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2019.01.12

【医師監修】呼吸器専門医が実践しているインフルエンザ・風邪予防って? まいたけ&レモンがカギ!

呼吸器専門医の大谷義夫先生が普段から実践している風邪・インフルエンザ対策について教えていただきました!

感染症予防のカギ! 喉でウイルスをシャットアウト

この季節になると気になるのが、インフルエンザ。本格的に流行する時期が近づいてきましたが、できれば罹りたくないですよね…。

インフルエンザの対策の第一はワクチンによる予防接種ですが、日ごろからインフルエンザに負けない体づくりや予防を行うこともとても大切。

そこで今回は、さまざまなメディアでも活躍中の呼吸器専門医・大谷義夫先生に、普段から実践している風邪やインフルエンザ対策について伺いました。

まず、大谷先生は、風邪やインフルエンザ予防の基本的なポイントについて、次のように解説。

「風邪のウイルスもインフルエンザウイルスも、主に飛沫感染および接触感染で鼻や口から気道に侵入します。侵入してきたウイルスをシャットアウトする働きをもつのが喉

喉の粘膜には、線毛という細かい毛がびっしりと張り巡らされています。この線毛は、喉の免疫力の主力を担っています。この線毛の毛先は粘液で覆われていて、常に口側の方になびくように動いています。

ウイルス
(c)Shutterstock.com

線毛でキャッチしたウイルスなどの異物は、口方向へと運ばれ、最終的にはたんと一緒に体外に排泄されます。喉の線毛は、気道に侵入する異物を排除する、とても重要な役割をもっています。

線毛の働きは、喉がうるおっていることで正常に機能します。つまり、冬に湿度が下がり乾燥した環境が喉に良くないのはこのことからです。喉をうるおしておくことは、とても重要なことなのです」(大谷先生)

大谷先生が実践するインフルエンザ対策3カ条

■1:カテキン入り緑茶を7~10分おきに1口飲む

カテキン入り緑茶
(c)Shutterstock.com

大谷先生は「インフルエンザウイルスは気道に入ると、比較的短時間で感染します。1日数回水うがいをしても予防できないので、インフルエンザに関して水うがいの有効性が疑問視されています」と指摘。

さらに、「そして乾燥が気になるこの季節は「仕事や家事などをしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、乾燥した口の中では線毛の働きが悪くなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

私は、患者さんを診察するたびに緑茶で水分を補給します。緑茶のカテキンによるウイルス感染予防に期待すること、また口の中の乾燥を予防するためです。7~10分おきに緑茶を1口飲んでいます。乾燥を防止することはとても重要です」とアドバイス。

■2:歯磨きは“1日5回”

歯磨き
(c)Shutterstock.com

大谷先生はこまめな水分補給以外にもこんな方法を実践しています。

「私は3回の食事の後と、朝起きた後と寝る前の1日5回歯磨きをしています。臨床データとして、口腔ケアがインフルエンザ予防に有効だったと報告されております。

口腔内細菌から産生されるタンパクがインフルエンザウイルスの気道への侵入と増殖を促します。つまり、口腔内の細菌数を減らせば、インフルエンザに罹患しにくくなるのです」(大谷先生)

■3:普段は「まいたけ」、特に疲れたときはプラス「レモン」

まいたけ
(c)Shutterstock.com

さらに、入ってしまったウイルスへの対処方法以外に、普段の食生活で実践していることを伺いました。

大谷先生は、「きのこは、風邪やインフルエンザなどのリスクを軽減するビタミンDが豊富に含まれています。中でもまいたけは、ビタミンDの含有量がトップクラス。寒くなってきたので、これからの季節は鍋料理にいれてたくさん食べたいですね」とアドバイス。

また、「重労働下の厳しい環境では、ビタミンCはカゼ予防に有効であるという研究結果※がでています。これは、疲れている状況での風邪予防として、ビタミンCが有効である可能性があるといえるでしょう。

これから年末に向けて睡眠不足で仕事をして、疲労が蓄積されることも多くなるのではないでしょうか。そのようなときは、意識的にビタミンCを多く含むレモンを取り入れることをおすすめします。カテキン入り緑茶だけでなく、レモンウォーターでの水分補給をとりいれてもよいですね」とコメント。

※出典:2016年9月日本胸部臨床、上気道感染症を科学する「ビタミンCと風邪との関連」

トップ画像/(c)Shutterstock.com

教えてくださったのは…大谷義夫先生(池袋大谷クリニック院長)

1963年生まれ。群馬大学医学部卒業。東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米ミシガン大学留学などを経て、2009年より現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医。日本アレルギー学会専門医・指導医。著書に「長引くセキはカゼではない」(KADOKAWA)など

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