朝起きても疲れが取れておらず、スッキリした気分にならないということってありませんか?また、この猛暑で頭がボーッとしたり、逆に疲れているのに夜眠れなかったり… というような症状が続く人は、副腎疲労の可能性があるんです。
副腎疲労とはいったい何?
副腎とは、腎臓の上にあるストレスを消すホルモンを分泌している臓器。ストレスを過剰に感じると、副腎は大量にホルモンを作り出さなければならない状態になり、その状態が継続すると、ホルモン分泌が減ってしまい、ストレスに対抗できなくなってしまうのです。
この状態を、副腎疲労症候群と言います。
こんな症状は副腎疲労症候群かも? セルフチェックテスト
□ 疲れがなかなかとれない
□ 体力減少
□ 無気力・無関心
□ 朝ベッドから起き上がるのがつらい
□ 集中できない
□ 急激な体重減少(または増加)
□ 低血圧(高血圧)
□ むくみやすい
□ 眠れない(またはすぐに目覚めてしまう)
□ 体の痛み(関節・背中)
□ 震え・動悸
□ 塩辛いものが異常に食べたくなる(もしくは甘いもの)
□ コーヒーを好む
□ タバコがやめられない
この中で、3つ以上当てはまることがあれば、もしかすると副腎疲労予備軍かもしれません。
どうしたらいいの? まずは生活習慣から改善を!
副腎疲労症候群になってしまうと、健康状態をキープするホルモンの分泌ができなくなり、健康を維持することが難しい負のループができてしまいます。予備軍のうちに自分でできるケアを行い、負のループを作らないようにしましょう。
1. ストレスを解消する
なかなか難しいことかもしれませんが、ストレスの原因を見つけて、環境を変えたりしながら、なるべくストレスを感じないよう、溜めないようにしましょう。
2. タバコやコーヒー依存をやめる
タバコやコーヒーは、副腎から分泌されるホルモン「アドレナリン」「ノルアドレナリン」「コルチゾール」の分泌を促す原因になります。これらのホルモンが、過剰に分泌されている状況を作るため、副腎疲労をまねいてしまうのです。
※アドレナリン=血糖値の上昇、心拍数や血圧を上げ、血流を良くする。また、痛覚を麻痺させるなど。
※ノルアドレナリン=集中力、判断力、やる気、緊張などを高める。
※コルチゾール=分泌量が増えると、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌を抑制してしまう。
3. ビタミンB、ビタミンCを補給する
ビタミンBは副腎のホルモン生産をサポートしてくれる栄養素。特にビタミンB5(パントテン酸)が不足すると、副腎そのものが縮小してしまうとも言われているので、とても大切。豚肉や大豆、うなぎなどに多く含まれます。
また、ビタミンCは、ルアドレナリンの合成だけでなく、アドレナリンの合成も助けてくれます。コルチゾールの生産が低下している多くの人がビタミンCが欠乏していることが多いとも言われているので、ビタミンCは副腎疲労の回復に重要なビタミンなのです。レモンやキウイといったフルーツや、パプリカやゴーヤなどに豊富に入っています。熱に弱く水に流れやすいという特性があるので、野菜は生で食べるか、スープなどにして水分も一緒にとるようにしましょう。
4. マグネシウムを補給する
副腎疲労の原因であるストレスを感じると、マグネシウムを多く消費します。リラックス効果や、副腎疲労の症状のひとつでもある痙攣などを緩和してくれるので、不足しないように心がけましょう。海藻類や大豆、ごまなどに多く含まれます。
5. 軽い運動をする
副腎疲労の症状が出ると、なかなか運動する気分になれなかったり、体力が減退してしまいます。散歩や水中ウォーキングなどの軽い運動を短時間からスタートし、無理のない範囲で適度な運動を心がけてください。
6. 塩水を飲む
塩辛いものに依存してしまっている方には適しませんが、副腎疲労が起こっている体内では、慢性的にナトリウム不足が起こっています。塩分を補給すると疲労 感が和らぐため、小さじ1/8~1/4程度の塩を200mlの水に溶かして飲んでみてください。やる気が出ることもあります。
副腎疲労の状態が続くと、副腎不全という病気になってしまいます。疲れが抜けず、ついタバコやコーヒーに依存してしまうという方は、特に注意してストレスケアを行ってみてください。
初出:しごとなでしこ