NYに住んだら、洗濯は「ランドローマット/Laundromat」で行うのが常識
NYに住んで苦労することの1つに「洗濯」があります。
NY州はアメリカ最大の都市であるNYC(ニューヨーク市)のほか、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドという5つの自治区から成り立っています。
そのうち、留学やお仕事などでNYに来ている日本人のほとんどはマンハッタン、ブルックリン、クイーンズのいずれかの区に住んでいらっしゃいますが、NYCにあるビルやアパートは築100年以上というとても古いものが多く、水周りの配管設備が整っていません。
そのため、家の中に洗濯機や乾燥機が設置されておらず、多くの人がランドローマット=コインラインドリーのお世話になっています(アメリカでは外で洗濯物を干す人はほとんどおらず、乾燥機を使うのが普通)
■ランドローマット(コインランドリー)で苦労することと
1.時間の確保
洗う、乾燥するという2つの作業で、最低でも3-4時間の時間が取られてしまいます。せっかくのお休みも、大半の時間を洗濯に使わなければいけません。
2.悪天候でも洗濯をしなければいけない
NYは冬になると気温がマイナス10度以下になる日もザラ。そんな中、洗濯洗剤と大量の洗濯物を運び、ランドローマットと自宅を行ったり来たりしながら洗濯をしなければいけません。厳しいのは冬だけでなく、もちろん雨の日や風の日、暑い日も大変です!
3.体力仕事
NYの5~6階建てのアパートであれば「ウォークアップ」というエレベーターのないところがほとんど。約1週間分の大量の洗濯物を抱えて階段を上がったり降りたりするのはなかなかの体力仕事です!
以上、大変な洗濯事情ですが、そこはニューヨーク。
解決策だって、もちろんあります!
■慣れるのが先? 払うのが先? 解決策は…
解決策1:おまかせする
洗濯物を洗ったり乾燥したりする時間がもったいない、という方のために、ドロップオフというサービスがあります。
これは洗濯物を持ち込んで洗って畳んでもらうというサービスで、忙しいニューヨーカーで少しお金に余裕がある人はこのサービスを使用しています。最近ではピックアップ、洗濯、デリバリーというサービスをしてくれる所も。値段は洗濯物の重量で決められます。どこも仕上がりはとてもキレイなので、お金に余裕がある人は是非。
解決策2:郊外に引越しするか、高級アパート(マンション)に住む
郊外の一戸建てや家賃の高いアパートに引越しすれば、洗濯機があります。
ただしアパートにおいては、自室ではなく地下に洗濯機があるケースがほとんど。とはいえ、アパートの外に行かずに洗濯ができるだけでも、嬉しいはず。ちなみに自室に洗濯機と乾燥機があるのは高級アパートonly。つまり、洗濯機と乾燥機の有無で生活レベルが分かるほどです。
以上、NY生活における日常の苦労話でした。
「住めば都」と言われるように、慣れればどおってこと無くなりますけどね!
文/黒田真理
初出:しごとなでしこ