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2017.07.21

【おじさんが苦手】そんなキャリ女に銀座のママがひとつ言わせていただきます

銀座の街にひっそりと佇む紹介制のクラブ・・・芸能・文化・政治経済関係・・・さまざまな人種が行き交うカウンターメインの「銀座ルーム」。著書『東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲』も好評発売中の、「かずこママ」が、女性が仕事を楽しむために、こっそり教える「おじさまのトリセツ」をどうぞ。

カウンター越しには働く女子の心理が丸見えよ

私のお店、「銀座ルーム」のお客様は、10席のカウンター席が大好き。なぜなら、カウンター越しのあたしとのおしゃべりはもちろん、偶然隣り合わせた人との出会いが夜を盛り上げているのも事実。銀座ルームは紹介制だから、お店にやってくるお客様の素性は、すべて私が把握しているので、安心してお友達になってもらえるの。
そんな銀座ルームのカウンター観察で気づいた働く女子の行動特性について今日は書いてみようと思います。

キャリ女が陥る思い込み「おじさまに甘えてはいけない」

銀座ルームの女子客は、アラフォー女子が多いのですが、仕事をバリバリやって、お金を稼ぎ、美容師を指名し、高級コスメで毎日のお肌のお手入れ、スタイリッシュなファッションに高級ブランドハンドバック。そりゃ、雑誌から飛び出してきたんじゃないかってほど素敵なキャリアウーマンが多いの。趣味も豊富で仕事も遊びも充実!って感じで、とっても生き生きとしている。

ただ、そんな素敵キャリアウーマンにも、2パターンあるな、とあたしは思ってる。それは彼女達が素敵おじさまと隣合わせになったときに明確化されるの。
素敵キャリアウーマンは、どんな話題にも合わせられるほどの話術と明晰な頭脳を持ち、男に依存するなんて気は毛頭ない。下手なキャバクラ女子にくらべたら、そりゃおじさまたちも楽しいでしょう。おじさまたちは、そんな女子をエスコートする術も長けているので、
「よかったら、一杯どうぞ」
とお酒をごちそうしようとするときがあります。ある女子は
「え〜っ! 甘えちゃっていいでんですか? ご馳走になっちゃいます!」
と応え、ある女子は
「大丈夫です」
と応える。
キャリアを積むアラフォー女子って、男性優位社会で頑張ってきたわけよね。きっと女を使わず、男子と同等に戦ってきたという自負もあるだろうし、いろんな嫌な思いをしてきている人も多いと思うわ。だから、「男に甘えずとも、あたしは自分のお金で飲めます!」と言いたくなる気持ちもわかる。
その反面、男性社会の中で、殿方との絶妙な距離感を保ち、殿方に守られながら仕事人生を歩める「ちゃっかり女子」も得をするのも事実。仕事シーンならともかく、ここは銀座のバー。殿方からの一杯のおごりって、なんか下心があるんじゃないかとか、そもそもおじさまから声をかけられるのも嫌!っていう人がいるのもわかる。けれど、殿方の未知の一面を知れるかもしれないという可能性もあるんですよ。おじさまにもいろいろな人がいるので、一杯をご縁に、おじさまとおしゃべりしてみてもいいなじゃないかしら? 新たな学びがたくさんあるかもよ。

たまには「おじさま」にも門戸を開いであげましょうよ

これはあたしの意見だけど、あたしも殿方から、話してもいないのに「おかまは嫌いだ!」なんて毛嫌いされることも多かった。その一方で、あたしを引き上げてくれた殿方もたくさんいたのよね。今までの経験だけで「おじさんは俺様気質で、どこか女を小馬鹿にしてる」なんて決めつけないで、もう少し門戸を開いてみませんか?
かずこママ的統計では、出世したおじさまは、女子に対する表現が不器用で、つい自信満々に見える俺様系殿方もいるけれど、実は基本的に部下や後輩を守り、応援する人が多い気がしますよ。男、女、おかますべてに支持されるような殿方に出会えたら、あなたはラッキーよ! そんな真のリーダーに応援されたら、あなたの仕事人生もきっとポジティブに加速することでしょう。確かに、どうしようもないおじさまもいるのも事実なので、ファーストコンタクトであなたの「ダメおやじレーダー」が反応したら、今日は不慮の事故にあったと思って、今後の学びに変えればいいの。
こんな時代だからこそ、今一度、男女差を整理し、殿方との出会いをあなたの渡世に行かせたら素敵じゃない? 働く女子も殿方に優しくされたり助けられたりしたら、心から喜び感謝する。そして、優しく殿方を立てる。だから、殿方も女子を守りたくなる。そんなキャッチボールができると素敵ね。
最近の行き過ぎた女性保護政策。私は、殿方と淑女の関係が混沌としたものにならないか心配です。こんな男女のたわむれもできないのに、仕事女子は婚活だけは熱心。銀座ルームも創業5周年。いまだに結婚して銀座ルームを卒業していった女子が皆無なことを考えれば、私の推測もそんなに間違っていないのかもしれませんね。

文/かずこ

初出:しごとなでしこ

東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲

子どもの頃から“普通”からはみ出ていた少年が、学校でのいじめや“母の壁”を乗り越え、人との出会いに導かれていくうちに、母のために、銀座でバーを開くことになるまでの感動の自叙伝。家族とはなにか、生きるとは・・・人生について深く考えさせられる一冊。

銀座ルーム かずこママ

1972年生まれ。栃木県宇都宮市出身。秋田大学医療技術短期大学部卒業。作業療法士として自治医科大学附属病院リハビリセンター勤務後、バリアフリーの住宅や地域をつくるために住宅メーカーへ転職し、医療現場からビジネスの道へ。29歳で独立。PR会社と富裕層向け旅行会社を経営しながら、2014年11月、会員制バー「銀座ルーム」をオープン。著書「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社クリエイティブ)が好評発売中。Instagram/kazuquo


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