働くみなさん! 日本語の「正しい表現」に、どのくらい自信がありますか?
書類を作成するときや同僚や上司にメールを送るときには、「あの表現はどんな意味だっけ……!?」と不安になることもありますよね。
また、「仕事デキそう」と思っていた上司が、誤った表現を使っていたら「もしかして仕事デキない人!?」などと、思わず幻滅してしまうことだってあります。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「すべからく」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.当然、ぜひとも
2.すべて、皆
正解は?
1.当然、ぜひとも
ある事柄を「ぜひともしなくては」という意味で使います。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では60%の人が正解していますが、40%つまり約5人に2人が間違った意味で認識してしまっています(2017年9月26日現在)。
「すべからく」は、「べし(べき)」とセットにして、「学生は、すべからく学問を本分とすべきである」などと用います。
※ ※
すべから‐く【須く】
[副]《動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より〉
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ