【前髪なしポニーテール】をおしゃれにつくるコツ
アレンジ前にベースの髪はランダムに巻いておく
セルフアレンジというとひとつ結びやシニヨンをする人が多いと思うのですが、ニュアンスがなくてなんだか野暮ったくなったり、くずしてはみたものの、ただの「疲れている人」っぽくなってしまったり。そうならないためにも、アレンジ前には、「ヘアアイロンでランダムに巻くこと」「カールをほぐしてスタイリング剤もきちんとつけること」が鉄則です。
曲線が重なるので髪に空気感が生まれ、アレンジ後に毛束を引き出すときもいい感じになります。適当に巻くだけでもいいけれど、せっかくなら美容師さんも推奨する正解の巻き方をマスターしてみませんか? こなれた毛流れをつくるランダム巻きの方法を紹介します!
基本は〝外巻きとミックスの縦巻き〟
毛先を内巻きにするとちょっと古く見えてしまうため、毛先は必ず外巻きに。表面はうねりを出したいので、リバース巻き(後頭部の方に向けて巻く)とフォワード巻き(顔の方に向けて巻く)のミックスが基本です。長さが違ってもこのやり方がおすすめ。

1. 毛先を全部外巻きに
ロングの場合、32〜36mmのすこし太めのヘアアイロンを使うのがおすすめ。まずは毛先をワンカールの外巻きにする。毛束を巻いたら時間を置かず、ゆっくりと引き抜くとクルクルカールになりすぎない。ランダムでいいので、とにかく毛先を全部巻いておく。

2. 表面の髪はミックスの縦巻きに
毛束に対してアイロンを縦に挟んで巻く。まず顔周りはリバース巻き(後ろ方向への巻き方)に。毛先まで巻き込まないのがコツ。その後ろの毛束はフォワード巻き(顔方向への巻き方)にし、リバースとフォワードを交互に巻いていく。両サイドの顔周りには、再度リバースを巻き足す。

3. トップは後ろ向きに巻く
トップの毛束は、毛先を逃して毛束の中間〜根元付近を後ろ向きに巻く。少し時間をおいてクセづけてからほぐす。ここを巻いておくとトップや後頭部がふんわりする。
すべて巻き終わったら、ヘアバームをひとすくいして手のひらによーく広げ、巻いたカールをくずしながらなじませる。まずは毛先につけてから全体につけて。ヘアバームはつけすぎるとベタつくので、少しずつなじませ、足りないと思ったらまた少し足すように。最後にブラッシングをしてさらにカールを細かくほぐす。

完成!
撮影/田中麻以 ヘアメイク/本木亜美(GARDEN) モデル/浅野里絵(Domanist) 構成・動画作成/斉藤裕子
分け目をジグザグにしてトップをふんわりさせる
気をつけたいのは、トップのボリュームのなさ。あえてタイトなポニーテールにするアレンジもありますが、髪に元気がなくなってきた、薄毛が気になるという方は、トップにボリュームが出るよう分け目を工夫しましょう。

おすすめは前髪を分けたあと、分け目をジグザグにすること。

コームのような先端が尖っているアイテムを使い、まっすぐにならないよう横分けしていきましょう。それからポニーテールをするだけで、全体のシルエットやボリューム感は大きく変わります。
撮影/田中麻以 ヘアメイク/本木亜美(GARDEN) 構成・動画作成/斉藤裕子
大人のポニーテールがあか抜けるワザ
ただ結ぶだけでは物足りない、顔周りにニュアンスを出して

ただひとつに結んだだけだとなんだか地味に見えたり、顔が強調されて大きく見えたり…。そんなときこそ顔周りに少しニュアンスをプラス。前髪やサイドから細く毛束を出すことでやわらかな雰囲気や華やかさがプラスされます。
\不器用な方でも簡単にできる方法/

1. 前髪を斜めに流してコームで整える
スタイリング剤はバームを使用。毛流れをコームで整え襟足近くで全体を結んだら、前髪を斜めに流してコームで整えましょう。分け目は小鼻の延長線上でとるとGOOD。分量の多いほうに向かって流します。

2. コームの先端で毛束を3〜4つ出す
毛束は1cmを4束に分ける細さを目安にして。細かな作業なので、指よりもコームのテールを使うのがおすすめです。前髪をくずすことなく束感がつくれますよ。

3. 耳上から毛束を引き出す
指先にヘアバームをなじませ、耳上の髪を引き出して耳にかぶせます。毛束は細めに、数本出して抜け感をつくると、おしゃれなニュアンスになります。落ちてきたもみあげの後れ毛も、ヘアバームをつけた指先で束にすると◎。
前髪とサイドのニュアンスづくりをするかしないかで、シンプルなひとつ結びの仕上がりに大きな差が出ます。ひとつ結びは、細部にこだわって垢抜けを狙いましょう。
ワンピース¥19,800(ノンブルアンペール吉祥寺パークストア〈ノンブルアンペール〉) “ミミサンジュウサン”のイヤリング¥3,190、“アネモネ”のヘアカフ&ゴムセット¥1,320(ともにサンポークリエイト)
撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/KIKKU(Chrysanthemum) スタイリング/柿原陽子 モデル/吉田明世 構成/片山幸代
時間がないときも〝後れ毛〟にはこだわって
シンプルなひとつ結びはゴムと後れ毛にひと工夫を!今どきにこなれて見えて、疲れ感を倍増させる所帯じみたポニーテールになりません。
\How to/

片方の後れ毛を出したら、もう片方はすっきりと耳にかけます。フェイスラインをアシンメトリーにするだけで、シンプルなポニーテールも手をかけたような印象に。

ゴムはニュアンスグレーのような色をチョイスすると洒落感を簡単に出せるので、時間がないときにおすすめ!
お仕事・きちんとシーンに|前髪なしきっちりポニーテール
大人フェミニンなふっくらポニーテール

\How to/

あらかじめランダムに巻いてスタイリング剤をつけておく。コームの柄など、先が尖ったものを使って前髪の分け目をチェンジ。8:2の横分けにします。

後頭部の上の部分の髪をV字にとってひとねじりし、ピンで留めます。ピンは下から挿し込んでUターンさせながら押し込むと、しっかり留まってピンも見えないのでおすすめ。

横分けにした少ない方のサイドは耳にかけ、逆サイドは丸みをつけて、下位置でひとつ結びに。結び目を手で押さえながら、後頭部がふっくらするように毛束をところどころつまみ出します。仕上げに結び目にヘアアクセをあしらって。

完成!
Oggi2021年5月号 別冊付録 Domani春号『働く40代の「週5の顔、これでよし!」正解メイク最新版』より
撮影/宮下昌生(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/林由香里(ROI) スタイリスト/小川未久 モデル/牧野紗弥 構成/杉浦由佳子 再構成/WebDomani編集部
ツイスト編み飾りのポニーテール

\How to/

アレンジ前に全体を巻いておく。耳のラインより前の髪を残して、ほかは後ろでひとつ結びにします。結び目が高いとカジュアルな印象になり、結び目が低いと落ち着いたイメージに。

残しておいた耳前の髪は、2束に分けてねじるツイスト編みにします。ツイスト編みはゆるみがちなので、程よく強めに編んでください。

毛先近くまで編んだら、ひとつ結びの結び目に巻きつけてピンでしっかり固定します。毛束がほどけないよう、毛束と地の髪をきちんとピンで挟んで。逆サイドの毛束も同様に。


結び目を手で押さえながら、後頭部やツイスト編みした毛束の表面の髪を少しずつつまみ出します。後頭部にはふくらみが出るよう、編んだ毛束にはこなれ感が出るようにするのが目的。最初にたくさんつまみ出してしまうと戻せないので、少しずつ行いましょう。
撮影/田中麻以 ヘアメイク/本木亜美(GARDEN) モデル/浅野里絵(Domanist) 構成・動画作成/斉藤裕子
立体感が華やかなくるりんぱポニー

\How to/

あらかじめ髪を巻いておく。コームの柄など尖ったものを使い、分け目をジグザグにしていきます。

左右のこめかみあたりの毛束をとり、後ろで結んだらくるりんぱ。



ハーフアップではなく、サイドの一部の毛束を使用してくるりんぱするのがポイントです。ゴムは細めのシリコンゴムを使用。さらに、くるりんぱしたあとは、毛束を左右に分けて結び目をキュッと締めることでゴムが見えなくなります。


さらに下の毛束も同様に、耳後ろあたりから毛束をとりくるりんぱします。


ふたつのくるりんぱの下の毛束をとり、もう一度くるりんぱを繰り返します。


結び目を押さえながら、毛束をランダムにつまんでくずしていきます。まずはいちばん上の結び目を押さえその上部分の髪を、次は真ん中の結び目を押さえてくるりんぱ部分の毛束を、最後にいちばん下の結び目を押さえて結び目の左右の髪をたゆませるようにつまみ出します。フォルムが丸くなるよう足りない部分の毛束をつまみ出し、全体のバランスを整えましょう。
撮影/田中麻以 ヘアメイク/本木亜美(GARDEN) モデル/浅野里絵(Domanist) 構成・動画作成/斉藤裕子
休日のカジュアルシーンに|前髪なし大人ポニーテール
不器用さんでも簡単なポニーテール

ひとつに結んでヘアアクセをつけるだけの簡単アレンジ! ヘアアクセサリーは、髪が華やかになるパールのヘアワイヤーを使用。
\How to/
1. 前髪以外にワックスを揉み込んで、適当にひとつ結びする。
2. 前髪と後れ毛は軽くブローをしてヘアオイルを揉み込む。
3. 仕上げにヘアアクセサリーをつけて完成!

強めウェーブのポニーテールアレンジ
\How to/

19~21mmのロングロッド使用のエアウェーブパーマを施したスタイル。髪全体を軽く濡らした後、テニスボール2個分ほどの量のムースを、数回に分けて全体に揉み込みます。後頭部の少しくぼんだ位置の上に髪をまとめ、ポニーテールをつくります。仕上げに毛束を少量結び目に巻きつけ、ピンで固定して。
完成!
教えてくれたのは…
「MAGNOLiA Aoyama」スタイリスト CHINATSUさん
ミドル&シニア世代に向けて、白髪を隠すよりも生かしたヘアスタイルなど、年齢による髪質の変化をおしゃれに楽しむためのヘアデザインを多く手がける。サロンワークをはじめ、雑誌やヘアカタログのヘアメイクも担当。ヘアコラム「エイジングヘア&ケアガイド」も好評発信中。[Instagram:@chinatsu.magnolia]
●MAGNOLiA Aoyama:東京都港区南青山4-24-8 アットホームスクエアBF
取材・文/岸田雅子





