恋愛失敗経験が多い私だからわかる<自分が男に生まれていたら、モテまくる方法>
こんなことってありませんか?
友達から恋愛相談を受けたとき、相手の男性の心理や友達の行動のダメな部分が手に取るようにわかること。
しかしながら自分自身の恋愛だと、相手の心理がまったくわからなくなったり、ダメだとわかっている行動ばかりしてしまうこと。
当事者ではなく、そこに思い入れや損得勘定がないときに、人はとことん客観的になることができ、ようやく真理に辿り着くことが多々あります。
恋愛相談上手が必ずしも恋愛上手ではないというのは、そういうことですよね。
むしろ恋愛で失敗を重ねている人のほうが、他人の恋愛アドバイスに関しては、的をついたことを言えるものです。
そんな中、私はたまに妄想するんです。
<もしも自分が男に生まれていたら、モテまくるのになあ>って。もちろん今の記憶とさまざまな体験、悟りをもった状態で。
自分は女であり、また女性を恋愛対象と見ていない立場から客観的に判断することができ、当たり前ですが女性の心理を熟知しているからこそ、<男性がこうすれば女性は絶対に惚れてしまう>という真理が見えてくるのです。そしてなぜ世の男性はこんなにも簡単なモテテクニックを実践しないのだろうともったいなく思うのです。
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私としては<女性を惚れさせる男性の行動パターン>を知っていても人生で何も得はしないので、今回そのモテテクニックをお教えしたいと思います。お金も努力もいらない、ものすごく簡単なことなんです。男性の方はぜひ実践してみてください。女性の方は、おブスだけど気のいい男友達にぜひ教えてあげてください。
女性が絶対に惚れてしまう簡単テクニック
そのテクニックとは……
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「ブスにこそ優しくする!」というもの。
正しくは、<美人とブスを寸分の狂いなく、まったく同等な存在として優しく扱うこと>です。
ある女性誌で<モデルを連れて男性芸能人と対談する連載>をしていました。モデルですからそりゃもう当然美人でスタイルもバッチリなわけで、さらにはモデルというステータスまで加わります。女性カースト上位の存在ですよね。
そんな中、あからさまに美人モデルにだけデレデレと優しくし、私含めスタッフには見向きもしないような人が数多くいました。
当然私としては面白くなく卑屈な気持ちにさせられ、「なんだこいつ」という印象になってしまいましたが、この感情は実は私だけでなく、チヤホヤされている側であるモデルたちもそのような扱いをする人にみな不快な気持ちを感じていたのです。
反対に絶世の美女であるモデルたちを前にしても特別扱いしたりチヤホヤしたりすることなく、かといって意識しすぎて逆に距離を置くようなこともなく、ごくごく自然かつ丁寧に接し、またスタッフにも同じように心配りできる人がいました。
このときスタッフ側である私が「この人素敵」となるのは当然の流れともいえますが、普段よりもチヤホヤされていないモデルたちも「あの人すごく素敵でしたね。今日は楽しかった」と口々に言うのです。
その中にはもちろんイケメンもいましたが、正直そうでもない人もたくさんいました。
世の男性たちは「どうせイケメンだからモテるんだろう」と言うかもしれません。また「金持ってるんだろう」とも言うかもしれません。確かにイケメンを嫌いな女性はほぼいないですし、お金持ちが大好きな女性もたくさんいます。
しかし、本物の美女こそそういったものには流されにくいのです。彼女たちは多くのイケメンやお金持ちを虜にしてきたからこそ、<みなに優しい自分を特別扱いしない男性>に特に心惹かれるのです。
<美女と野獣>カップルがこの世にわりと多く存在するのは、野獣側がこのモテの真理を知っているからではないかと私はにらんでいます。
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もしもこの記事を男性が読んでいたら、だまされたと思ってやってみてください。職場や学校、コミュニティーなどにいる美人を特別扱いせず、ブスにも同じように優しく接してみるのです。
こうすることであらゆる女性から「あの人感じイイ」「あの人素敵」と思わせることができます。そうなったところで、こっそりとみなにバレないよう、狙いの美人にアプローチしていけばいいのです。
ただしブスばかりに優しくしていてはただのブス専だと思われ美人にそっぽを向かれかねませんので、さじ加減には気を付けてくださいね。
そして今回ご紹介したテクニックは言い換えれば、女性がいいオトコにモテるためにも使えるかもしれませんよ。
初出:しごとなでしこ
吉田奈美 writer
女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。著書に『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)も話題に。