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LIFESTYLE

2026.10.30

ヒット曲が続々!若き新星、Tani Yuukiの挑戦【働く私にMusik】

インタビューの名手・サッシャさんのナビゲートで、音楽シーンの第一線で活躍するアーティストに迫る「働く私にMusik」。今回のゲストは、Tani Yuuki。作詞作曲、編曲、サウンドメイク、ギターとピアノ演奏もこなすマルチクリエイター。TikTokやYouTubeを起点とし、20~30代女性を中心にファンを増やし続けています。「Myra」「W/X/Y」など数々のヒット曲を生み出し続ける若き新星の素顔は…!? Z世代を牽引するアーティストの、等身大の姿に迫ります。

TEXT: Oggi編集部

Oggi編集部

Oggi編集部

「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。

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人気ラジオ DJ・サッシャがナビゲート! Tani Yuukiのこれまでとこれから

Tani Yuuki

◆Guest Artist:Tani Yuuki

1998年生まれ。神奈川県・茅ヶ崎出身。比類なき歌声で日常の思い悩みを独特の語感で紡ぎ出す。アニメ『ドラえもん』のエンディングテーマを手がけ、和田アキ子さんへの楽曲提供、MVではYouTuberのHIKAKINと共演するなど、カテゴリーを超えた活動にも注目。

◆Host:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。日本語・ドイツ語・英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター。『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にレギュラー出演するほか、スポーツ実況など多方面で活躍中。今年3月に気象予報士の資格も取得!

Tani Yuuki

Tani Yuukiの軌跡

2015年 TikTokやYouTubeを中心に音楽活動をスタート
2020年 SNSなどに投稿した「Myra」がバズり、配信音源のストリーミング再生累計が1億回を突破
2021年 5thシングル「W/X/Y」がメガヒット。総再生回数8億回を突破
2022年 第64回日本レコード大賞 新人賞を受賞
2025年 自身初の日本武道館ライブを開催
2026年 10月14日、コンセプトEP『SPACE RENDEZVOUS』が発売予定

Tani Yuuki

Tani Yuukiのこれまでとこれからをインタビュー

【音楽との出合い】音楽に救われた経験が「今度は自分が届ける側に」

サッシャ(以下、S):昨年デビュー5周年を迎えられて、怒涛の活躍ですが、振り返ってみてどうですか?

Tani Yuuki(以下、T):本当にあっという間でした! 気づいたら5年経っていたという感覚ですね。

S:今やヒット曲を次々と生み出しているTaniさんですが、そもそも、子供のころからミュージシャンを目指していたんですか?

T:いえ。ダンサーやテニス選手、サッカー選手に憧れた時期もありました。

S:意外とスポーツ少年だったんですね。そこから、どうして音楽の道に?

T:実は中学生のころ、体調をくずして学校に行けず、ほとんど家から出られない時期があったんです。少しずつ体調が戻ってきたころ、祖父が「気分転換にやってみない?」と、アコギとドラムを選択肢として与えてくれて。ゆずに憧れていたのでアコギを選んだのが、音楽を始めたきっかけでした。

S:その一本が人生を変えた、と。

T:そうですね。学校に行けず友達もあまりいなかったので、好きな曲をカバーすることが気持ちを吐き出す手段でした。歌詞に自分の思いを重ねて救われていたから、しだいに「自分もだれかにとってそんな音楽をつくる側になりたい」と思い始めたんです。

S:オリジナル曲はいつからつくり始めたんですか?

T:高校3年生のころです。当時の彼女のお父さんがミュージシャンで、初めてご挨拶したとき「音楽やってるんだよね? 歌ってよ」と。自信満々に中島みゆきさんの「糸」を歌ったら、声は褒めてもらえたものの、後日彼女から「『声は素敵だけど、プロになりたいなら、オリジナル曲がないとね』と言ってたよ」と聞いて。

S:それはぐうの音も出ない(笑)。

T:はい(笑)。それで彼女から「この言葉たちで曲をつくって」と渡されたテーマでつくったのが、失恋ソングの「Dear drops」。完成後すぐ別れてしまったので、今思えば、あれは別れを示唆した、〝予言の書〟だったのかもしれません(笑)。

S:予言の書(笑)。でも、その一曲がシンガーソングライターとしての始まりになったわけですね。

T:そうなんです。去年の武道館公演には、その彼女とご家族も観に来てくださって。お父さんにも「おかげさまで、この道を歩めています」と直接お礼を伝えられて、すごく感慨深かったです。

S:高校卒業後は、音楽の専門学校に進学されたとか。プロ志向の人も多いだろうし、環境もガラッと変わったでしょう?

T:全然違いました! 最初にユニットを組んだ子なんて、すでにオリジナル曲が300曲以上あって、毎週のようにライブもしていて。「僕は例の〝予言の書〟を書き下ろしたばかりなのに…」と(笑)。でもそのおかげで、危機感を覚えて必死で制作やライブに臨むようになりましたし、何よりDTMを学べたことで、アコギ一本だった僕の曲づくりが大きく広がったと思います。

Tani Yuuki

【〝SNS出身〟の葛藤】SNSは音楽の「入り口」! 目指すはライブアーティスト

S:そうして専門学校を卒業し、いよいよ本格的に音楽活動を、と。そこで生まれたのが「Myra」ですよね。

T:そうです。「これから頑張るぞ」というタイミングでしたが、コロナ禍に突入し、ライブもできない世の中になってしまって。そんな中SNSで発信を始めたところ、「Myra」が広がり、多くの人に知ってもらうきっかけになりました。

S:でも、当時はみんなSNSで発信していたから、埋もれちゃいそうじゃないですか?

T:なので、どうしたら目に留まるかをすごく考えました。毎回同じ場所と画角で撮ったり、電飾で〝Yuuki〟と名前を掲げて存在を刷り込んだり。自分で「1コメゲット」と書き込んで、コメントを促したことも。

S:本人が「1コメ」(笑)。たしかに突っ込みたくなる…!

T:投稿文も、思わず先が気になる一文を添えたりしていましたね。

S:でも、そういうSNS戦略も今の時代には欠かせないですよね。いい曲もまず知ってもらうきっかけがないと、届かないですから。

T:そう思います。その一方、それだけではダメだとも思っていて。今も昔も〝ライブアーティスト〟を目指していますが、実際のところ、SNSで曲を知ってもらっても、ライブに来てもらうのが難しくて…。「W/X/Y」が「Myra」以上にバズったときも、曲と僕が結びついて認識されていないと感じることが多かったんです。だからライブやイベントを増やしたり、他の方とコラボしてみたり、いろいろ試行錯誤しましたね。

S:「SNSでブレイクする」からこその難しさもあるんですね。

T:それに、SNSから入ってくれたお客さんには、そもそも「ライブに行ったことがなくて、楽しみ方がわからない」という方も多かったんです。だけど、僕自身がライブを重ねる中で、お客さんも一緒に楽しみ方を見つけてくれた感覚があって。今では自由に声を出したり踊ったり、楽しんでくれているのがステージから見えて、お客さんと一緒に成長できているような気がして、うれしい気持ちになります。

Tani Yuuki

【〝未知〟への挑戦】5周年のその先へ! 未知を巡る宇宙旅行

S:10月発売の新EP『SPACE RENDEZVOUS』は宇宙がテーマ。11月からはツアーも始まりますね。

T:宇宙と聞くと、旅のテーマとしては〝究極の目的地〟という感じがするかもしれませんが、これまでのツアーテーマが「汽車」「船」で、陸、海を旅してきたので、じゃあ次は「空」かな、と。さらに昨年迎えたデビュー5周年をひと区切りとすると、この先は僕自身にとっても〝未知〟。今の自分とも重なったんです。

S:その〝未知の宇宙〟を、楽曲ではどう表現したんですか?

T:全曲、宇宙をテーマに書き下ろしたのですが、1曲目の地球の曲から、月、火星… と、だんだん遠ざかる構成。太陽から遠いほど公転周期が長くなるように、BPMも徐々に遅くしたり。ほかにも、だれかの曲のエッセンスを取り入れたり、ラップに挑戦したり。新しい音楽や人との出会いも作品のテーマになっています。

S:自身も〝未知〟のつくり方に挑戦したんですね。僕も音源を聴きましたが、5曲すべて毛色が異なり、音楽性の幅の広さを感じました。

T:ありがたいことに、昔からそう言っていただけることが多くて。最近、その理由を解明しようと自分の音楽のルーツを遡ってみたら、父の影響が大きいことに気づきました。

S:お父様の影響ですか…!

T:僕自身、まったくそんなつもりはなかったのですが…! というのも、母はJ-POP派で、父はハードロックなどの洋楽派。昔はギターを弾いている最中に父が口出ししてくるのがイヤで、父の聴く音楽を避けてJ-POPばかり聴いていて(笑)。でも、よくよく自分の曲を分析したら、コーラスの重ね方やアコギのカッティングなど、父の大好きだった音楽と重なる部分も多かったんです。

S:無意識に浴びていた音楽が、今の表現力や引き出しの多さにつながっているんですね。

Tani Yuuki

【Tani通り】30代で欲しいのは〝色気〟。弱さを見せられる大人へ

S:現在27歳のTaniさん。30代の目標はありますか?

T:色気を出したいです(笑)。とりあえず髪を伸ばしているんですが、最近はデニムやブーツも育てていて、30歳になったころにちょうどいい味が出ていたらいいなと。見た目はそんなラフな感じなのに、知識があって、自分がやっていることや、やりたいことを言語化できる人には色気が宿るのかなと思っています。

S:中身が伴っているからこそ、飾らない佇まいに深みが出て、それが色気になる、と。自分をきちんともっている人の余裕みたいなものでしょうか。

T:そうですね。それでいうと最近は、弱さを見せられることも強さなのかなと思うようになりました。弱みを出せるのは、弱みを出しても自分という存在を保てる、揺るぎない芯があるからこそなのかなって。それに、弱さを認めて素直に人の力を借りることが、仕事上で信頼関係を築くのにも大切なんじゃないかなと。

S:完璧なスターではなく、素直さや余裕が色気につながるのかもしれませんね。そんな色気を身につけて、今後挑戦したいことは?

T:最近、プライベートで地元の魅力を再発見する機会が増え、育った地域や、お世話になった方々に還元したい気持ちが湧いてきて。いつか茅ヶ崎でフェスを開催したいです。

S:茅ヶ崎といえば、サザンオールスターズの桑田佳祐さんも、地元でイベントをされていましたが…!

T:まさに! 「サザン通り」という道があるのですが、「Tani通り」をつくりたいです。かなりのビッグマウスですけど(笑)。

S:旅の最終〝着陸〟地点は茅ヶ崎! 「サザン通り」ならぬ「Tani通り」、楽しみです。夢は大きく、いつかぜひ実現させてくださいね!

10月14日、コンセプトEP『SPACE RENDEZVOUS』をリリース!

『SPACE RENDEZVOUS』Tani Yuuki

〝ある少年が描く宇宙計画〟が軸のコンセプト作品で、全5曲すべて書き下ろし。「宇宙」と「冒険」という壮大なテーマを掲げながら、そこで描かれるのは、孤独、出会い、別れ、希望、時間の流れなどだれの日常にも通じる普遍的(ユニバーサル)な感情。このEPを引っ提げ、11月から全国7都市のホール&関西・関東のアリーナツアーがスタート!

[Tani Yuukiさん着用分]ジャケット¥215,600(デンハム・ジャパン〈デンハム〉) ニット¥75,900(Kota Gushiken) デニムパンツ¥29,700(ユナイテッド トウキョウ 神宮前店〈ユナイテッド トウキョウ〉) 靴¥102,300(バウ インク〈アデュー〉) ブレスレット/茶¥8,800・ブルー¥8,800・リング[左手]¥24,200〜¥37,400(サイズによって価格が異なります)・[右手・人差し指]¥14,300・[右手・薬指]¥44,000(amp japan) その他/スタイリスト私物

[サッシャさん着用分]ジャケット¥550,000(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン) Tシャツ¥20,900・デニムパンツ¥85,800(デンハム〈デンハム・ジャパン〉) 靴¥14,990(ザラ〈ザラ カスタマーサービス〉) その他/スタイリスト私物

デンハム・ジャパン 03-3496-1086
バウ インク 03-6427-1590
ユナイテッド トウキョウ 神宮前店 03-5962-6400

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2026年Oggi11月号「働く私にMusik」より
撮影/ヤスダ 彩 スタイリスト/清水拓郎 ヘア&メイク/新地琢磨(Sui) 構成/倉益璃子
再構成/Oggi.jp編集部

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「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。

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