ここは、オネエの精神科医 Tomy先生が、ときにずばっと、ときに愛を込めてアドバイスをくれる人生相談室。Tomy先生の言葉は、シビアで端的、でもなぜか後味すっきり。あなたも相談してみる？
【悩み】私だって、東京にいたら結婚できるのに…
今回の相談者→A.Iさん（30才・医療系会社）
東京生まれ、東京育ちの私。
東京近郊で生活を送りたいと思っているものの、仕事の都合で東京から新幹線で約2時間の地方へ異動し、もう5年が経過…。気づけば30才に。正直、結婚焦ってます。
自分の親のこともあるので、できれば誰かと結婚して、仕事も東京の職場にしてもらって、東京近郊に住みたいと思い続けて早5年。
休みの日は東京で婚活をしているものの、相手に「地方在住です」と伝えると男性側が引く感じがあるんです。さらに彼氏ができたと思っても、遠距離恋愛になってしまいなかなか続きません。私だって、東京で仕事をしてたらすぐ相手が見つかるのに！ とイライラ。東京支社で働いている＆最近婚約が決まった後輩にめちゃくちゃ嫉妬しています。
この考え方、間違ってますか？
【オネエ精神科医Tomyのアドバイス】
後輩の結婚を祝福できない…婚活がうまくいかない根本的な原因はそこでは!?
はっきり言わせてもらうと、大いに間違ってる気がするわ。
確かに出会いの数は東京の方が多いけど、地方で過ごしたまま結婚する人なんていくらでもいるんだし。仕事で地方に暮らすのが嫌なら、何が何でも東京で仕事探したっていいんだし。（東京だったら仕事も多いでしょ？）
相手のことが好きになったら、地方在住でも別に引いたりしないわよ。地方在住か東京在住かで態度が変わる相手なんて、そもそもアナタのことが好きじゃないのだと思うわ。問題点は東京に住んでいないことじゃなくて、「東京に住まわせてもらっていないから、結婚できない」なんていう考え方。そんなところで言い訳していたら、結婚できるものもできないわ。
アナタも「誰かと結婚して、東京に住みたい」なんて言ってるけど、逆に言うと東京に住まわせてくれる人なら誰でもいいように聞こえるわよ。
後輩も婚約が決まったのなら、素直に祝福してあげましょうよ。こういうところが婚活がうまくいかない本当の理由なんじゃないかしら？
結婚はお互いを支えあうこと。自分に都合のいいものをもたらしてくれる相手を探そうとしてもうまく行かないわ。相手を大切にしようという気持ちを優先して婚活してみましょう。
参考になったかしら？ Tomy
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初出：しごとなでしこ
Tomy オネエ精神科医
医師として実際の医療現場で日々活躍するかたわら、ゲイの精神科医という個性を生かし、覆面でブログ、雑誌、webなど幅広いメディアに登場。病気や心のあり方などはもちろん、恋愛や仕事まで、男女のいずれの性を理解し、的確なアドバイスをする人生相談ネタで大人気！
