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LIFESTYLE

2017.11.08

映画ヒットは難しい!【興行収入】がよくても、赤字になってしまうのはなぜか?

映画ライター斎藤香がお届けする、映画人のとっておきの話。今回は、興行収入について。

そもそも、映画の興行収入って何?

エンタメのニュースで良く見る興行収入(興収)

「興収何十億円突破!」とか「興収の記録を塗り替えた」とか聞きますが、実際に興行収入が何なのか知らない人は多いかもしれません。また「この映画の興収は〇億で大爆死! 赤字!」なんてことも聞きますよね。「何億も稼いでいてなぜ赤字?」とも思うでしょう。

興行収入は、お客さんが映画を鑑賞するために劇場に支払った代金のことです。つまり、多くのお客さんが劇場で見た映画ほど、興収は高く、大ヒット! ということですね。

でもこの興収はすべて劇場側の儲けになるわけではありません。劇場は興行収入の中から、配給会社(制作された映画を劇場にかけるために劇場側に販売する会社)に契約したパーセンテージのお金を支払います。配給会社はそのお金の中から宣伝費など経費を差し引いて映画製作会社に支払います。そういう仕組みになっているのです。

撮影
(c)Shutterstock.com

興行収入から配給会社を通して映画製作会社は収入を得ていますが、赤字になるのは映画製作費の方が、得たお金よりも上回ってしまった場合です。製作費の中にはキャストやスタッフのギャランティも含まれますからね。インディーズ系の映画監督などは自費で映画製作をしている人もいますし、最近はクラウドファンディングで映画製作費を集める場合もあります。DVDの二次収入でなんとか赤字を免れた~なんてこともあります。

ちなみに日本の2016年興収第1位はアニメ映画『君の名は。』250億円。この記録は日本の歴代興行収入でも4位です。歴代興収の第1位は『千と千尋の神隠し』301億円。今年は『怪盗グルーのミニオン大脱走』が70億を突破して、いまのところ歴代興収77位につけています(更新中)。

初出:しごとなでしこ

映画ライター 斎藤香

映画専門誌の編集者として活動後、ライターとして多くの雑誌で映画レビューや人物インタビューを執筆。新作は月30本以上チェックしている映画通


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