発売したばかりの新曲にまつわるエピソードを深掘り！
──デビューから1年が経ち、もっと走っていきたい気持ちが増したというWILD BLUEのみなさん（詳しくは前編で）。10月10日に配信がスタートした6th Digital Single「君の笑顔とあの空」を初めて聴いたときは、どんな印象を受けたのでしょうか
山下幸輝さん（以下、幸輝）：キャッチーだし、聴くとハッピーな気持ちになれる曲だなという印象を受けました。
池田優斗さん（以下、優斗）：疾走感があったり、歌詞は違えど同じ音程で似たような言葉が繰り返されるサビだったり、世代やジェンダーを問わずみんながノリやすい曲だなって思いました。僕たちの第二章を表しているような歌詞も好きです。本当にいい曲なので、パッと聴いて「WILD BLUEの曲だ！ 」ってすぐわかってもらえるようになったらうれしいです。
鈴川直弥さん（以下、直弥）：僕は最初聴いたとき、キャッチーでバズりそう！ って思いました。TikTokにアップしているコラボ動画など反響があるので、予想は当たっていた！と感じているところです。
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──1周年記念イベントで初披露した際、どんなことを感じましたか
幸輝：今回は曲の披露自体がサプライズだったんですよね。（両手を広げながら、サプライズ感を表現）
鈴 陽向さん（以下、陽向）：すごい手を広げるじゃん（笑）。
幸輝：だから、STARRY（WILD BLUEのファンネーム）は純粋に驚いたんじゃないかなって思いますし「新曲はこういう雰囲気なんだ」「こういう曲も待ってた！ 」って受け入れてくれているように感じました。
直弥：めっちゃいいね！
──レコーディングで意識したことや、自分なりの表現で大切にした部分はありますか
直弥：いっぱいあるなあ。
優斗：うーん。まっすぐに歌うと、この曲のよさがあまり出ないような気がしたんです。ベースはJ-POPなんですが、たとえば歌い出しの僕のパートとか、細かいニュアンスが必要な楽曲。シンプルに歌うと一辺倒に聞こえちゃうというか、あまり人の心に届かないように感じちゃう。言葉のつなぎ方や発音、リズム感といったちょっとしたニュアンスで聞こえ方が全然変わるんですよね。キーの高さなどより、歌い方でこの歌詞にどう深みを持たせるかというのは難しかったです。あとは完成してから初めて5人の声が入った曲を聴いたので、レコーディングのときはどういうトーン・テンションで歌うかをすごく考えました。
宮武 颯さん（以下、颯）：僕はレコーディングのとき「全員で歌うところはポップになりやすいから、颯にはかっこよさ、ワイルドさを強めに出してほしい」と言われて、それがすごく難しかったです。サビの部分など、曲の深みが出ていると感じていただけたらうれしいですね。
優斗：パフォーマンスでは表情をすごく意識しました。MVで僕たちの自然体な感情を表現しているので、実際のパフォーマンスとミスマッチにならないように、MVの世界観が崩れないようにって。颯くんが作ってくれた振り付けも、僕ららしさを感じる瞬間がたくさんあるので、そこをちゃんと生かしたいなって思っています。
颯：アップテンポで明るい曲に合わせて、踊っている僕らも見ている人も楽しく見えるように振り付けたので、ぜひ注目してみてほしいです。
──“君の笑顔とあの空”にちなみ、みなさんが“笑顔になれる瞬間”を教えてください
幸輝：ご飯を食べているときです。
直弥：いいですね〜。
優斗：僕は友人と会っているときですかね。帰省して地元の友人と会うときはより特別で、笑顔になれる、ハッピーになれる時間です。
直弥：家族とテレビ電話をしているときです。特に何もなくてもしょっちゅう電話していて、昨日もしました。
優斗：ドヤ顔（笑）。
直弥：ドヤ顔してた（笑）？ メンバーに対してもそうですけど、たぶん僕が家族に対しても構ってちゃんで、よく電話をかけていますね。
颯：僕はサッカーを見ているときです。現地よりテレビ観戦の方が多いですね。好プレーがあったり、応援しているチームが点を入れたりするとやっぱりテンションが上がります。
陽向：寝る前にベッドでスマホを見ているときです。そのまま寝落ちすることはほとんどなくて、満足したらスマホをパッと置いて寝ます！
──“笑顔”がテーマの楽曲ですが、ご自身にとって“笑顔”をもらえる存在・ことは？
優斗：家族や愛犬です。人生において一緒にいた時間が長いからこそ、久しぶりに会えるとうれしいし安心します。昔の自分もよく知っている人と交流すると元気になるし、必要不可欠な存在です。
幸輝：わかる！ 僕も家族ですね。
颯：僕も、週3ぐらいで電話で話している弟に元気をもらっています。一緒にゲームをして遊ぶことが多いです。
陽向：僕も頻繁に連絡を取っている弟です。面白い動画クリエイターのライブ配信をお知らせしてきたり、仮面ライダーの変身集動画と一緒に「このクリエイターさん、まじでおもろい！ 」と送ってきたり、些細なことでLINEしてきてかわいいんです。
幸輝：めっちゃかわいいな！
直弥：僕はわりとSNSでエゴサーチしちゃうタイプ。STARRYからのコメントや投稿もそうですし、切り抜いてくれた動画を見ていると「ここが好きなんや」「こう見てくれてんねや」って生の声を知ることができてうれしくなります。
──待望のホールツアーが決定しましたが、どんなツアーにしたいですか？
優斗：来年に発売する1stアルバム『CURVE』というタイトル通り、今までついてきてくださっているSTARRYたちにも新鮮さを感じてもらえるようなポイントがたくさん詰まったツアーにしたいです。決定したばかりでまだ準備を始めていないし、曲もできあがっていない状態なので僕ら自身も未知な部分が多いのですが、WILD BLUEらしさも残しつつ、これまでの僕らとまた違う、進化した姿をお見せできればと思います。
幸輝：デビューから2年目らしく、そして僕らの成長にもつながるツアーにしたいですね。優斗が言ったとおりアルバムを引っ提げてのツアーだから披露できる曲も増えるし、純粋にワクワクしています！
──各地を回る中で、個人的に楽しみにしていることはありますか？
幸輝：ご当地グルメです！（即答）
直弥：僕はちょっとニッチなんですが… 、カラオケの1時間の料金を調べたいです。各地の料金をチェックして比較するのが好きで。東京は高いんですよね… 。調べるだけじゃなく、ちゃんと歌いますよ（笑）！
優斗：移動手段にもよりますが、たとえば新幹線移動の場合、Googleマップを開いて新幹線がたどる道を追いかけるのに最近ハマっています。
幸輝：わかる！
優斗：ね！ この辺りにハンバーグ屋さんあるんだ、とか。
幸輝：（笑）
優斗：直弥と近しいのですが、地方のカラオケ店ってチェーン店でも個性的な外装が多いじゃないですか。マップを見ているとそういう面白い発見があるのがたまらないです。ここにローカル線の駅があるんだなって思ったら、ブラウザでその駅を調べて… というふうに、3つくらいのアプリを駆使して移動時間を楽しんでいます。
直弥：忙しいな〜（笑）。
颯：僕は遠征中というより、家に帰った瞬間が好き。やり切った達成感と帰ってきたぞという安心感で「よっしゃ！ 」という気持ちで満たされます。
陽向：僕は買い物です。以前名古屋へ行ったときに、幸輝と颯と古着屋巡りをしたのがすごく思い出に残っていて。ホールツアーで各地へ行ったときにも、たくさん古着屋巡りをしたいです。
颯：あれ楽しかったね！ 3人で行くときには「思い出の品1品」って悪魔のワードがあるんですよ。
一同：（笑）
颯：買おうか悩んだときに「まあでも思い出の品を1品は買わなあかんよな」って言うと、なんでも買っちゃえみたいな空気になる。自分たちを甘やかすための言葉ですね（笑）。
陽向：言ったら買わなあかんからな。
幸輝：そう！ 2人が買っているのを見ると買いたくなるんですよね。「うわあ、買っとるやん！ 」って。
一同：ああ〜！（大共感の様子）
颯：ここ（陽向さんとご自身を指して）が全力投資派なんです。
幸輝：（笑）
直弥：そう、すごいよな。見てると自分も買いたくなってくるもん。
幸輝：僕は購入するまで結構悩むし、一回ステイして考えるタイプ。最初に見た店舗でいいなと思うものがあっても一旦保留して何店舗か見て、帰り間際に戻って購入することもよくあります。
颯：僕は直感で即決派ですね。
直弥：うん、僕も即決するタイプ。
優斗：僕はそこまで高額なものを検討することがあまりないので、買い物で悩む瞬間が少ないかもしれません。でももしそのときが来たら、悩むタイプな気がします。
陽向：うーん、古着に関して言うとまだビギナーなので、購入するかわりと悩んじゃいます。今は古着マスターである幸輝と颯と一緒に行って、レクチャーを受けているところです。
颯：僕は古着も新品もなんでも気に入ったらすぐ買います！ 買ってから「ちょっと違ったな」ってこともバリバリある（笑）。
陽向：一回しか着てきたけどそれ以降見てないなって服いっぱいあるよね。
颯：手に入れることに意味があるんで！
──来年の自分たちに、今の自分たちからメッセージを！
陽向：頑張れよー！
直弥：風邪引くなよ！
優斗：初心を忘れず、楽しんでください！
颯：四捨五入したらアラサーだね。
一同：（笑）
直弥：渋ない？
陽向：颯、来年25歳になるんだね。
幸輝：気負わずやれよー。
直弥：小声でね。
幸輝：身長伸ばせよー。
優斗：「（耳打ち）」ってつけてもらおう（笑）。
デビューから走り抜けてきた1年を糧に、2年目も破竹の勢いで活動されているWILD BLUEのみなさん。今回たっぷり語っていただいた6th Digital Single「君の笑顔とあの空」は好評配信中です！
【取材MEMO】
・幸輝さんは新曲を披露したときのSTARRYの反応が鮮烈に頭に残っているようで、胸の前で拍手して再現してくださいました。
・気に入ったら即決で購入すると語った颯さん。「手に入れることに意味がある！ 」と語っているときが一番目力を発揮されていました。
・ソロカット撮影の待機中、美声が聞こえてきたと思ったら直弥さんの歌声が。スタッフ一同癒やされました。
・撮影後、優斗さんはモニターでご自身のソロカットを一枚一枚真剣な表情で確認されていました。
・末っ子である陽向さんが話し始めると、みなさんが優しく見守る雰囲気に。穏やかにツッコミが飛び交っていたのが印象的でした。
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撮影／黒石あみ 取材／岡野亜紀子、近藤亜衣子
