今回取り上げるのは、ネットの面白画像を拾ってアイコンにしている男性です。
LINEアイコン研究所05
研究対象:【ネットの面白画像】アイコンの男性
プッと笑いたくなるような面白画像を自身のアイコンに設定している男性っていませんか?
有名人を面白くコラージュしたものや、動物のおかしな表情を切り取ったもの、街で目を引く看板やはたまたアニメキャラに意外なコスプレをさせていたり……。
これが自身のオリジナルなら大したものですが、たいていはネットで拾った画像をそのまま使っているだけのケースがほとんどです。
今回は、このようなアイコンにする男性の心理を分析していきたいと思います。
ネットの面白画像をLINEのアイコンにすることで得られる効果とは?
ネットの面白画像をアイコンにするその理由はとても単純明快です。
それはずばり「面白いやつだと思われたい」。しかもお手軽に。
男性にとって「面白い人」と思われることは、「イケメン」だの「優しい」だの言われるよりもプライオリティが上で、生きるうえでの強力な武器にもなりえます。
自分は面白いものを見分けるセンスがある=自分自身も面白い人間である、という自己プロデュースをあの狭いスペースの中で行っているわけなんです。
実際にそんなアイコンに遭遇した時、あなたはどんな感想を抱くでしょうか。
ネットの拾い物画像を使うというネットリテラシーの低さや、拾い物を自分のセンスだとアピールする姑息さに辟易する、という感想もあるかもしれませんが、たいていの人はシンプルにこう思うでしょう。
「この人、面白い人なんだ」と。
本来ならば面白い人というイメージを周囲に与えるためには、たくさんの時間や労力、またセンスが必要です。しかしながらアイコンを拾い物の面白画像に設定すれば、わずかな時間と少しの手間だけでその称号がいともたやすく手に入るのです。
そんな男性はどんな男性か分析すると……。
非常に合理的、かつ要領がよくずる賢い。それでいて目的のためには手段を選ばず遂行する実行力がある。
このような特徴を併せ持つ男性がもしもビジネスシーンにいたら……。
間違いなくそんな男性は出世します。
行き過ぎた強引さで敵を作ったり、また実力以上の自分をアピールすることで結果的に仕事のミスを誘発することはありますが、それでも要領よく切り抜けることができるずる賢さがあるから無敵なんです。
また恋愛シーンで考えてみても、自分の実力以上の女性を手に入れることができているはずです。
今回はこんな分析をしてみましたがいかがでしたか?
ちなみに最も損をするタイプの男性は、ガチで自分で見つけたり作ったりした面白画像を設定しているにもかかわらず、まわりからは拾い物画像だと勘違いされている人です。
次回もさまざまなLINEアイコンを研究していきたいと思います。
初出:しごとなでしこ
吉田奈美 writer
女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。著書に『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)も話題に。