程よく自分に似ている人を好きになるという研究結果!
2013年、ノルウェー・オスロ大学のB・ランらは、実際の学生カップル10組の写真を撮り、CGで相手の顔に「自分の顔」の要素を「11%」「22%」「33%」と3段階入れた顔を作り、どれが一番魅力的に感じるかをアンケートしました。
その結果は、自分の顔の要素が「22%」入ったものが一番魅力的だという評価でした。
やはりほどほど自分に似ている顔をよいと思うのです。
10組のカップルは、そもそも相手の顔に自分に似ている部分があるからこそ、カップルになったのかもしれません。ただでさえ似ているところへ、22%という絶妙なさじ加減で自分の要素が入ると、たまらなく魅力的に感じるということでしょう。
私≓父親≓恋人という理想型
女性が父親に似た相手を好きになる…それはどういうことか。
そもそも女性は父親の顔の要素をいくつか受け継いでいます。ランらの研究によれば、その自分の中にある父親の要素を相手の中に見つけ、魅力的だと感ずる。
それは結果として、父親の面影のある相手を好きになるという現象として人々に捉えられるのではないでしょうか?
では次回も遺伝子にまつわるお話をお届けします!
出典:『ウソばっかり! ~人間と遺伝子の本当の話~』
著者:竹内久美子 ワニブックス刊
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