1.さてこの漢字読めますか?【蚕豆】
ヒント:旬は夏。茹でても、さやごと焼いても美味!
もうすっかり旬も終わり、来年まで食べられないのがさみしいです。
正解は、そらまめ。
空豆と書く場合もありますね。大きなさやを開けるとふわふわで真っ白なワタの上にかわいく豆が並んでいます。まるで緑色の宝石のよう。さやから出して茹でて食べるのが一般的ですが、最近はさやごとグリルなどで焼いていただくのも人気です。アメリカやヨーロッパでも食されており、Fava beansやbroad beansと呼ばれています。
マメ科の野菜。高さ約60センチ。茎は四角柱で、葉は1~3対の小葉からなる羽状複葉。春、葉の付け根に白色または紫色の蝶形花を開く。種子を包む莢(さや)は直立し、空に向かってつく。種子を塩ゆでや煮豆のほか、味噌・醤油・あんなどの材料に、茎・葉は飼料や肥料にする。北アフリカおよび西南アジアの原産。
(デジタル大辞泉より)
2.さてこの漢字読めますか?【隠元豆】
ヒント:多彩な調理方法で楽しめ、世界中で食べられています
正解は、いんげんまめ。
私たちが茹でたり炒めたりして食べているのは、若いさやをいただく、さやいんげんですね。細長いどじょういんげんや、平たいモロッコいんげんなど種類も豊富にあります。また完熟種子を乾燥させたいんげん豆は、金時豆や白大福豆、うずら豆などの名称で親しまれています。
1 マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉で、軟毛がある。夏、白色・黄白色・淡紅色などの花を総状につける。さやは細長く、未熟果をさやのまま、あるいは熟した種子を食用とする。中央アメリカの原産。蔓のない栽培品種もあり、ツルナシインゲンという。
2 フジマメの別名。関西地方でいう。
[補説]名は、伝えたという隠元禅師にちなむが、1のみを伝えたとも、また、1を関東に、2を関西に伝えたともいわれる。
(デジタル大辞泉より)
3.さてこの漢字読めますか?【豌豆豆】
ヒント:歯ごたえもあるシャキシャキのさやはもちろん、乾燥豆は和菓子で大活躍
正解は、えんどうまめ。
えんどうというと、私たちの毎日の食卓でお馴染みなのが、さやえんどうですよね。さやえんどうは、いんげんと同じくえんどうの若いさやの総称。ですから絹さやも、スナップえんどうも、さやえんどうの一種です。乾燥豆は、緑色の青えんどう、赤褐色の赤えんどうがあります。青えんどう豆は、うぐいす餡に用いられるもの。甘納豆でもよく見かけますね。赤えんどう豆は、みつ豆や豆大福に使われているあの豆のことです。
エンドウの種子。
エンドウ→マメ科の一・二年草。カフカスからイラン付近の原産といわれ、石器時代からすでに栽培。茎は、蔓性(つるせい)のものは約2メートル、矮性(わいせい)のものは高さ約25センチ。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。品種は用途別にさまざまあり、花の色、さや・種子の大小・色などで分ける。種子を煮豆・あん・蜜豆に、また若いさやを食用にする。
(デジタル大辞泉より)
▲こちらは絹さや(さやえんどう)。
料理はもちろん、スイーツの世界でも大活躍の豆類。炭水化物のほか、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素や食物繊維を含んでいて、世界中で親しまれている食材です。
野菜として若いさやをいただくのはもちろん、豆類を積極的に食べて健康的な生活を目指しましょう♪
初出:しごとなでしこ