しでも上手に両立させることができるのでしょうか??

この疑問に対して、立命館大学産業社会学部教授の筒井淳也先生が、仕事と家事を上手に両立させるポイントについて教えてくれました。

社会学部教授の筒井先生が伝授! 仕事と家事を上手に両立させる3つのポイント!

共働き

■1.家事にも「働き方改革」を

「働き方改革」がさかんに叫ばれています。労働時間を短くしつつ、しかし生産性を落とさないとなると、当然求められるのは「効率化」です。ただ、同じことが家事にも求められているのに、そのことはあまり強調されることがありません。

「仕事をしない主婦が完璧な家事・育児をこなす」ような1970年代的な社会環境は失われつつあります。働き方改革を進めて共働き夫婦が増えるなら、それに応じて「家庭のなかの働き方改革」も進める必要があるのです。

■2.完璧な家事をしない、求めない

最も重要なことは、完璧な家事をしない・求めない、ということです。効率化の最優先事項は、「必要度の低い作業を省く」ということです。

これは外の仕事でも同じです。最近ようやくモンスタークレイマーが問題になりはじめましたが、とにかく日本社会はサービス水準が必要以上に高くて、それが労働時間の長さに直結しています。同じことは家事にもいえるのです。男性も女性も、家事の要求水準をもっと下げましょう。

「洗濯物を干すときは、完全にそろえて並べる」「カーペットの上の髪の毛一本までとらないと我慢ならない」「ガスレンジを使ったら、必ず毎度拭き上げる」。こんな家事の品質を保つには、時間がいくらあっても足りません。共働き夫婦では、「毎日やっていた作業を2〜3日に一度にする」「(食洗機や掃除ロボットの利用など)自動化できるところは、初期費用が多少かかっても自動化する」といった割り切りは、「仕方がない」というよりも「必須」なのです

■3.仕事は、少し長い目で任せてみる

男性は概して家事に不慣れなもの。それはそのとおりで、男女共同参画のウラの面で男性の家庭参画が進む中で、まだまだ男性にとって「慣れない世界への適応」が途上にあるからです。

慣れない仕事に慣れてもらうためには、長期的に仕事を任せてみることが大事です。食事の準備も、「週一回」ではなく、連続して二週間ほど任せてみると、男性にとって見えてこなかった「仕事(家事)の本質」が見えてくるものです。たとえば、食材の買い物は、冷蔵庫の残り物や消費期限を考慮しながら計画的に行う、といった作業のコツがみえてくるのです。「家事仕事の見えない本質」を夫婦で共有すれば、分担の効率化が飛躍的に進むでしょう。


もしかすると、日本人は仕事と家事両方に対して“完璧”を求めすぎているのかもしれませんね。

今は、仕事を効率化できるツール、手間をかけずに美味しい料理が作れるレシビや商品もたくさんあります。なので、自分一人で頑張り過ぎてしまっている女性は、旦那さんに協力を求めてみたり上手にラクをすれば、今以上に1日の生活が充実させることができるかもしれませんよ♪

▶︎リンナイ

初出:しごとなでしこ

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