パスポートに旧姓を入れられるって知っていましたか?
突然ですがみなさん、結婚した後は新姓と旧姓どちらを使っていますか?
私は、仕事関係の方々が呼び慣れている旧姓のまま働くことを選びました。
そのため、社員証や名刺は旧姓である「柿崎」のままに、対して保険証や免許証などの公的書類は夫の名字である新姓「井上」に変更をしています。もちろん、公的書類であるパスポートの名前も「井上」に変更すべきなのですが…
実は、海外での旧姓での活動実績がある場合は例外的に旧姓を表記できる場合があります。私は仕事柄、海外出張なども多く、名刺とパスポートで姓が違うと現地オフィスへの訪問時にセキュリティ担当者が困惑することも多いんです。
ということで、さっそくパスポートに旧姓併記の申請をしてきました。
パスポートに旧姓を併記する手続きは簡単!
パスポートに旧姓を入れるために必要な書類は以下の通り。
【戸籍抄本 もしくは戸籍謄本】
パスポートの申請時には必要です。旧姓を証明してくれることにもなります。
【旧姓使用証明書】
勤務先で記入したものを提出します。フォーマットは都道府県によって異なるのでお住まいの都道府県のサイトで調べてみてくださいね。
【事情説明書】
パスポート申請窓口で担当の方が書き方を教えてくれます。私は、ワードで下書きをして持参しましたが、窓口によっては旧姓使用説明書があれば事情説明書は必要ないというところもあるそうです。ちなみに、東京都のサイトには旧姓併記に特化した事情説明書のフォーマットがあります。
【海外においても旧姓で仕事をしていることを証明出来るもの】
わたしは独身時代に海外へ長期出張した際に発行された労働許可証や、現在進行形で海外とやりとりしているメールのプリントアウト、旧姓のままになっている名刺を用意しました。
【パスポート用の写真】
申請日より6ヶ月以内に撮影されており、必要な基準をクリアしているもの。詳しくは、外務省や各都道府県のパスポートセンターのサイトで確認を。
【今手元にあるパスポート】
パスポートの名義が変わるときに必要です。
これだけ用意すればあとは申請窓口で「パスポートに旧姓を併記したいのですが」と伝えるだけ。担当の方が優しく教えてくださいました。
▲このように、戸籍姓に続いてカッコの中に旧姓が表示されます。
現在、希望すれば誰でも旧姓を併記できる「自由化」も進められていますが、実施されるのはおそらく2019年。それまでは上記の方法で申請が必要のようです。
注意点は、旧姓はあくまでも印刷されるだけでICチップには記録されないということ。フライトのチケットは今の戸籍上の名字で予約することが必要です。
▲フライトのチケットには戸籍上の名字だけが表示されることに注意!
旧姓と新姓を使い分けることは、オンオフの切り替えにも一役買ってくれます。これから結婚の予定のある方、旧姓のままお仕事を続ける方、結婚してパスポートの更新予定がある方はよろしければ参考にしてみてくださいね♡
初出:しごとなでしこ
なでしこリポーターズ 柿崎万葉
普段は都内の通信会社で技術職として働くOL。趣味は筋トレで、小顔とヒップアップを目指してトレーニングに励む日々。最近は30歳を過ぎたということもあり、美容医療に興味津々。美容代を捻出するため、コスパグッズのリサーチに余念がない。今後は、今すぐ手に入って今日からバッチリ役立つお役立ちグッズやコスパ◎なグッズを探してはレポートしていきます。Instagram: @n081161