話題のNeo書店5選をご紹介。本との新たな出会いを提供する書店が、増えてるんです!
Neo書店5選! 本との新たな出会い
[1]いわた書店
運命の1冊を選び抜く「一万円選書」に全国から予約殺到!
店主の岩田さんが1万円の予算でひとりひとりに合った本を厳選。その選書に「人生を救われた」「運命を変えてくれた」といった感激の声が寄せられる。現在3000人待ちで、年に数回の抽選に応募が必要。詳細はHPで確認を。
住所:北海道砂川市西1条北2-1-23
いわた書店・店主 岩田さんが指南
教養本と出会う4つのコツ
Q1:「一万円選書」で大事にされていることは?
「一万円選書では「カルテ」に記入いただきます。じっくり書く過程で、お客様自身がご自分のこれまでを振り返ることで、人生を立ち止まって考える機会にされているようです。今のうちに会っておくべき人がいるのでは、大切な人に大事な話をしておこうか…というように。私はそれを基に参考になりそうな本を提示するだけ。答えはお客様の内側にあるのだと思います。」(岩田徹さん)
Q2:アラサー世代が自分に本を選ぶときの秘訣は?
「最近は海外に出て活躍される方が増えているので、自分の人生を振り返るのとあわせて、ぜひ今の日本と日本人の立ち位置などについても考えていただきたい。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』や『逝きし世の面影』のような本で、学校では教えられてこなかった私たちの歴史も学んでみてはいかがでしょう。」
Q3:「教養」とは?
「私は先日66歳になりました。この年になって、やりたかった「本屋」に少しずつやっと近づけた気がしています。年をとると何か成果が見えてくると同時に、できない、諦めなくてはいけないことが見えてくるもの。一日は24時間しかないですし、今後あと何人の方と「選書」という形で一期一会のご縁を結べるかといつも考えています。今日が最終回であるという覚悟で今を愛おしむことが、「教養」なのかもしれません。」
Q4:おすすめの本屋さんの楽しみ方は?
「ネットのポータルサイトなどとは違い、本は読めば読むほど「自分は何も知らなかった」ことに気づかされます。どんどん知ったかぶりができなくなっていきます。その意味でも、書店を訪れた際には、自分が興味を持ってこなかった分野、知らなかった作家、違った意見を、棚をのぞいて探してみるのがおすすめです。」
[2]神保町ブックセンター with Iwanami Books
本の街で考える力を養う!
「未来の自分の種をまく。」をコンセプトにした、書店・喫茶店・コワーキングスペースの複合施設。ワークラウンジでは、岩波書店の書籍に関するイベントのほか、著者を招いたトークイベントや読書会などを定期開催。
住所:東京都千代田区神田神保町2-3-1
[3]本と珈琲 梟書茶房
中身は秘密のシークレットブック
新たな本との出合いをテーマに、ドトールコーヒーと神楽坂「かもめブックス」代表の柳下恭平さんが手がけたカフェの中にある書店。注目は装丁も題名も隠された「ふくろう文庫」。紹介文を手がかりに直感に響く1冊を探し出そう。
住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola 池袋4F
[4]歌舞伎町ブックセンター
愛に迷子になったらココへ
オーナーは元・カリスマホストで読書家の手塚マキさん。歌舞伎町らではの教養が高まる、「LOVE」をテーマに選ばれた小説や新書、マンガ、アートブックなどが並ぶ。カフェスタイルの入りやすい雰囲気で気負わずに楽しめる。
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-28-14
[5]日比谷コテージ
女性のためにキュレーション
働く女性を応援する書店として、「女たちよ、自由に生きよ」「いろいろな夫婦のかたち」など、女性の関心が高いテーマを掲げ、生き方のヒントになる本をセレクト。忙しい日々の中でふと立ち止まれる場所です。
住所:東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3F
Oggi10月号「人間力が上がる! 教養本」より
デザイン/261 mambo西岡・須賀祐二郎(ma-hgra) 構成/佐藤久美子
再構成/Oggi.jp編集部