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大人がビスチェを着こなすコツ
レイヤードするだけで、シンプルなスタイルに立体感と華やかさを生むビスチェですが、ともすれば子供っぽく見え、大人が着ると浮いてしまう可能性も。だからこそ、大人がビスチェをコーデに取り入れるときは、いくつか意識したいポイントがあります。
〈POINT〉
・まずはシンプルなTシャツやカットソーにレイヤード
・きれいめなアイテムを取り入れて大人っぽく
・シアー素材のような最旬アイテムもプラス
軽やかなシアー素材のカットソーにビスチェをレイヤード。センタープレス入りのきれいめカラーパンツを合わせ、春らしい華やかさをプラスして。足元はビスチェと揃えた黒の太めレザーストラップサンダルで、カラーパンツをスマートに引き締めたい。
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そもそもビスチェとは?
ビスチェについて、実はイマイチわかっていないという方のために、ここではビスチェがなんなのか、ファッションに取り入れることでどんなメリットがあるのかを解説します。
ビスチェの特徴
ビスチェとはもともと、フランスで生まれた言葉。「肩紐のない下着」という意味がありますが、ファッションで取り入れるビスチェは下着ではなく、単体でもレイヤードでも使えるファッションアイテムのことをさします。
本来はコルセットのようにギュッと紐を絞って体のラインを美しく見せるものでしたが、今ではストレッチ性のあるニットタイプや、ウエスト部分にゴムが入っているタイプなど、締めつけ感なく着られるタイプが増えています。
ビスチェを取り入れるメリット
ビスチェをファッションに取り入れることで、シンプルなワンツーコーデに奥行きやニュアンスが生まれて洒落感が高まります。シンプルスタイルが簡単に華やかになり、テクニック要らずでコーデの鮮度を上げてくれるのです。
ベーシックコーデにプラスするだけでいつもと違った雰囲気を楽しめるので、さまざまなコーデに活用できそうなシンプルなデザインから挑戦してみるとよさそう。
ビスチェとは|色別・季節別の着こなしを厳選【スタイリストが解説】
【パンツ合わせ】きれいめ要素でハンサムに仕上げる
ここではビスチェ×パンツ合わせのハンサムなスタイルを提案します。できるだけ大人っぽいアイテムと合わせ、きれいめに仕上がるよう意識することで、子供っぽさのない大人の魅力高まるスタイルが完成します。
デニムビスチェ×シアーカットソー×ジャケット×白パンツ
リネンビスチェ×ショートパンツ×ジャケット
黒ビスチェ×黒Tシャツ×リネン黒パンツ
ビスチェ×ブルーシャツ×チェック柄パンツ
ビスチェ×シアートップス×白パンツ
デニムビスチェ×シアーカットソー×ジャケット×白パンツ
不動の定番ゆえ、トレンドにもトライしやすい素材のデニム。デニムビスチェのインに、同系色のシアートップスを仕込み、いつもの一歩先をゆく着こなしにチャレンジ。首と手首にパールを配し、他を白と黒でまとめたら、クリーンでモードな春スタイルが完成する。
休日は「攻め」のビスチェで! クリーン&モードな春スタイル♪
リネンビスチェ×ショートパンツ×ジャケット
ビスチェもショートパンツもジャケットも、同じ素材のセットアップなら統一感が出て、ショートパンツでもきれいめな大人ムードに。
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黒ビスチェ×黒Tシャツ×リネン黒パンツ
攻めたアイテムはクセを主張せず、さりげなく投入することでうまくいく。ビスチェは黒のベーシックさとラフさで、都会になじむモードな着こなしを叶えて。コットンTシャツ、リネンパンツ、レザー小物と、異なる素材感のミックスが、オールブラックコーデに奥行きを生む。
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ビスチェ×ブルーシャツ×チェック柄パンツ
シャツにビスチェをレイヤード。程よく重めなブーツインのトラッドスタイルも、ジャケットではなくモヘアのビスチェを合わせるとレディな雰囲気に。
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ビスチェ×シアートップス×白パンツ
まだまだトレンドのシアートップスに、ミドル丈のビスチェをレイヤードしメリハリをオン。トップスは春らしい色味で、華やかかつ爽やかさもある柄。ビスチェ合わせでトレンドを押さえつつ、ワイドシルエットパンツとのつながりもスムーズに。全体が軽やかなトーンだから、小物は黒をセレクトして引き締めるのがポイント。
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【スカート合わせ】シンプルコーデを華やかに昇華
最後にビスチェ×スカート合わせのコーデを提案。スカートのシルエットによっては、ビスチェのかわいさも相まって甘いコーデに転びがちですが、パンツスタイル同様、きれいめを意識することで大人っぽさを保ったまま華やかに昇華できます。
黒ビスチェ×白シャツ×黒タイトスカート
ビスチェを使ったモノトーンコーデ。リネン調のサラッとしたタイトスカートと爽やかな白シャツに、ビスチェをプラスして定番のワントーンコーデに変化球を。シルエットがシャープだから、女っぽさをキープしたままトレンドアイテムに挑戦できる。
大枝千鶴の通勤コーデ。着痩せするROPÉのタイトスカート3枚が手放せない♡
最後に
気温が上がってくるとどうしてもコーディネートがさっぱりしがち。シンプルなコーデの地味見えを防ぐためにはさまざまなテクニックがありますが、ビスチェを取り入れるのもひとつの手。いつものTシャツにレイヤードするだけで、春の軽やかさをそのままに、コーデに奥行きや華やかさ、モード感をプラスしてくれます。この春はビスチェを1枚用意して、いつもと違った表情のスタイリングを楽しんでください。
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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