煮干し大好き! ニボラー続出中! 仕事で疲れた体に、煮干し出汁のうまみがじんわり染みる…。心と体がほっとできる、極上のレシピをご紹介。
かぼちゃの直煮
砂糖を使わず、煮干し出汁で素材そのものの甘みを引き出します。「ソロ女にもぜひマスターしていただきたい煮物です。多めに煮ておき、お弁当にも。選び方は、ヘタの部分がコルクのように乾き、果肉のオレンジ色が濃くて、ワタ部分に隙間のあるものが完熟の印です」(引頭さん)
材料(2人分)|
かぼちゃ…200g
煮汁[煮干し出汁…200ml、みりん…大さじ1、しょうゆ…大さじ1]
つくり方|
1 かぼちゃは種とわたを取り、横半分に切って約4cm幅の大きさに切る。皮はデコボコしているところをむく(火の通りがよくなる)。
2 鍋に煮汁を入れ、かぼちゃは皮を下にして加えたら、落としぶたをして強火にかける。沸騰したら弱火にして煮る。
3 煮汁が鍋底から2cmくらいになってきたら、落としぶたを外して、仕上げのみりんとしょうゆ(分量外/各小さじ1)を振りかけ、煮汁が1cmくらいになるまで煮詰める。
4 器に盛りつけ、煮汁があればまわしかける。
出汁、調味料、材料を同時に入れて直煮で時短を。
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出汁をとったあとの煮干し活用法! 出汁がら応用レシピ
<ピーマンと出汁がらのきんぴら>
「フライパンにごま油を熱し、半分に縦割りし1cm幅にせん切りしたピーマンと出汁がらを炒め、みりんとしょうゆを入れひと混ぜする」
<オリーブ油と塩和え>
「煮干しにEVオリーブ油をまわしかけ、塩を少々振りかけるだけ。ワインのおつまみにもなる、即席のひと品としておすすめです」
<しょうゆとレモン汁和え>
「ポン酢と相性のいい煮干しですが、即席でつくるならしょうゆとレモン汁を大さじ1ずつ合わせても美味しい。さっぱりいただけます」
Oggi9月号「素敵なソロ自炊は煮干しのお出汁から!」より
撮影/よねくらりょう(今すぐ出汁をとりたくなる7つのこと)、柏原真己(煮干しリセットご飯レシピ) 取材・文/三村路子 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部

引頭佐知さん
いんどう・さち/広告制作の仕事を経て、日本料理や中華料理を学ぶ。現在は自宅で日本料理教室、だしとり教室を主宰。各地で出張だしとり教室も行う。著書に『引頭佐知さんのだしとり教室-だしのとり方と定番の和食-』(アノニマ・スタジオ)ほか。