働くアラサー世代に急増している「いい汗をかけない」人。「急にどっと」、「滝のようにダラダラと」、「ベタベタしててニオう」… これすべてNGな汗なんです!どうせかくなら美に効く「いい汗」がいい。いい汗はサラサラでにおわないし、美容にもいいんです。爽やかにかく&においに変えない汗かきテクを身につけて!
専門家に聞きました!
五味常明先生(五味クリニック院長)/汗やにおいのエキスパートとして著名。形成外科学と精神医学を専攻し、心のケアと外科的手法を組み合わせる独自の「心療外科」を、ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践する。
「いい汗」トレーニング4
[1] 冷えた室内と屋外を急に出入りしない
エアコンで冷えた室内から、猛暑の外へ出たり入ったり…を繰り返していると、自律神経が乱れて汗をかきにくくなってしまいます。オフィスから出入りするときは涼しすぎないエレベーター前で2~3分過ごす、帰宅して5分経ってからエアコンをつけるなどの工夫を。
[2] 汗を無理に止めようとしない
入浴後や、外から帰って汗をかいているとき、室温を急激に下げると汗腺が閉じて汗が引き、体温調節ができません。エアコンは27℃以上にして、自然に汗が引くのを待ちましょう。うちわで顔をあおぐ程度ならOK。
[3] 「手足高温浴」をする
手のひらと足の裏に集中している汗腺に刺激を与えると、眠っていた汗腺が起きて能動汗腺が増え、機能も回復。43~44℃の熱めのお湯に手足だけを10~15分程度つけます。その後はお湯を足して36℃程度のぬるめのお湯で半身浴をし、自律神経を調整。お風呂上がりはエアコンを使わず、自然な発汗を促して汗腺機能を高めます。週末にぜひトライして。
[4] 岩盤浴やホットヨガで体を芯から温める
岩盤浴やホットヨガは体を芯からじわじわと温めることができるので、脳からの指令で全身の汗腺が機能して、サラサラのいい汗をかくことができます。エアコン完備のオフィスで汗をかかない人は、意識して取り入れて。
Oggi8月号「どうせかくなら、美に効くいい汗!」より
撮影/天日恵美子(人物)、西原秀岳(TENT・静物) ヘア&メイク/得字マキ(Nude.) スタイリスト/柿原陽子 モデル/安座間美優 イラスト/ナカオテッペイ デザイン/髙橋桂子 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp編集部