【目次】
・素肌のような簡単メイクの仕方
・【ベースメイク】気になるアラを素早くカバーするコツは?
・【パーツメイク】自然印象をつくるミニマムメイク4つのテク
・【マスクメイク】アイメイクや眉メイクで旬のバランスを
・最後に
素肌のような簡単メイクの仕方
一日中家にこもっている日でも、ご近所にふたりと出歩けるくらいに身支度は整えておきたいもの。メイクも頑張りすぎずに、ナチュラルな仕上がりにしたいけれど、気になる部分をカバーしつつも薄づきな仕上がりって、どうすればいいの? 今回はそんな悩みに応えるべく、簡単にできる時短メイクなのに手抜きには見えない大人のナチュラルメイクのHOWTOを紹介します。
・厚塗り感はないけど、気になる部分はしっかりカバー
・これ見よがし感のないさじ加減で素肌印象に
【ベースメイク】気になるアラを素早くカバーするコツは?
素顔感のあるベースメイクを叶えるコツは、1に下地、2にカバー力の高いファンデーション、3にフェイスパウダーで仕上げるのが鉄則。下地とファンデで隠すべきところはしっかり隠すこととで、シェーディングを使わなくとも、自然な陰影をつくってくれます。
【1】クッションファンデーションで今っぽいカジュアル肌に
\目指すのはこの肌/
カバー力も潤いも一度で叶う手軽さが魅力のクッションファンデーションの正しいつけ方を伝授。
《はじめに》下地は顔全体に薄くなじませておく
《Step1》スポンジの2/3くらいの量を取る
《Step2》顔の内側のみにタッピングするのがポイント
《Step3》小鼻のキワなど細かいパーツはスポンジを折って
《Step4》ファンデをのせていない顔周りにフェイスパウダーをオン
《Step5》Tゾーンにフェイスパウダーをのせてテカリを防ぐ
クッションファンデーションの正しいつけ方5STEP♡ 若月佑美さんがトライします!
【2】コンシーラーは3大エリアにのせて立体感を
\目指すのはこの肌/
コンシーラーですっぴんのクマやくすみをカバーして、洗練された美肌に。
《はじめに》UVカット効果のある下地でスキンケアを
ベースメイクをコンシーラーだけという引き算メイクだからこそ、スキンケアは丁寧に。下地としても使える、SPFつきの乳液やクリームで整えれば、忙しい朝の時短にも◎!
《Step2》コンシーラーを3大エリアにのせる
コンシーラーをのせる基本的な3大エリアはここ。点線の範囲までトントンと軽くのばすのがポイント。一度手の甲に出してから、クマ、Tゾーン、口角の3大エリアにのせるとコンシーラーのつけすぎ防止に。
・色の選び方:自分のスキントーンに違和感なくなじむカラーを選ぶ
・クマ:目の下の影となる部分に3点置き、トントンと広げて
・Tゾーン:額の下側に3点置きして小鼻にものばして立体感を
・口角:両端に1点置きして薄くのばして、くすみをカバー
・ニキビやシミ:隠したい部分があれば、そこにも少量オン
《Step3》やさしいタッチでコンシーラーをのばす
指の腹を使って軽いタッチでトントンとたたき込んでいきます。乾くとのびが悪くなるのでスピーディに。指に残ったものをまぶたに軽くのばしておくと、くすみをオフしてアイシャドウの発色がアップ。
《Step4》フェイスパウダーを薄くオン
手の甲を使ってパフ全体にムラなくパウダーを広げ、テカりやすいTゾーンと小鼻、ヨレやすい目周りにサッとひとなで。マスクをつける日もこのひと手間でくずれにくくなるので、抜かりなく!
使用したアイテムはこちら
[スキンケア]
▲KANEBO|カネボウ クリーム イン デイ SPF20・PA+++
日中の肌を潤しながらUVケアするスキンケアクリーム。ベタつかずなめらかになじみ、乾燥から肌を守りながらメイクのノリをアップしてくれる。
カバー力を高めたい人は色つき下地を使うほうがベター。
[コンシーラー]
▲DIOR|ディオール スキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
保湿力もカバー力も頼れるクリーミーな1本。コンシーラービギナーにおすすめのヒットアイテム。
[フェイスパウダー]
▲コスメデコルテ|フェイスパウダー 00
粉っぽさを感じさせないノンパールの透明タイプのフェイスパウダー。最高級オーガニックシルクパウダーを採用し、肌にしっとりとフィット。
キレイな素肌見せできちゃう【コンシーラーだけベースメイク】4STEP|ちょこっと外出の日にぴったり!
【3】メリハリ顔を叶える1品3役のファンデーションが使える!
▲カネボウ化粧品 コフレドール|ネオコートファンデーション 01
ファンデーションに、ツヤ+毛穴やくすみカバーの機能をプラスした、1品3役のパウダリーファンデーション。狙ったパーツに重ね付けすることもできるので、1品で立体感のあるメリハリ顔を叶えてくれる。
使うときは、左側のファンデーション→[a]→[b]の順でハケを一周くるっと回して使用。ファンデーションをのせたら[a]でツヤを足し、[b]で肌明度UPを。
クマが気になるときは[a]でツヤ感を、毛穴を隠したいときは[b]を重ね付けして。
1品3役のファンデでメリハリ小顔になろう|美容のプロがアドバイス!
【4】起きて即メイク!? 朝が超ラクになるCCクリーム
▲SK-II|アトモスフィア CC クリーム SPF50・PA++++
肌なじみのいいCCクリームは、ファンデーションよりもライトにメイクアップしつつも、紫外線や大気汚染からも肌を守る高機能な日焼け止め。なんでもない日の美肌づくりにちょうどいい1本。
早い! 簡単! きれい!【時短ファンデ】決定版! 編集部も感動した、35歳からの働く女性を助けてくれるコスメ
【パーツメイク】自然印象をつくるミニマムメイク4つのテク
ここでは、素顔のパーツを生かした、盛らないすっぴん風メイクのつくり方を紹介します。清潔感のあるメイクは、仕事をするときだけでなく、リラックスして過ごす休日、のんびり旅行へ… というシーンでも使えるので、覚えておくと便利ですよ。
\目指すのはこの仕上がり/
【1】目元はブラウン系でナチュラルな陰影感を演出
▲カネボウ化粧品 ルナソル|アイ カラーレーション 07
温かみのあるベージュブラウン系パレットを使用し、陰影感を仕込みます。上品な立体感をつくるのが狙いなので、淡い発色でまとめて、ほぼすっぴん風に!
《Step1》ピンクベージュをアイホールになじませる
パレット右上のピンクベージュを太チップでアイホールにオン。ほぼすっぴん風の上品な立体感をつくりたいので、淡い発色で十分。
《Step2》まぶたはソフトオレンジで囲み目メイクに
アイホールの下半分にソフトオレンジ(パレット左下)を太チップで重ね、下まぶたは細チップで全体にオン。ほんのりパール感のあるカラーで囲み目メイクで、陰影感とハイライト効果を狙って。
《Step3》ダークブラウンをまぶたのキワに細いラインで入れる
細チップでダークブラウン(パレット右下)を取り、目のキワをなぞるようにラインをを引いて。シャドウを仕込むようにラインを入れておくと、リキッドでアイラインを入れるときに浮いて見えない◎。
これで、ブラウンの陰影EYEの完成!
【2】アイライン&マスカラはさらりと最低限のメイクを
アイラインを引く前に、ビューラーで毛先をキュッと上げておこう!
《Step1》まつげの隙間にラインを入れる
アイシャドウとの相性を考えて、使うのはブラウンのリキッド。指で軽くまぶたを持ち上げ、まつげの隙間を埋めるように描いて目元のフレームをくっきりと◎。
《Step2》黒マスカラを上下まつげにオン
さらりとつけて、これ見よがしにボリューム感を出さないのがポイント。
さりげなく引き締めるアイメイクの完成!
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▲ADDICTION|ザ カラー リキッド アイライナー 002
マットな発色でブレずに描けるアイライナー。フェルトペンタイプだから、まつげが密集しているかのように描くのもらくちん。もちのよさも◎。
▲シャネル|ル ヴォリュー ム ストレッチ 10
ユニークな3Dプリントブラシが短いまつげもキャッチして、長さと適度なボリュームをオン。ぬるま湯でするりとオフできるのもうれしいポイント。
【3】ほぼすっぴんのチークは顔色よさげに見えるくすみピンクを
理想は血色感がほんのりあるくらいの自然なピンク。
《Step1》チークをやや低め位置に入れる
肌なじみのいいスモーキーなピンクのチークをオン。顔色はよく見えるけれど主張しないさじ加減がちょうどいい。やや低め位置に広く入れることで骨格が引き締まって、大人っぽい雰囲気に。
ヘルシーな血色感チークの完成!
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▲MiMC|ミネラルスティックチーク 01
肌にじんわり溶け込む練りチークは、乾燥しやすい時季にうれしい植物オイルブレンド。微細ゴールドパール入りで上品なツヤを演出してくれる。
【4】リップは落ちにくいティント系でメイク直しを減らそう
素の唇に血色感が宿るぐらいのニュアンスがちょうどいい。
《Step1》ティントリップをつける
染まったように色づくティントタイプは、メイク直しができないシーンに重宝。肌なじみのいいコーラルピンクでナチュラルな印象に。直塗りしたら〝ンパ〟となじませ、密着感を高めれば完成。
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▲リンメル|ラスティングフィニッシュ オイル ティントリップ 008
リップクリーム並みのケア成分も配合し、とろけるようにのびて高発色なティントリップ。コーラルピンクはシーンを問わず万能に使えるカラー。
【マスクメイク】アイメイクや眉メイクで旬のバランスを
白マスク×レンジシャドウでほんのり抜け感をプラス
ノーブランドの不織布マスクがやはり定番人気。ただし、ブラウンアイだと目元がきつく見えるため、アイシャドウはオレンジを主役に、ラインもブラウンにした人が多数。
HOW TO MAKE-UP
[3]の左下をアイホール、右下を目のキワに。下まぶたは目頭側1/3に左上、目尻側1/3に細く右下を。ラインは[2]を引き、まつげは[1]を塗る
【1】繊細ロングタイプ。
メイベリン ラッシュニスタ N 01
【2】目元を強くしたくないけれど、眠たい印象に見えるのもちょっと… というときに重宝するキャラメルブラウン。
井田ラボラトリーズ キャンメイク クリーミータッチライナー 05
【3】陰影感を出しつつも、肌から浮かない左下のオレンジが秀逸。オフィス仕様のきちんと顔にも対応。
SUQQU デザイニングカラーアイズ 02
ピンクマスク×下まぶたピンクシャドウでやわらかい表情に
ピンクを選ぶフェミニン派の人は、アイシャドウにピンクを取り入れ、ブラウンリキッドで引き締めるパターンが鉄板。
HOW TO MAKE-UP
[3]の左下をアイホール、右下を目のキワに入れ、[2]で細くラインを。下まぶたは全体に[3]の右上のピンクをオン。まつげはブラウンの[1]を。
【1】ソフトな茶。
イミュ デジャヴュ ファイバーウイッグ ウルトラロングE ナチュラルブラウン
【2】極細ラインが自在。
msh ラブ・ライナー リキッドアイライナーR3 ブラウン
【3】甘さ控えめのスモーキーピンク系。
常盤薬品工業 サナ エクセル スキニーリッチシャドウ SR06
ライトグレーマスク×黒リキッドラインでキリッと
ライトグレーのクールな雰囲気に合わせて、黒のリキッドラインをしっかり入れるアイメイクがベストバランス。
HOW TO MAKE-UP
アイホールに[3]をなじませ、キワ全体に[2]の黒ラインを引き、目尻は水平に5mm延長。[1]のマスカラは上下まつげにさらっと塗布。
【1】下まつげに使ってもダマ知らず。
メイベリン ラッシュニスタ N 01
【2】意志の強さを感じさせる黒。
UZU BY FLOWFUSHI UZU アイオープニングライナー ブラック
【3】アイラインを主張させるときは、アイシャドウを単色にすると知的なムードに。
コスメデコルテ アイグロウ ジェム BE387
Oggi読者に人気! マスク色×アイメイクバランスの3スタイル
ベージュマスク×やわらかい印象のアイメイク
《POINT》
・アイシャドウはオレンジ系で血色感アップ
・アイラインとマスカラは肌なじみがよいブラウン系
・ソフトな陰影感とで繊細なアイラインに
[1]まぶた全体にベースカラーをなじませて、くすみを払拭
[2]細ブラシでアイホールにオレンジを重ねる
[3]ブラシに残ったわずかなオレンジを下まぶた全体になじませる
[4]太チップでブラウンを取り、目のキワを引き締める
[5]ブラウンリキッドで目のキワに細くラインを引く
[6]アイラインをブラウンシャドウでぼかしてナチュラルに
[7]ブラウンマスカラをティッシュオフしてから上下まつげにオン
《使ったのはこのアイテム!》
目元があか抜けるオレンジブラウン系アイシャドウ
▲SUQQU|シグニチャー カラー アイズ02
オレンジや濃すぎないブラウンのグラデアイが叶う、落ち着いたトーンのアイシャドウパレット。
ブラウンの極細リキッドライナー
▲msh|ラブ・ライナー リキッドアイライナーR3 ブラウン
独自の繊密筆と密着液でブレずに描くことができるアイライナー。皮脂や涙、こすれに強いのも魅力。
ナチュラル感のあるブラウンのマスカラ
▲イミュ|デジャヴュ ラッシュノックアウト エクストラボリュームE モカブラウン
しっかりボリューム感があるのに、やさしい印象のモカブラウン。にじみにくく、お湯で落とせるタイプ。
【働く日の上半分だけメイク】マスク顔がより好印象になるアイメイクのコツ!
好印象な眉メイク
《POINT》
・形はストレート気味
・色はやや明るめのブラウン
・ふんわりとやわらかく描く
[1]スクリューブラシで毛流れを整え、描き足すべき部分が明確に
[2]3色入り眉パウダーの明るめ2色を混ぜ、太ブラシで全体にのせる
眉頭は最後に軽くぼかすので、ここではそのままに。
[3]真ん中の色を細ブラシで眉の下側をストレート気味に描く
[4]下側2色を細ブラシで混ぜて取り、毛の足りない部分を足す
[5|眉頭を太ブラシで軽くぼかして、チュラルに仕上げる
[6]眉マスカラで眉頭をスッと立ち上げる
《使ったのはこのアイテム!》
使いやすい3色入りの大人気眉パウダー
▲カネボウ化粧品|ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5
濃いめのブラウン~ベージュ。ブレンド具合で眉色を調整できるのが使いやすい。色もちも◎。
小回りのきくミニブラシの眉マスカラ
▲コスメデコルテ|ブロウ スタイリングクリーム 302
立体感を演出する眉マスカラ。眉頭や眉山などの細かい部分も、やわらかなワックスで固まりすぎず、端正に仕上げてくれる。
【働く日の上半分だけメイク】ニューノーマル時代の柔らか「眉メイク」は7stepで!
最後に
ナチュラルメイクって簡単に見えるけれど、薄づきにすれば完了というほど単純ではないので奥が深いですよね。今回紹介したメイクの仕方は、自分らしいパーツを生かしつつ、立体感をつくるために「陰影」を効果的に使っています。くすみや毛穴が目立つ顔の内側をしっかりカバーすることを意識することで、頑張りすぎないさじ加減を目指してみてくださいね。