大切な家族の一員である、ペット。
家であなたの帰りを待ってくれているペットは、かけがえのない存在です。でも具合が悪くなったときや、思わぬ事故での怪我を負ったときなどの治療費は人間以上に高いことがあります。
というのも、いくら家族同然であっても人とは異なりペットには国民健康保険制度があるわけではありません。ペットが病気や怪我をしたときの治療費は、全額飼い主の負担となります。
場合によっては大きな金額が必要になるときも。そこで紹介したいのが近年「ペット保険」を販売する会社が増えていること。
貯蓄で備えられれば良いものの、病気によっては数百万円もの金額となってしまう場合もあるペットの治療費。
ペット保険は利用価値はどの程度あるのでしょうか?
今回は、そんなペットのための保険についてお話ししていきます。
ペット保険」ってどんな保険?
ペット保険とは、人と同じように事故あって怪我した時や、病気になってしまった時にかかる入院費、通院費、手術費などを一定の割合で負担してくれる保険です。
例えば、
愛犬が下痢をしてしまって病院へ行ったら2万円の治療費が!
さらにその原因が異物の誤飲と判明し、入院と施術が必要に!
結果合計15万以上の治療費にがかかった、なんてケースはよくあるそう。
これらが予想外のタイミングで一度に全額自己負担に。大事な家族の一員のためとはいえ、突然の痛い出費になる場合もあるのです。
人間以上に治療費が高くなる場合が多いペットだからこそ、ペット保険は利用価値があるのです。
まずは選ぶポイントを見てみましょう。
選ぶ際のチェックポイントは?
給付される金額は「一定額」に注意
ペット保険は負担した治療費や入院費の総額から一定の割合で補償してくれるケースがほとんどです。50%、70%、会社によっては100%負担してくれるプランも。ただし、その分月々の保険料も高くなる為、両方を考慮して選びたいところ。
年間の「支払限度額、日数」もチェック
50%、70%という割合が決まった保険も、会社によって限度額が設定されているものもあるため、予めチェックしておきましょう。
通院1日につき1万円まで、入院1日につき1万円まで、年間で入院は3回まで、年間を通じての補償が最高50万円までなど、会社によって回数、日数、金額に制限の違いがあります。
一日いくらまで出る?入院や手術の日数の限度は何日?年間いくらまで保障されるか?の3つは最低でもきちんと確認を!
ペット保険の補償外の治療に注意
人 間でも同じですが、保険の補償の対象にならない治療もあります。保険に入る前からの持病があるペットや、ワクチン接種で予め予防できる病気、予防に関わる 検査費用、歯科治療、出産や虚勢に関わる費用などは対象外となるケースが多いので、あらかじめチェックしておきましょう。
何歳でも入れるワケではない
こちらも人間と同じ。ペットの年齢が高くなるほど保険料も高くなり、かつ何歳でも入れるわけではありません。
また、ペットの種類によっても保険料が変わるのが一般的です。まず条件をチェックした上で、自分のペットの金額を比較してベストのものを選ぶことをお勧めします。
ペット保険、どんなものがあるの?
ペット保険は様々な損害保険会社や少額短期保険会社で年々取り扱いが増えていますが、特徴をまとめてみました。
ご自身のペットに合った内容、金額を比較して検討してみることをおススメします!
●アクサダイレクト「いぬの気持ち保険」「ねこの気持ち保険」
・50%(年間支払限度50万円)、70%(年間支払限度額70万円)と保険金支払割合が選べる
・年間の限度額までなら1回の支払金額、保険金の支払回数に制限無し
・24時間365日無料の「ペット健康相談サービス」が受けられる
・13歳まで加入可能
http://pet.axa-direct.co.jp
●ペッツベスト少額短期保険「ペッツベスト」
・保険金支払割合が80%
・1回の保険金の限度額は50万円まで、25万円までのプランから選べる
・年間の回数制限は無し
・1年間の支払限度額を100万円、50万円と選べる
・16歳11ヶ月まで加入可能
http://www.petsbest.co.jp
●au損保「ペット保険」
・保険金支払割合が50%(年間支払限度50万円)、70%(年間支払限度額70万円)と選べる
・年間の限度額までなら1回の支払金額、保険金の支払回数、制限無し
・10歳まで加入可能
・24時間365日無料の「かかりつけ獣医ダイヤル」が利用可能
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/pet/
大切なペットが病気になった! けがをした! そんな時にお金の心配をしたくない! 万全の治療を受けさせてあげたい! という方は、ペット保険の加入を考えてみてくださいね。
初出:しごとなでしこ