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2016.10.12

海外渡航前にチェック! 現地の支払手段どうする?

ファイナンシャルプランナーの花田浩菜です。

長いお休みがとれないとふだんは行けない場所へ!と休暇に「旅行」をされる方も多いですよね。旅行先が海外であれば、海外での支払手段は何を選べばおトクなの?と考えたこともあるはず。そこで今回は、海外旅行前にチェックしておきたい、現地で使える支払手段の特徴をまとめてみました。

01

海外の両替事情。現金だけでは不便・不安!

国内で現金を外貨に変えたけれど、結局余ってしまったとき。

将来的に再び行く予定のある国の通貨ならまだ良いものの、また行くかどうかわからない国の通貨だと、円に戻す際も手数料が掛かってしまうし…困った!なんて経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?

今、日本の空港で円をドルに換金すると1ドル当たり約3円程度の手数料が掛かり、今の水準で約2.5〜3%程度の手数料率となります。日本に戻ってきて円に戻すとなると、また手数料が掛かるので、出国時&帰国時でトータル5%程度の手数料が掛かることに。

また、現地で現金をたくさん持ち歩くのにも不安があるのでなるべく避けたいというのも正直な気持ちです。

そんな時に便利なのが海外でも使うことが出来る様々な種類のカード。
現金の持ち歩きを最小限に留め、現地決済や現地で引き出すことができるカードを併せて活用する方が増えています。

海外で利用できるカードをざっくり分けると「クレジットカード」、「デビットカード」、「プリペイドカード」の3種類。それぞれどんな特徴があるのかまずはチェックしていきましょう。

まずは定番「クレジットカード」

現金以外で利用する方が多いのは、やはり「クレジットカード」。様々なクレジットカードがある中でVISA、MasterCard、JCBなどブランドごとで海外で取り扱う店舗数も異なってきます。

現地で買い物をした際などクレジットカードを利用すると掛かる手数料は今の水準でだいたい1.6%程度と定めているところが多く、両替手数料より安めに設定されています。

現金を海外のATMから引き下ろす際には「キャッシング」の扱いになるのでこちらには要注意。しかし、金利は日割り計算なので例えばキャッシング利用日から10日後に一括で返済をした場合、年率18%のカードのケースであれば利息は約0.5%程度。
また現地通貨をATMから出すときは年率18%程度の金利+利用手数料が0〜200円程度掛かるところが多いようですが、上手く活用すれば便利におトクに活用ができることも。

利用するクレジットカードに応じてプラスでポイントやマイルなどが貯まるカードもあるます。ただ、デメリットとしてはあらかじめ決められた限度額までなら利用ができてしまうため、ついつい使いすぎて請求がきてからびっくり!なんてことになるケースも。使い過ぎには充分注意が必要です!

最近注目の「デビットカード」

最近利用者が増加中の「デビットカード」。
特徴はご自身の銀行口座と紐付けされているカードとなるので、後払い方式のクレジットカードとは異なり「銀行残高までしか使えない」という点。さらに「使ったその場で口座から引き落とされる」という点がクレジットカードと異なる主な特徴です。

現地で買い物等をして使う際に掛かる為替手数料は1.6%〜3%程度と会社によって異なってくるので予めチェックしておくべし。

銀行によってはクレジットカードと同程度の手数料率で済むのでカードはちょっと、と抵抗があった方には、ATMを持ち歩く感覚で使えるデビットカードはおすすめ。

また、利用額からキャッシュバックを受けられる特典のあるデビットカードもあります。気になる海外のATMから引き下ろす際にはショッピング時に掛かる為替手数料+海外ATM手数料として0〜200円程度の引き下ろし手数料が掛かります。

クレジットカードと同等の手数料のものであれば低コストかつ、自分自身の銀行口座からその場決済ができる為、現金を持ち歩くよりも便利です。

デメリットとしては、ホテルのデポジットとしては利用できないこと。また「VISA」と書いてあっても「VISAデビット」は利用が出来ない箇所もたまにある為、利用手段は現金やクレジットカードとの併用がのぞましいですね。

海外専用「プリペイドカード」

「海外専用プリペイドカード」の特徴は、前払いで予めチャージしておき、その範囲内で利用が可能なところ。カード会社や旅行会社等が国際ブランドであるVISA、Mastercardと提携して発行するケースが増えてきています。

海外で利用する際にはクレジットカード同様、買い物等の際にカードを提示しサインや暗証番号を入力することで利用ができ、予め入金しておいた金額のみしか利用できないため、使い過ぎないというメリットがあります。

しかし、利用の際に掛かる為替手数料は4%程度と高めの設定の場合が多くのが難点。

使い過ぎに不安がある方やお子さんの海外旅行や短期留学にお小遣いとして持たせるなどにはおすすめ。ですがポイントやキャッシュバックがあり、かつ現金感覚で銀行口座からその場で引き落とされるデビットカードや、低コストで活用できるクレジットカードと比べると、まだメリットが少ない印象です。

02

どのカードにも現金の両替と比べてメリット、デメリットがあります。せっかくの旅行、最も賢いのはご自身のタイプに合わせていくつかの方法を併用するのが賢い選択。

滞在先であわてたり、困ったりすることがないよう、渡航前にしっかり調べてからいきましょう。

初出:しごとなでしこ

花田浩菜 ファイナンシャルプランナー

学生時代からCanCamなどを中心に読者モデルを始める。
大学卒業と同時に金融関連会社に就職し、その後フリーランスのファイナンシャルプランナーに。
現在は月刊誌やweb上で連載を持ち、様々な媒体で女性のライフスタイルを大切にしたマネーコラムや経済情報を発信中。
趣味は旅行と食べ歩き。
instagram→hanadahirona


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