仕事をサボっている同僚に「あとで後悔しても、知らないわよっ」と注意している先輩。
そんな同僚を「あの人、いつもいい加減に仕事してるからな~」なんて冷ややかな目で見る人もいるかも?
では、この「あとで後悔しても知らない」という表現、会話などでよく使いますが、日本語として正しいと思いますか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「あとで後悔しても知らないよ」この文章は正しい? 誤り?
1.正しい
2.誤り
正解は?
2.誤り
実は「あとで後悔」という表現は、誤り。
「後悔」が「あとでくやむこと」という意味なので、さらに「あとで」をつけると、意味が重なってしまう重複表現になってしまうのです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では55%が正解していましたが、44%つまり4割以上の人が、誤った表現を正しいと思ってしまっています(2018年2月9日現在)。
こう‐かい【後悔】
自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。「短い快楽に永い後悔」「今さら後悔しても始まらない」
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ