今回は芋・かぼちゃとともに「ほっこり」優しい味わいの栗について。小さな粒に詰まった、幅広いカラダへの効能をご紹介します!
手間がかかるけど、食べたくなる! 栗の幅広い効能
イガイガをつついて開いて、硬い皮を割って、渋皮をむいてようやく食べられる、色々と手間のかかる栗。面倒でなかなか自分で調理は…という人も多いはず。でもこの栗、苦労してまで食べる価値のある、高機能食材なんです!
意外と知られていない、エイジングケア効果
筋力の機能低下を補うなど、加齢に伴う不調を予防する効果があります。足腰のだるさ、しびれ、疲れにも。膝や腰の養生にも役立つので、敬老の日のギフトは秋は栗のお菓子なんていいかも。
消化器系のはたらきを高める
芋やかぼちゃと同様に、気力の源である胃を強くし、秋冷えによる消化不良や下痢などを改善します。
血行を改善して痛みや出血を止める
血が滞ってドロドロな状態は痛みや出血を伴います。栗には血流をスムーズにする作用が。生理痛・不正出血・頭痛がある人、アザができやすい人に。
栗の見逃せない効能! 脳を健康にする「健脳」
健脳とは、字の通り「脳を健康にする」という効果。中国ではこの効能を持つ食材を、頭が良くなるように…と子供に積極的に食べさせるそう。実はクルミにも同じ効能が。というわけで、デスクワークのおともには、甘栗やクルミがオススメ!
栗ご飯のリメイクとしてもおすすめ。すぐできる「栗の和風ドリア」
栗ご飯・栗おこわだけじゃない、栗とごはんを使った和洋折中レシピをご紹介します。
1. 温かいご飯を茶碗に軽く一杯程度と、むき栗の水煮(または皮をむいた茹で栗)5〜6粒を用意。もしくは栗ご飯の残りなどでもOK。耐熱皿にご飯を敷き詰め、その上に栗を乗せる。
2.ホワイトソース(市販のもので可)カップ1/3程度に、味噌小さじ1、めんつゆ小さじ1弱、すりごま適量を加えて混ぜる。
3.ご飯の上にソースをかけ、とろけるチーズを適量のせ、トースターで焦げ目がつくまで焼く。刻んだ小ねぎを散らして完成。
栗の薬膳的効能について詳しくはこちらで紹介しています。