日々の仕事の疲れを癒す旅! 食を求めて旅をするなら香港がぴったり!香港の伝統と革新料理を味わう李錦記のプレスツアーで、お腹がはち切れそうになるまで食べに食べて、現地取材をしてきたおすすめの美食スポットをご紹介します。前編と合わせてお楽しみください♪
香港とフレンチの見事な融合「Maison ES」
まず初めにフレンチと香港の料理を掛け合わせた「Maison ES」をご紹介します。店内はシャビーでかわいらしい印象です。什器やお皿ひとつひとつをシェフ自らが選んでいるそうで、料理と合わせて楽しんでほしいお店です!

(右上)パン
(左下)アミューズブーシュ
(右下)北海道産ホタテ貝のスービッド
葱油を使ったパンは香ばしくバターとの相性も抜群! アミューズブーシュは当日の市場で素材を見て決めているそう。この日はカニを使っていて、ライムが効いててさっぱりとした仕上がりでした。
ホタテは生のように見えますが、低温調理がされています。見た目も華やか気分も上がる一品。【大辣干蝦辣椒油】が使われています。こんなに美味しいホタテを香港でもいただける幸せを噛み締めました。

(右上)甘鯛フィレの松笠焼き
(下)和牛リブアイステーキ〜焼きとラグーの食べ比べ
温かいカッペリーニはちょっと新鮮。【XO醬】とランゴスティン(えび)の旨みが口の中で爆発!
続いてお魚のメイン料理も登場。こちらは日本の調理方法の松笠焼きで皮がパリッとした仕上がりに。【甜麺醤】を使ったソースがキャラメルのような甘みを感じらます。この日のコースいちばんのお気に入りでした!
メインのラストを飾るのは和牛。香港でも和牛は大人気とのこと。【豆板醤】と【オイスターソース】を合わせたソースで、ステーキとラグーを食べ比べ。ソースがお肉の旨みをしっかりと引き出してくれています。

(右)プチフール
すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、ここまでの料理には全て李錦記の調味料が使われています。【 】で括っているものがそうです。
なんとデザートのチョコレートムース・ヘーゼルナッツパフェにも李錦記の【青花椒油】という調味料が使われているとのいうのが、このコース最大の驚き! 青花椒のフレッシュさと、舌に残る痺れが癖になるお味でした。最後にカフェとマカロンをいただいてコースは終了。中華の調味料がここまで合うとは驚きの食体験でした!

フレンチと香港料理を融合させた「Maison ES」のお料理は新感覚で、ここでしか食べられないもの。紹介したコースは李錦記コラボのスペシャルメニューでしたが、今後お店でも提供されるそうです。ぜひ現地で味わってみてください!
Maison ES
Address:Shop B, UG/F, Hang Tak Building, 1 Electric Street, Wan Chai,香港
Google Maps:https://maps.app.goo.gl/dNAPgnhVN77N9h5Z6
香港スタイル居酒屋「酒虎詩龍(Dionysus & Loong)」
続いてお伺いしたのは、香港の居酒屋「酒虎詩龍(Dionysus & Loong)」。ここでも新しい料理をいただけるとのことでワクワク!

お店の外観は香港らしさもあり、期待が高まります。中は若い人を中心に賑わっており、日本の居酒屋と似たイメージです。

上段はこちらのお店のスペシャリテ「麻辣西瓜」。スイカがおつまみになるなんて!と驚きましたが、青花椒油の痺れが意外にも合うんです! 左下は「広東叉焼・蠔油豆」でいわゆる叉焼。ハマっている映画『トワイライト・ウォリアーズ』の影響もあり、香港初日から「叉焼を食べたいです!」と言い続けてて念願が叶った瞬間。たまごも付けてくれました!
右下は「炭燒白鱔」でうなぎの炭火焼き。こちらのお店はキッチンに炭火焼きのスペースがあります。香港スタイルの居酒屋も楽しい夜にしてくれること、間違いありません。
酒虎詩龍(Dionysus & Loong)
Address:G/F, 3 Tsing Fung Street, Tin Hau,香港
Google Maps:https://maps.app.goo.gl/QStHA3Ssp2qMeYGCA
【番外編】李錦記の工場見学にも行ってきました!

香港北部の大埔工業村にあるオフィスにも伺い、工場見学もさせてもらいました。エントランスには大きなオイスターソースのモニュメントと、二代目の李兆南氏の白翡翠像などが迎えてくれます。ご存知だと思いますが、初めてオイスターソースを作ったのは李錦記さんです。そんな歴史を学んだりしながら社内を案内していただきました。

壁一面に調味料が! 日本でお馴染みのものもあり、ツアー参加者は食い入るように見ていました。すごい迫力。
ラボもお見せしたかったのですが、企業秘密も多くここでは叶わず。お昼時ということもあり、途中で社員食堂を通ったのですが、いい香りで満たされていました。ランチは無料とのことで羨ましい限り。

食品を扱う会社ということもあり、社内には本格的なキッチンも。この日のランチはオフィスで李錦記の調味料をふんだんに使用したコースをいただきました。

(右上)薬膳スープ:姫マツタケ・貝柱・魚の浮の袋の煮込み
(左下)牛肉とじゃがいもオイスターソース炒め
(右下)かにたま
前菜からスタートし、ここがオフィスということも忘れるようなひと時。左上の前菜のお気に入りは、「痺れきゅうり」。【青花椒油】が使われていて、食欲がどんどん湧いてきます。
スープは高級食材をふんだんに使いながらも優しい味わい。牛肉とじゃがいものオイスターソース炒めは、香港では家庭料理としてもよく出されるそうです。プレゼンテーションが素敵になるだけで、印象は一変。
かにたまは日本のかにたまからインスピレーションを得たそうです。オイスターソースをつけながらいただきます。

(右上)エリンギと海老XO醬炒め
(左下)黒(コク)チャーハン
(右下)オイスターソースのカラメルプリン・XO醬クッキー
コースはまだまだ続きます。待ってました!の麻婆豆腐。オイスターソースの効いた麻婆豆腐にはごはんではなくトーストと合わせていただきます。ちょんちょんと乗っているのは紅油豆板醤。コクのある辛味をプラスしてくれました。
エリンギと海老XO醬炒めにはオイスターソースも使われています。大皿でいただきたいくらいの美味しさ。デザートの前にチャーハンもいただきました。
デザートにも調味料が使われています。特に驚いたのはカラメルをオイスターソースを使って作られたプリン。ほろ苦さやコクの味わいが実にマッチしていて、オイスターソースの底力を見せつけられました。作り方が李錦記のインスタグラムにも出ているので参考にしてみてください!
美味しい香港は進化し続けています!
香港は伝統的なお料理ももちろん美味しいですが、進化し続けている新しい料理にも注目してほしいです。香港の方は外食をする機会が多いそう。食に求める熱意を、ぜひとも現地で感じてきてください! 前編では香港の伝統的なレストランも紹介しているので、合わせてお楽しみいただけたら嬉しいです。
取材協力/李錦記