サッシャさんのココがすごい!

《Profile》1976年、ドイツ生まれ。日本語・英語・ドイツ語のトライリンガル。1999年にニュースアンカーとしてキャリアをスタートし、現在はラジオDJ、スポーツ実況、イベントのMCなど幅広く活躍。「サッシャさんとなら自然に話せる!」と共演者側からの指名も絶えない。
インタビュー前から場が温まっている!
「気づけば撮影の合間にゲストと談笑をしていて、インタビューを始める前から会話が盛り上がっている… なんてことはザラ。ちょっとしたことから会話の糸口を見つけて、トークをどんどんふくらませていくのがすごい!」(音楽連載のインタビューをいつも隣で聞いている本テーマ担当エディター・旧井)
ときにはレッドカーペットのMCも担当!


みんなの言葉をキャッチ! まるで現代版聖徳太子
「取材対象以外のふとした会話も拾って会話につなげていく… その姿はさながら現代版聖徳太子! また、会話の受け皿の広さは事前の勉強があってこそ。センスだけじゃない、努力の人だなと思います」(スタイリスト久保コウヘイさん)
サマーソニックのMCの仕事は毎年の楽しみ!


1行の質問から本音を引き出す!
「たった1行の質問から、いろいろな角度にトークを広げる技がすごい! 事前のリサーチ、相手が今何を伝えたいかを考え抜いた気配り… それがゲストの安心感を生み、本音を引き出すトークにつながっているのだと思います」(J-WAVE『STEP ONE』プロデューサー・廣木卓也さん)
スポーツの実況はわかりやすく楽しく!

サッシャさんが考える〝コミュニケーションの極意〟とは?
「話す仕事をしているけれど、自分の声に自信がもてなかった――」そんな自分に武器をつくるべく、昔から会話術を磨いてきたというサッシャさん。日々、どのような考え方で〝人との会話〟に向き合っているのでしょうか。

ジャケット¥220,000(リングヂャケット マイスター 206 青山〈リングヂャケット〉) その他/スタイリスト私物
会話は〝聞く〟が7割、〝話す〟が3割
「おしゃべり上手ですね」とよく言われます。たくさんしゃべって場を盛り上げるのも、もちろん大事。だけど、だれかと対話をするときに意識しているのは相手の話を〝聞いている〟環境をつくりだすこと。「サッシャさんと話していると、なんだか楽しい!」そう感じてもらえる状況になるように、まずは相手にいろいろな問いかけをしていきます。興味があること、好きなこと― 相手が前のめりで話してくれるポイントに辿り着いたら、聞き役に徹する。話し上手って、聞き上手だと思うんです。
理想のインタビュアーは黒柳徹子さん
『徹子の部屋』、一度は観たことがありますよね? 小気味よくテンポよく、相手の素顔を引き出していく― そんな黒柳さんは、よくゲストにこう話しかけます。「あなた、〜〜〜〜なんですって?」ゲストについて丁寧に下調べをして、存分に知識を蓄えて万全の状態でインタビューにのぞんでいる。だけど、詳しくは知らないフリをする。知っている話題も、初めて聞いたような反応をする。そうすることで、相手の言葉を自然に引き出して、話しやすい雰囲気をつくっているんです。知っているからこそ、知らないフリができる。いちインタビュアーとして、黒柳さんは永遠の理想です。
会話上手は、発見の達人。大切なのは観察力
ただ出まかせに言葉を発したところで、会話はなかなか盛り上がらないもの。特に初対面の人との会話はそうですよね。だけど、持ち物、身につけているもの、仕草、なにげなく目に入る情報の中にも盛り上がる会話のネタは潜んでいます。この人は、どんな人なんだろう? と観察して、その人のセンスや興味関心が感じられる何かを見つけて、それについて質問してみる。人間って「気づいてほしい」「知ってほしい」生物ですから。
リングヂャケット マイスター 206 青山 03-6418-7855
2026年Oggi5月号「会話の達人・サッシャさんと考える大人のスマート会話術」より
撮影/白木 努(PEACE MONKEY) スタイリスト/久保コウヘイ ヘア&メイク/新地琢磨(Sui) 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部



