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2018.01.29

仮想通貨とられた被害OL33歳に世間の「ザマミロ感」ハンパない

2018年1月26日、仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)から、5億2300万ネムがハッキングによって不正送金されました。被害に遭った保有者は26万人と発表されましたが、そのうちのひとりがこのわたくし、33歳OLネム子。この数日間の攻防をご報告します。

■ネム損も半泣きだが、もっとコワイのはコインチェック存続の危機

はい、持ってます600ネム。

手に入れたときは日本円で10万円分程なので、1月28日コインチェック社発表の1ネム88.549円の日本円返金だとすると約53000円。ほぼ半減しちまいますね…。

しかーし、そんなことよりも、問題はいま現在も、ビットコイン他保有している仮想通貨がコインチェック社からほぼ出せないことですよ(ビットコインキャッシュというオルトコインは売却できます)。

取り付け騒ぎ防止なのかシステム保守のためなのか、日本円さえも出せないので、このままコインチェックごと消えてしまったらビットコインもほかの通貨も全部パァ! という恐怖と戦っているネム子です。

ネムの保有者は直接的な被害者ですが、ネムを持っていなくてもコインチェックにコインを預けている人はみんな今その恐怖の大魔王が背中に貼り付いているんじゃないかなぁ…。コインチェック社を使っている人はネムだけ持っているというのはたぶんあんまりなくて、みんなビットコインを筆頭にあれこれ持っていると思うので。

コインチェック社が飛んじゃうのが一番コワイっす。

マウントゴックス事件のように「コインは消えた。ないものはない、ごめんよ」って言われたら、リスクとって自己責任でやってたことではあるから、どうにもならないわけでして。

ネット犯罪
(C)Shutterstock.com

■億り人続出の環境に感化され、仮想通貨に手を出したのが運のツキ

ネム子がビットコインをはじめ仮想通貨に手を出したのは2017年11月。

お金持ちで知られるデイトレーダーの知人が全余剰資金をFXから仮想通貨に移し、億り人どころか数十億にもなっていて、周りも彼の教えを聞いて続々と参入してウハウハしていたので、ネム子もじっとしていられなくなったのです。

チャートを見始めたころは20万円台だったビットコインがあれよあれよという間に60万円になり、「これは買わなくては!」と買ったのが11月。ネムは当初持っていなかったのですが、その後に100ネム、そしてさらに500ネム買い足してしまったとさ。
↓100ネムだったのに…

仮想通貨

↓500ネム買い足してしまった…

仮想通貨

だってだってリップルとネムは絶対スゲェ!みたいなノリがあったんだもん!

100ネムのままだったら被害額たいしたことなかったのにぃぃぃぃぃ。(後悔先に立たず)

■オジサマ世代や昭和系会社の男子の評価傾向「仮想通貨はうさんくさい」

飲み会なんかでもやたらに仮想通貨の話題がでるようになって、まあ別に隠すことでもないので「私持ってるよ」と言うと、反応はまっぷたつでしたね。

ざっくり言うと、同世代やIT系の人、女子全般は「それでそれで?」という好意的な反応。持っている人もちらほらいました。一方で、オジサマ世代や昭和クラシカルな会社の男子は「えーやめなよ危険」「うさんくさい」「リスク理解してやってるの?」など反発方向。

特にザ・ニッポンの大手銀行勤めの知人は、めっちゃ詳しいけどめっちゃ反対するという態度に出たので、お酒が入っていたこともあって「アンタ仮想通貨のこと、好きなのキライなのどっちなの!?」と叫んでしまいました。

そして今回の事件が発覚すると…。

反発派の方々からお問い合わせ多数いただきました。

「ネム持ってたの?」「ほかの通貨もひきだせないんでしょ?」「どうすんの?」「大丈夫?」云々。

好意派からは反応ないんですよね、面白いことに。

そこにネム子は「そら見たことか」「ほーら俺が言ったとおりだろう」的な、確かなザマミロ感を感じてしまうのでした。

さぁ、ネム子のコインちゃんたちは果たしてどうなるのでしょうか!? 機会があればまたご報告したいと思います!

初出:しごとなでしこ

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