働く女性の「疲れの境界線」となる曜日が明らかになった!
まずは、フルタイムで働く土日休みの女性200名に「週のなかで、もっとも疲れを感じているのはいつですか?」という質問をしたところ、金曜の午後に疲れを感じる人が24.5%と多く、次いで木曜日の午後が24.0%、水曜日の午後の12.5%となりました。
水曜日の午後を境目に、木曜日の午後、金曜日の午後から疲れが倍増していて、疲れの境界線が「水曜日の午後」にあることが今回の調査で明らかになりました!
■水曜日に疲れを感じる、20・30代の働く女性のリアルな声
「週末まで2日もあると思うと、肉体的に疲れを感じ、精神的にも疲れを感じる」
「気分や体の感覚はもう金曜日でもおかしくないのに、まだ水曜だと気がつくことが多い」
「実際に水曜日仕事が終わるとものすごく疲れているから。仕事が木曜日までなら良いのにと、ほぼ毎週思っています」
「週の半ば。まさに山・山・山。これを越えれば週末だ〜い。先が長い…」
また、2013年にイギリスの化粧品会社サントロフェが、働く女性2,000人を対象に行われた調査でも、女性が最も老けて見える時間は水曜日の午後3時30分であるという結果も発表されていて、水曜日は女性にとってターニングポイントになっている曜日であると言えるかもしれません。
ケアの日は、週末の「金曜日」が多い!? 一方で、水曜日派の女性は約2割!
次に、「自分の健康・美容のために浴槽浴(バスタブにお湯を張り、一定の時間お湯に浸かること)をゆっくり行うのに一番ふさわしいと思う曜日」を聞いてみると、金曜日がふさわしいと回答した女性が70.7%で、やはり働き終えた週末がメンテナンスをする曜日としてふさわしいと考えている人が多いようです。
一方で、16.3%が水曜日を浴槽浴にふさわしいと考えていて、木曜日、金曜日の残り2日間を乗り切るために、疲れの境目である水曜日にしっかりケアをして備えておきたいという積極志向の方もいるようです。
ここで、『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』を執筆している、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授であり精神科医の西多昌規先生にお話を伺いました。
「気持ちと美容に関連がある、というのは女性ならではだと思います。1週間の折り返し地点で疲れがたまる水曜日は、軽い運動や趣味でストレスを発散するのも良いでしょう。その後の浴槽浴は睡眠を深め疲れを軽減させる良い手立て。 月・火で溜まった睡眠不足や疲れを軽くすることもできるんですよ」
何事も、頑張り過ぎは禁物。週の真ん中である水曜に疲れを取り、翌朝のやる気スイッチを入りやすくして、木曜からはラストスパート! ゆっくり湯船に浸かったり、お家でゴロゴロしてみたり…自分を甘やかす時間を、一番疲れが溜まりやすい水曜に設けてみてはいかがでしょうか。
調査元:株式会社バスクリン
調査対象;20〜50代女性各50名(計200名) 有職フルタイムで働き、週末(土日)休み、スキンアに関心がある方
初出:しごとなでしこ