最後に仙台駅に降り立ったのは、あの、東北の震災直後。
せめて自分の目にこの状況を焼き付けておこう、と思って行ったのだが、しょっぱなから、駅の天井がポロポロと剥がれ落ちているのを目の当たりにし、心が壊れそうになったのを覚えている…
まあ、その後の海辺の風景は更に凄まじかったのだが…
その震災からもう5年。
久しぶりに訪れた仙台。
その理由は?
仙台に二軒目のPARCOが登場!
という嬉しいニュースのためでした。
そのキャッチコピーも
オトナ考えるPARCO
そんなにすごく大きい訳でない、仙台駅前に、あえての、二軒目のPARCO。
より広いお客様層にむけて、今回は大人ってものを掘り下げてみたんだそうです!
仙台近くにお住まいの、しごとなでしこの皆さんも、ちょうど、オトナ考えるお年頃。
今回はお買い物される皆さんのために、潜入レポートをお送りします!
駅のペデストリアンデッキから見えるPARCO2はいつもと違う風景…
あれ?
ウィンドウみたいなものがな~い。
代わりに…ワインがある!
昼間のしょっぱなから酔っ払いMDが全面に!
こりゃオトナですね笑
入ってみるとエントランスからの並びは、ワイン屋、そして、おいしいパン屋、
おまけにその次はチョコレート屋!
パリか?!
この並びは!
出張などでパリに行った時の憧れ(妄想)生活といえば、
近所でワインを試飲しつつ、ボトルを一本選ぶ。
美味しいバゲットを隣のパン屋で買い、
チーズ、そしてシャルキュトリ(ハム類ですね)をこれまた、近くの惣菜やさんで、グラム単位で数種類ずつゲット。
家に持ち帰って、暮れない空を見上げながら(夏限定ですが)乾杯!
冷蔵庫にあった買い置きスイーツ(禁断)を流しの脇で、贖罪の気持ち満載で最後につまむ…
仙台のみなさん!
ほぼ、コレが可能じゃないですか~!
それも駅近ビルの二階で。
これは仕事帰りのなでしこの皆さんに便利です!
私的には昔から馴染みのある、リンツが新しく出したリンドールがオススメです。
外国のチョコレートって憧れだけど、結構クセがある。
食べてみると「?」というのも多い中、このリンドールはとても美味しい!種類も豊富、バリエーションあり、何よりちょうどよい大きさの個別包装!
そっとバッグに忍ばせて、疲れた時にひとつまみにちょうどよい。
世界では30種類以上のレシピがあるそうですし、日本でも、季節に合わせて20~24種類くらい出るそうです。
全種類制覇の日をめざすのも楽しいかも。
さてさて、パルコでのオトナ生活の次のオススメは、、同じく二階で見つけた、パリみたいなオトナ生活に絶対必要な日用雑貨屋さん。
ナチュラルな色合い、天然素材を多用したエプロンから始まったブランド、シンプリー。
テーマは「家事を楽しむ」。
週末用のトートやらカゴやら、可愛い布物やら、週末ライフの充実には欠かせないアイテムたち。
平日が忙しいなでしこ達だからこそ、週末はぼんやり、ゆっくり、贅沢な素材に囲まれたいですよね。
贅沢って言っても、ハイブランドに掛けるお金を考えたら、全然罪悪感ない。
私の気分転換は料理。エプロンもコスプレ気分で揃えようかと思ってます。
そして圧巻だったお店は、5階、東北スタンダードマーケット。
店内ぐるりと作られたその棚が素敵すぎ!
地元の工房が地元の木材を使って丁寧に作ってますが、これ、実は椅子を重ねて作ってるそう(に、見えないのだが…)。
東北の民芸品や特産品を扱っているお店ですが、その商品はあえてのまじりっけなしの地元産!
南部鉄器、コケシ、仙台ガラスなど地元の素晴らしいプロダクトを改めて見直す機会になればいいな、と言う思いをこめて、作られたショップです。
商品だけでなく、取り巻く環境にも深く興味と感動を感じてしまいます。一見の価値あります!
仙台のしごとなでしこさん、
そしてPARCOのみなさん
Congratulations!
末長く、街と人と一緒に!
初出:しごとなでしこ
黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、
ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。
また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、
消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。